趣味だけは、何にも縛られずともいいじゃない、と考えている、もでぃふぁいど です。
邪道なのは分かっているのですが…….でも、このくらいならやりたいようにやったら良いと思うのです。ファッションは自由ですし。
1.キルトとは!
キルトとは、靴のディテールの一種で、もともと小石や泥がレースステイ(紐が通っているところの間)から入らないようにつけられるオプションパーツです。
翼のような意匠になっていますね。
脱着可能なものもあれば、靴に最初から縫い付けられているものもあります。
今回取り上げるのはJ.M.WESTONのゴルフ用のキルトです。脱着可能で、別売りになってます。
これ、実はなかなか手が混んでいまして、、、
切れ込みがきちんと入っている他、2つの革のパーツを厚みが変わらないよう革を漉いたのち、縫い合わせて作られています。また、ステッチも細かく丁寧に作られています。
パラブーツのキルトと比べると、、、ウエストンのが手が込んでいるのがわかります。パラブーツも悪くはないのですが…
ゴルフ用のキルトなので、普段はこのようにゴルフにつけてカジュアルダウンして楽しんでいました。
しかし、、、
これ、ゴルフ以外にもつけたらいいんじゃね??
と、ふと邪念が、、、
こうなったら止まりません。
トライオン!!
色味は考える必要があるが、、、いける気がする。。。
っというのがそもそもの始まりでした。
2.キルトの活用方法?
キルト、実は外羽根の靴なら大体使えます。アイレット(紐を通す穴)の間隔が極端に違うと難しいですが。。。ドレスシューズなら、そこまで差がない気がします。
ちょうどここに、スタイリッシュな外羽根の靴で休日使うのにもう少しカジュアルダウンできたらなぁ、という靴が、2足。
つけるなら、何色のキルトにするかな、というところです。
あくまでゴルフ用ですから当たり前ですが同じ素材のものはありません。
たとえ同素材のものでも意外と革の個体差があるので、微妙に色が違う、なんてことはよくあります。ゴルフなら、履いて行って合うやつを選ばせてもらう、なんてこともできるのですが、、、
他ファクトリーの靴を履いて行って、それをやるのはちょっとどうなの?という気がビンビンします。というかお客さんの立場とは言え、これはやらないのが大人のマナーでしょう。
ドーヴァー用にシボ革で考えていたのですが、これが実物を見ると結構色が濃い。
頭の中で声がします。
「コンビシューズ風に異素材でもいいじゃん?」
「なんならスエードの外羽根の靴あるし、それにも使えるじゃん」
追い討ちで、店員さんの一言。
「微妙に違って違和感を持つくらいなら、いっそ全然違うほうが良いかもしれませんね。」
(シボ革のゴルフに合うキルトをください、ということでお願いしたのです)
そのときインスピレーションが。
エドワードグリーンのgalwayです。スエードとカーフのコンビブーツなのです。
日本ではあまりコンビシューズってないのですが、、、本場イギリスではもう少し見かける気がします。(通販サイト上の話ですが笑)
このgalwayはスエードとスムースレザーですが、手持ちのシボ革ドーヴァーはカントリー色も強く、スエードもきっと好相性の素材のはず。
決定。
結果がコレです!!
箱を開けると保存袋。
その中に、、、スエードのキルト!!!
スエードはクタッとしていてかわいいっす。
3.つけてみた!
まずは前哨戦。同素材のハインリッヒディンケラッカー、ルツェルンから!!
うーんばっちり!(ちょっと色味が違うのはご愛嬌、、、)
履いていて、色味が違うのが気になるかどうか。。。でも、もでぃふぁいど はおおざっぱおおらかな人間なんで。
では問題の、、、ドーヴァーユタカーフへ、、、
お?
おお??
いいんでないの???
そのままでも、もちろんカッコ良い。しかしこのカスタムも、、、カスタムも、、、
正直、もうちょい見慣れないと斬新すぎるな、、、
ただ、さっきのgalwayを見た後だと、むしろ馴染みがいい気がします。
世界に(多分)ただ一足だけのドーヴァー、ここに在り。
邪道かもしれませんが、、、自由になんでもやってみりゃいいじゃない、の精神でこれからも行こうと思います!
キルトの注文は実はオンラインでもできます!!!シミュレーションもできるので、結構楽しいです。笑
(と思ったらスエードの茶色はない?廃番?スエードのゴルフもなくなっちゃったしなぁ。。。)
今日のモディファイ!!!
しがらみだらけの現代、ファッションくらい、時には自由に生きてみよう!!!
話ぜんぜん関係ないですけど、Galway、めちゃめちゃ、カッコいいですよね。。。またユタカーフなのも最高、、、