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【外観レビュー】Kiyo Uda氏ことCRAFTARTSの靴が届く!!!〜ビスポーク体験記最終章!

むしろ1歩目である可能性もそこそこ。

※アップしたつもりができておりませんで、お待たせしました。

これまでの経緯

昨年は色々あったので、3月に自分へのご褒美と退職金を握りしめてオーダー。タイトル変わっちゃったじゃんね。

6月には仮靴のご連絡をいただきフィッティング(もでぃふぁいど の都合でお伺いしたのは7月でした)

で、ついに到着と。

さて気になる箱の中身は……!?

開封!

シンプルな箱です。だからこそ感じる凄み。

ドキドキ……

色々撮ってみたのですが、黒い靴なのでモノクロの方が陰影が際立って形がわかりやすかったです。(天候も悪く光量が足りなかったのもあります。笑)

不織布に包まれたそれは……

セミブローグオックスフォード!!

つ、ついにやってきた……!!

カラーだとこんな感じ。

iPhoneでもこんな感じ。わかりやすい。iPhoneさすが。

一見して普通かもしれません。だからこそ氏にお願いしたというのもあります。しかし、細かく見ていけば既製靴とは異なるディテールの数々!!

フォルムすんごい!

まず第一にフォルムがエグいです。今まで見てきた靴って「靴だぁ」という感じでした。我、靴を見て靴と思う。あたりまえのことを言いました。

しかし、今回のこの靴は「足じゃん!!」という印象を最初に抱きました。なんというか、めっちゃ足収まる。そんな予感がビンビン伝わってきます。我、靴を見て足と思う。

自分の足を見慣れているからですかね、ヒールからボールジョイントまで「グワぁッ」と広がる感じ、完全にもでぃふぁいど の足のそれです。

特にヒール側から見たときの有機的な形がヤバいです。左右非対称かつ複雑な曲線で構成されているので、見れば見るほど理解できません。足なりにヒールと前半分で中心線がずれているのはもちろん、むしろ中心線どこ??え?え???ってなります。

少し角度を変えて。有機的な曲線が破綻なくスムーズにつながっています。

でもこうして見てみると普通に見えます。スタンダードな英国靴を志したので、普通に見えるのは、もでぃふぁいど にとって大事なことでした。

エドワードグリーンの202ラストがポルシェ911に着想を得た木型であることはつとに有名ですが、この靴もこう撮るとスポーツカーのようです。踏み込めば300km/hくらい出そう。

正面からのシルエット。足が入る感じが(以下略

実はラスト全体がねじれているので、レースステイ部分単体の捩れはそこまで強く見えません。これも一見普通に見えるトリックのひとつ。別に騙されているわけではないのですが。

美しい踏まず部分!

言わずもがな踏まずのクビレもすごいです。もちろん変なシワが寄っていたりしません。

そもそも、もでぃふぁいど のカカトがすごく小さいらしくそれに伴って靴のヒールもかなり小さめ。なのでクビレもそこそこに見えますが実際は「ヌンッ!!」とクビレています。踏まず部分を見ていると「足乗せたらちょうど良さそうだなぁ」としみじみ思います。少し考えれば当然のことを言っています。

やっぱりソールから見たほうがわかりやすいですかね。

実は内側だけでなく外側もすごくない?という図。伝わってほしい。

ソール周り!!

ソールはツートン、半カラス仕上げでお願いしました。一見普通に見えて……

ベヴェルドウェストの立体感はすごいです。最終的にフィドルバックはセミブローグなのでやめました。

立体感その2。ヒールを見ると奥と手前で高さが揃っているので、ソール部の盛り上がりは錯覚ではありません。

通常ドレスシューズに使うソールの厚みは1/4インチとのことでしたが、今回は厚めで5/16インチのものをお願いしました。英国靴らしい質実剛健な感じが出たように思います。

スペードソールやダブルソールも検討したのですが、フルブローグならまだしもセミブローグにはトゥーマッチかなと。

レザーはワインハイマー!

革マニアの皆様お待たせしました!

革はワインハイマーのボックスカーフです。仮靴はゾンタとワインハイマーで片足づつ作っていただいたのですが、本番はワインハイマーにしました。

印象としてはゾンタはイタリアの革らしく薄めでしなやか、最初からツヤも強い印象。ワインハイマーは逆で、ゾンタより厚めでシワもおだやかな印象でした。ワインハイマーは「仕上げがほどほどなのでクリームが入りやすく磨きがいがある」というRENDO吉見氏のコメントも決め手のひとつです。よってツヤも控えめ。

でも磨けばいいのよ。

ガジアーノ&ガーリングのような、エレガントかつ柔らかな靴を目指すならゾンタ、EDWARD GREENやチャーチあたりの質実剛健な靴を目指すならワインハイマーかなと。

初期ツヤが控えめと言っても、この滑らかな質感、指でクリーム塗り込んだら超絶楽しいやつですよね??

事実、至福の時間(a.k.a靴磨きヘヴン)でした。

メダリオン&ブローグ!

わざわざ「少し大きめのブローグにしたい」と主張したのが私こと、もでぃふぁいど です。

曰く穴の直径まで相談してきたヤツは初めてですと。すみませんマジですみません。でも超満足です。カッコいい!!!!

問題の箇所

メダリオンは当初エドワードグリーンやトリッカーズのようなハートのモチーフを考えていましたが、Kiyo Udaさんのシグネチャーである(と勝手に思っている)こちらの形に。

氏がアウトワーカーを務めていたジョージクレバリー/アンソニークレバリーでお馴染みの形。

有機的なラストと相まって、流れるようなブローギングのラインがたまりません。

ラステッドツリー!

シューツリーは靴を元に作られた専用のラステッドツリーです。形エッグいです。

まだこうして見てるぶんには普通ですが、

横から見ると甲うっす!!!!

異次元から飛来してきて突き刺さりそうな感じあります。

ビスポークのシューツリーらしく、中は大きく繰り抜かれて軽量です。そしてスプリングではなくヒンジ式。靴そのまんまの形なので、テンションかけて伸ばす必要はないと。

ずっと見つめていたい、でも心がざわつく摩訶不思議な造形です。木とは思えないというか。言うなれば太陽の塔的な。

靴にもロゴが入っていないので、唯一のロゴ部分。

もでぃふぁいど の足のせいでカカトが小さいので、ツリーの踵の小ささもハンパではありません。

小さめのニンニクくらいでは?(伝わらない)

総括!!

このおれさまの!セミブローグが!せかいで いちばん!カッコいいってこと なんだよ!!

……というのは言いかたはともかくとして、気分としては「最高にカッコいいセミブローグがやってきた!!!」と思っています。今後「世界で1番カッコいいセミブローグは?」と問われれば、もでぃふぁいど の中ではこの1足になるでしょう。

あぁ、見れば見るほど良い。

そもそも競うもんではないので個人の中で1番というだけで大満足の1足であることには相違ありません。

いやぁ初めて高級な靴(結婚式用のスコッチグレイン)を買ったときの気持ちをありありと思い出しました。

そして届いた当日は同様に履いて部屋の中をずっとうろうろしています。

次回履き心地レビュー!

えれえこっちゃ(超良い意味で)な履き心地、挙句カジュアルに合わせられないかとTangentのミリタリースラックスまで(セールで)買っちゃった!?

果たしてもでぃふぁいど 人生初のビスポークの履き心地やいかに!?

履き心地レビューも書きましたのでよろしければ!

今日のモディファイ!

早くも2足目の誘惑が、、、、

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