何だかんだ黒靴が好きなもでぃふぁいど です。
やはりドレスシューズの本懐はブラックカーフでしょう。
や、1655はコードバンなんですけど……。笑
今日は仕事用の1足を探す方に向けて。新年1発目の靴としても!
仕事用の靴には何が最適か、、、そういった話は尽きないものです。
色々な観点、色々な立場、色々な働き方がある中で、もでぃふぁいど もクォーターブローグが最適!!!なんて記事も書きました。これはフォーマル度、というか縁起を重視した結果です。
(ちなみにまだ買う気でいます…!!)
しかし今回は「実用性」という観点から敢えて新しい選択肢をとってみたいと思います。
そこで今回オススメしたいのがオールデン1655シングルモンクストラップブラックコードバン!!!
Aldenとは!
1884年、マサチューセッツ州のミドルボロウでチャールズ・H・オールデンが創業した靴ファクトリーでした。その後、ターロウ一族にブランドが引き継がれ、以後4代にわたって家族経営でやってきたオールデン。今や米国の靴ブランドの雄です。 ブルックスブラザーズへ既成靴のOEM供給や、高品質のコードバンをなめすことができる世界でも数少ないタンナー、ホーウィン社の経営危機を救ったりと様々なエピソードは今でも語り草となっています。
その特徴は、希少なコードバンを使い美しいながらも歩きやすさを追求して作られた「歩くためのギア」であるところです。
何故1655なのか?
1.素早い着脱が可能!!!
1655はシングルモンクストラップです。モンクストラップはストラップの固定方法がエラスティック素材(ゴム)で留めてあるものと、革で留めてあるものがあります。
1655はエラスティックのタイプです。
エラスティックタイプの特長は、着脱の際にベルトを外す必要がないこと!!!
つまり完全にスリッポンです。
(ちなみに革留めのタイプはいちいちベルトを外さなくてはなりません。それでも靴紐を結ぶよりは素早く履けるかもしれませんが、、、)
エラスティックタイプだと、ゴムが伸びてしまった際は交換が必要になるし、フィット感も革留めより落ちる、、、というのが通説です。
しかし。もでぃふぁいど は2年以上履き倒していますが、いまだにゴムが伸びた感じはしません。フィット感に関しても、むしろゴムが伸縮することで無理なく、心地よいフィット感だと感じます。そしてなんといってもスリッポンは楽。
しかも、ここはファーイースト・ニッポン。
ふとした飲食店が座敷だったり。スリッパに履き替えるオフィスだったり。靴の脱ぎ履きは思いがけないタイミングで訪れます。
誰もが靴ひもをきちんと解いて結わいて靴を履いていれば良いのですが、、、大抵はみんなゆるゆるの靴にスポッ!です。
別にそれを見下すとかではなく、事実として……
最悪のケースを想定しましょう。
新幹線で上司と出張。
乗車前に入った飲食店が座敷だったという想定。
上司「おい、もでぃふぁいど 君!!もう発車まで時間がない!!ホームまで急ぐぞ!!」(スポッ
もでぃふぁいど 「あっ待ってください!!今靴ひも結んでます!!」
上司「何やってんだ乗り遅れるぞ!!!!」
…………。
もでぃふぁいど 「乗り遅れましたね。。。」
上司「ったく、君がトロトロしてっからだぞ、、、」
うん。この後のことは考えたくないですね。
これがオールデン1655シングルモンクストラップアバディーンラストブラックコードバンだったなら。
新幹線で上司と出張。
乗車前に入った飲食店が座敷だったという想定。
上司「おい、もでぃふぁいど 君!!もう発車まで時間がない!!ホームまで急ぐぞ!!」(スポッ
もでぃふぁいど 「あっ待ってください!!」(スポッ
上司「急げ急げ!!!!」
………
もでぃふぁいど 「なんとか間に合いましたね。。。あっどうぞシュウマイ弁当です」
上司「おお、気が利くじゃないか、、、」
もでぃふぁいど 「ギリギリ間に合いそうなんで買えちゃいました!!」
上司「横浜住んでても意外と食わないんだよなぁ、これ」
もでぃふぁいど 「えっ」
上司「えっ」
この通り丸く収まりましたね。
ここまで極端なケースでなくとも、お客さんが見送ってくれてるのにコイツトロトロと靴ひもを結んでる、、、とか、皆会計も終わってスマートに出ようとする中、一人トロトロ靴ひも結んでいる奴がいる、、、とか、まぁ割となりがちです。
いやいや靴はこうやって脱ぎ履きするのが正しいんですよ!!!
と心の中で叫ぼうとも誰も理解してくれません。
直接叫ぶわけにはもっといきません。
そこでオールデン1655シングルモンクストラップアバディーンラストブラックコードバンなら、靴を傷めることなく素早く脱ぎ履きが可能です。
まさにニッポンのために生まれたオールデン。。。実はこれもあながち妄言ではないのです。。。この件は3つ目で!!!
2.フォーマル度がそこそこ高い!!!
シングルモンクストラップの起源は修道僧(モンク)が修行のために履いた靴がルーツです。そのため、そこそこにフォーマルで、まぁ仕事履きには問題ない、という寸法です。
っというのが一通りの説明になるのですが、そんなんぶっちゃけ関係ないと思うんですよね。
たとえシングルモンクであっても、ストラップがゴッツイ金色で、全体にブローグが施されていて、なんならそこにスタッズまで嵌まっている(笑)靴だったら全然仕事には履いて行けません。
全体としてシンプルかどうか、がフォーマル度を左右し、ひいては仕事に使える使えない、につながってくるのではないでしょうか。
その点オールデン1655は安心です。オールコレクト。モーマンタイ。
モンクストラップでも特にシンプルなプレーントゥ。
そしてオールデンの中でもスマートなアバディーンラスト!!
アバディーンラスト、履き心地もすごくいいですよ。サイズ感や着用感なんかはこちらをどうぞ。
コードバン独特のうねるようなシワと、輝きは若干目立ちますが。。。
気になる方は955シングルモンクストラップアバディーンラストブラックカーフを選べば安心です。
(でも靴バカもでぃふぁいど としては、磨き甲斐のある1655がオススメです。)
ともかく、仕事に履いて行ってケチつけられるような靴ではないことは確かです。
3.語れる靴だから!!!
先ほど1655は日本のために生まれたと書きました。
もともとシングルモンクストラップは955(ブラックカーフ)と954(#8コードバン)がオールデンのレギュラーモデルとしてラインナップされていました。
そこで日本は新潟、直江津の誇る名店「なとりや」さんの登場です。
http://www.natoriya.jp/alden.html
オールデンのモンクストラップと言えばこのお店は外せません。
ある日なとりやの店主さんは考えました。
「なぜブラックコードバンのアバディーンシングルモンクストラップがレギュラー品にないのか?」
「ないなら別注してしまえ!」
するとオールデンが言います。
「ごめん、これ別注で受けたけどスタンダード品としてレギュラー化するわ!」
かくしてシングルモンクストラップブラックコードバンアバディーンラストはNから始まる日本向け別注品番ではなく、1655というレギュラー品番となったのです!!
確かに、#8コードバンモデルが954なら、955が本来ブラックコードバンでもおかしくはない品番です。もしくは、9541あたりでしょうか。
他を見ると、
1339が#8で、1340がブラックコードバン。
990が#8で9901がブラックコードバン。
この法則から言って、
954が#8で1655がブラックコードバンというのは例外的な採番のしかたですが、こういう事情があったのです。
日本の名店が別注した幻の日本向けオールデン。。。
それは姿を変え、世界中で愛されるレギュラー品になったのでした。
っというわけで、ジャパニーズに最適なオールデンシューズはコレ!!1655モンクストラップブラックコードバンアバディーンラスト!!!
まぁこんなこと人に語る機会はブログでも書かない限りないわけですが、こだわる人ってモノ買うときにも選んだ理由というか、ウンチクというか、欲しいじゃないですか。
「真に日本人のためのオールデン。」
これが我々が1655を選ぶべき理由です。
ちなみにもでぃふぁいど イチオシのアングルはこれ。この!!この!!クォーターがベルトになるべく細まってゆく部分!!!最高の曲線美!!!!メシが美味い!!!!
カンペキなパターニング!!!美味い!!!!
肉厚なコードバンのハリ!!!ウマイっっっっ!!!!
っというわけで、オールデンの1655がサラリーマンに最適な理由をお届けしてまいりました!!着用感のレビューなんかはアバディーンラストのまとめをごらんください。
今日のモディファイ!!!
1655シングルモンクストラップアバディーンラストブラックコードバンは由緒ある日本のためのオールデン!!!このファーイーストで働くオールデン戦士たちの足元を今日も支え続ける!!!!
後日、屋外にて撮り下ろしの写真はこちら。