オールデンのアバディーンラストはキツイ?サイズ感は?実は名ラストなんです!!

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「オールデン ラスト」で来られる方も多いようなので、まとめを作りました。バリー・モデファイド・アバディーンの3大ラストについてです。

アバディーンラストって最高じゃね?って度々思うもでぃふぁいど です。

今日は欲しいオールデンがある……でもこのアバディーンラストってなんだ???サイズ感はどうなの???履き心地は???キツイという噂はどうなの??という人に送ります。

アバディーンラストとは!!

Aberdeen last(アバディーンラスト)はオールデンの持つ木型(ラスト)のひとつです。

靴は製造の際に、足の形をした木型に革を伸ばしながら固定することで馴染ませ、靴としての形に整えられます。平面の革を立体的な靴にするのです。
木型は各ブランド様々な哲学を持って最高の履き心地を目指して作っています。

ビスポーク、つまりオーダーメイドだと個人の足の形に木型をできるだけ似せるのですが、既製の靴ですと多様な足に合わせるため、各ブランドの哲学に沿った汎用ラストを開発し、使い回すことになります。
数々の試作の中で本当に履き心地に優れ、かつ、靴としての見た目がカッコいいと認められた一握りのラストだけが製造に使われるのです。

各ブランドがその歴史の中で生み出したラストはノウハウと哲学が詰まった財産とも言えるでしょう。

例えばオールデンは「靴は歩くためのギア」という哲学を持っています。歩きやすさがまずは前提としてあるのです。代表的なラストを見ると、

バリーラスト:
履き心地はゆったり目を目指しながらも全体的には意外と細身。

(ポッテリしたイメージがあるのはダブルソールやリバースウェルト、それにともなうゴツいソールがあるからだと思います。2938Fなんかはアンラインドなこともあって結構細く見えます。)

具体的には履き口のあたりで足を固定し、他は全体的に緩めに当てて履きやすさを確保しています。

モディファイドラスト:
モディファイドラストは設計思想がわかりやすいです。

もともとはハイアーチという土踏まずが高すぎる人のため(偏平足の反対ですね)に作られたラストです。

土踏まずと甲で挟み込んで靴を足に固定するという設計思想が見て(履いて?)取れます。

それによりかかとや足先には余裕を設けることができ、結果、色々な形の足に対応できるようになっています。

っと、「歩くためのギアたれ」という哲学に沿った、履き心地よく、疲れにくいラストにそれぞれなっています。

さて、そこでアバディーンラストについてみてみますと、よくこのように説明されています。

・キツイ(タイト)
・ドレッシー
・かかとは緩め

細身でドレッシー、キツイけど慣らせば最高、という靴はたくさんあります。たしかにアバディーンラストはまさにこの典型と言えます。

また、かかとが浮くから悪いラスト、というわけではありません。

その一方で実際の歩きやすさや履き心地はどうなんだろう?というところがあまり書かれていないラストです。

この記事の前提(モンクの場合)

ラストも大事ですが、靴のスタイルも履き心地に大きな影響を与えます。もでぃふぁいど が持っているアバディーンラストを採用した靴はAlden 1655 ブラックコードバンのシングルモンクストラップです。

ビームスなんかでよく取り扱いがあります。

ちなみにこの1655には逸話があって、なんとこのモデルは日本は新潟の名店、「なとりや」が別注をかけたところオールデンのレギュラーラインに採用されたモデルなのです。

その証拠は型番にあります。オールデンのアバディーンラストのシングルモンクは、ブラックカーフが型番955、#8コードバンが型番954です。
バリーラストのチャッカブーツはブラックコードバンが型番1340、#8コードバンは型番1339、同様にロングウィングはブラックコードバンが型番9751、#8コードバンは975です。
こう見るとブラックコードバンが1655、#8コードバンだと954というのは、確かにイレギュラーな番号の振り方です。

つまり後からブラックコードバンのシングルモンク1655が生まれた、と考えられます。

そんなわけでシングルモンクを買うなら断然ここ!!なとりや!!ってなわけで、もでぃふぁいど はなとりやの通販で購入しました。

丁寧な梱包と迅速な発送、お手紙まで入っていて抜群のホスピタリティ!!日本の誇るオールデン取扱店だと思います。最高です。

シングルモンクストラップというと、ストラップがエラスティック、つまりゴムで固定されているのか、革で固定されているのかが重要なファクターです。
エラスティックで固定するタイプであれば、スリッポンとして素早い脱ぎ履きが可能ですが、ゴムが伸びたら交換しないとフィット感が悪くなってきます。
逆に革で固定するタイプは時計のベルトよろしく脱ぎ履きの度、付け外しが必要になります。その代わり、ゴムに比べて伸びにくいのでフィット感は維持することができます。

で、1655はエラスティックのほうです。


もう2年以上、結構な頻度で履いていますがゴムが伸びフィット感が落ちた感じはしません。結局なんだかんだと脱ぎ履きの機会が多い日本では大変に重宝しています。飲み会の座敷だったり、個人医院にスリッパで上がるときなんかが何だかんだあるじゃないですか。そういう日に履いていっています。

しかし厳密にみれば蹴り出す際に甲を押し上げゴムが伸び、踏み込みと同時にまた縮む、という動作を繰り返しているようですから、ひも靴に比べるとフィット感は落ちているのかもしれません。そこを差っ引いてのアバディーンラストの評価です。

アバディーンラストのサイズ感について!

もでぃふぁいど は

モディファイドで7.5D(普通〜ちょいタイト)

バリーで8.0D(安心感のあるジャスト)

というサイズ感ですが、アバディーンは8.5Dとハーフサイズ上げています。

モディファイドラストはサイズ許容範囲が大きく、判断しかねています。8.0Dで羽根がほぼ閉じ、7.5Dは1.5〜2㎝くらい開いている感じです。
バリーは飲み会翌日の足のむくみなどにも対応出来る安心感がありますので、次買うとしても8.0Dです。
アバディーンで同じ安心感を持って履きたいならハーフサイズ上げて8.5Dになります。とことんスリークに、タイトに攻めるのなら8.0Dでもいける気がしますが、オールデンとして気軽に履けるのは間違い無く8.5Dです。

もでぃふぁいど はバリーよりハーフサイズアップがオススメ!!!
モディファイドラストと比較するのはサイズ許容範囲が大きいので難しいですが、、、
羽根がほぼ閉じ切るサイズ+ハーフサイズアップ、が、もでぃふぁいど のおすすめです。

まとめると、モディファイドやバリーで履き込んで羽根が閉じ切るサイズ+ハーフサイズアップがコンフォート。

8.0D(バリーと同サイズ)だとしても、ウエストンよりは楽です。

と、いろいろ言ってきましたがやっとアバディーンの履き心地について。もでぃふぁいど が実際に2年以上履いてみて感じることは4つです。

アバディーンラストを実際に履いてみてわかった特徴4つ!!!

⒈細身です。

ぽってりしたボリューミーな靴が多いオールデンのラストの中では、かなり細身でドレッシーです。ビジネスにはかなり使いやすいモデルであると言えます。

具体的には、足で一番幅の広い指の付け根部分(ボールジョイントと言います)が細いです。また、甲も低めですが、こちらはストラップでの調整が可能です。

モディファイドラストやバリーラストでは履き慣らしがほぼ必要なかったですが、こちらは着用初日は長時間履いていると圧迫感を感じました。とはいっても他の英国靴に比べるとかなり楽な慣らし過程だと思います。英国靴じゃないけど、感覚的には1/30ウエストン(ゴルフ)くらいでしょうか。分かりやすく言えば2-3回仕事に履いていけば慣らし終わる感じです。バリー+ハーフサイズアップであれば。

⒉かかとは緩めです。

これもよく言われる通り、かかとは緩めです。意地悪に歩けば若干抜けます。これはラストの設計が足のつま先~甲で靴を足に固定するような設計だからであり、サイズ感の問題ではないと思います。逆にかかとに合わせてしまうと他がきつすぎる、という結果になるでしょう。

もでぃふぁいど の1655はシングルモンクなので尚のこと、かかとは抜けやすいかもしれません。

が、普通に歩く分には全然問題ないです。

ダブルソールの2210(NST)なんかだと、底に返りがつくまでは気になるかもしれません。

 

⒊歩きやすいです!!

ここは逆にあまり触れられていません。オールデンというブランドの中にあって、ドレッシーな木型ですが、歩きやすさはしっかりオールデンです。

オールデンは歩くためのギア、という位置づけで靴を作っていますので、アバディーンラストであってもそこに妥協はありません。

昨日も1655を履いて計5.6km歩いていますが、疲労感は特に残りませんでした。他の細身の靴だと立席の式典やパーティーでもう脱がせてくれ〜ってなることもありますが、1655は履き慣らし初期以外なりません。

そもそも脱ぎ履きが楽なのでちょっとデスク仕事をするときなんかスリッパに履き替えることでこまめに足を休ませることができるので慣らしも楽でした。

⒋足裏のフィット感がすごいです!!!!

これもあまり言われていないことだと思います。当初は別に感じませんでしたが、履き慣らしていくごとに増していく、足裏に吸い付くようなフィット感!!

ラストにより底のクセ付けなどの製造工程を変えている、というのはないと思いますが、アバディーンラストは不思議と足裏に吸い付くんです。

これは他のオールデン以外の靴も含め、他ではあまりない感覚でした。

これによって疲れにくい、歩きやすいかどうかはわからないですが、とにかく履いていてとても気持ちの良い靴です。

これが実は一番のアバディーンラストの特徴だと、もでぃふぁいど は考えています。

総評!!!

以上、オールデンのアバディーンラストのレビューでした!

間違いなくバリーやモディファイドに全く引けをとらないオールデンの名ラストです。この歩きやすさでこの見た目、ドレッシーさは、正直ありえない!
どこに履いていっても恥ずかしくない、しかも歩きやすい、最高のドレスシューズの木型だと思います。

バリーやモディファイドほどメジャーではなく、試し履きも難しい環境にあるうえ、キツイという前評判が一人歩きしているので可哀想なラストです。

ぜひ迷われている方は食わず嫌いせず、履いてみて、この極上足裏フィット感を味わってほしいです。

今履いてらっしゃる方は頷いていただけるかと思います。そしてアバディーンラストラバーをもっと増やしたい!!ビバ・アバディーンラスト!!!

今日のモディファイ!

1655にも採用されているアバディーンラストは細身でドレッシーながらも履き心地はしっかり!さすがオールデンの系譜!足裏に吸い付く極上フィット感で毎日気持ちよく仕事をしよう!

 

 


【中古】Alden◆#1655 Monk Strap Shell Cordovan/US9.5(27.5cm)/ブラック/中古品【シューズ】

シンデレラボーイの方、いかがでしょう。


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アバディーンといえば実はモンクストラップよりタッセルローファー。リジェクト品で新品なのにお安い!脱ぎ履き容易な靴を増やしたいですなあ。



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