雨靴については、一応の解決をみている、もでぃふぁいど です。
今日は雨用の革靴を探しているサラリーマンの方へ。
ビジネスマンは雨でも革靴を履かねばならぬ。
でも革って雨に弱いから、、、
実は、そんなことないんです!
今日はそんなことを考えてみます。
そもそも雨に強い弱い、とは?
革は雨に弱い。よく聞く言葉ですが、実際「弱い」ってなんでしょう?
雨で革がふやけて破れたりはしませんよね?
一言で雨に強い、弱い、と言ってもその基準は人それぞれです。
もでぃふぁいど も雨への強さを考えてみたのですが、強さの条件は次の3つかと。
・足が濡れない
・濡れた路面で滑らない
・濡れた状態から手をかけずに復活する
・足が濡れない
で、実は足が濡れない、という点に関してはこのパラブーツのウィリアムが
こんなことになっても靴下まで水が染み込むことはありませんでした。
同じことをスニーカーでやると、まず靴下まで浸水します。
この意味では、そもそも革靴は水の浸透にある程度耐性がある、といえます。もともと生き物の皮ですから、そんなに水を通しまくるはずもないわけです。
・濡れた路面で滑らない
これは結構難しいです。歩き方によるところも大きいでしょう。ぶっちゃけ革底は滑る、とかそんなレベルではないです。ダイナイトソールでもカカトが接地する際滑ります。
素の状態で一番滑りにくいのはリッジウェイな気がしますが、ドレスシューズで採用されることは稀です。ですから、体感的にはハーフラバーと、それに合わせたヒールが最強の気がしています。
というか、ヒール。滑るのはカカトの接地時です。ぶっちゃけ前半分は何でもいい笑。少し滑ろうが蹴り出しでコケる危険性は低いです。
また、ソールは細かい模様なのが大事です。ほら、ヤモリとかって細かい模様の手でガラスにも張り付くじゃないですか。アレみたいな。
・濡れた状態から手をかけずに復活する
ドレスシューズ好きが気にするのはここじゃないでしょうか。
リスレザーは油分が多いため雨に強い…いやゴルフのルシアンカーフの方が…と、まぁ色々考えるわけですが。
まぁゴルフも雨に打たれりゃこうなります。
ぶっちゃけ手入れ必要です。と、思ったけどわかりやすい画像がねぇ〜!今度雨の日の後に!
リスレザーも同様ですね。メンテフリーとはいきません。
雨に打たれることで靴クリームや油分が水滴の外側に偏る、染み出す、そんな感じで水玉模様ができます。
この点、実は強いのがグレインレザーとポリッシュドレザー(ガラスレザー)です。
グレインレザーはこの染み出すのが不思議と型押しや手揉みの模様で目立たなくなるので手入れが楽です。
ポリッシュドカーフ(ガラスレザー)とは、そもそも革の上に樹脂を塗ることで光沢、耐水性を得た素材です。
ですので、そもそも水はほぼ染み込みません。よって水玉模様もできません。樹脂を塗ることで表面の傷なんかが隠せるため、安い革で作られることが多く、革靴好きには賛否両論ある素材です。
とはいえ、世の中には上質なカーフに樹脂加工をした素材も存在します。
チャーチのポリッシュドバインダーカーフなんかがそれです。昔はブックバインダーカーフという名前だったみたいですが、有害な物質を使って加工していたので廃盤になり、後継としてポリッシュドバインダーが生まれました。
これらは安いガラスレザーと違ってしなやかなため、細かいシワが入ります。よって履き込んでも上品さを失いませんし、ヒビ割れも起きにくいです。
そんなわけで、
もでぃふぁいど が考える最強雨用靴がこれだ!!!(持っているだけとも)
1.Church’s SHANNON!!!
2.Church’s GRAFTON!!!
3.SANDERS Chelsea!!!
この3足ですごく助かっています。1足づつ見ていきましょう。
1.Church’s SHANNON
愛靴。ゴルフ、54321と並んでシャノンなしでは、もう、、、
もでぃふぁいど 的チャーチのフラッグシップモデルです。ヒールのトップピースを全ゴムにしていましたが、前半分もラバーを貼ってもらいました。
まず、アッパーからの浸水はありません。台風の中やむなく15分ほどシャノンで歩いたことがありますが、ほぼ足首からパンツの裾を伝っての浸水でした。
グッドイヤーの宿命で小指付近も若干浸水しましたが、、、(縫ってソールとアッパーをくっつけているため、しみ込むことはあります。こういった屈曲部は特に)
とはいうものの、シャノンでなかったらどうなってたか、、、と思える事態でした。
2.Church’s GRAFTON!!!
アノネイ社のハイランド、というグレインレザーでダイナイトソールのモデルです。信頼感バッチリ。なんか履いているとカントリージェントルマンって感じです。写真は梅雨だったので軽〜い生地のパンツですが。
このシボ革は表面に圧力と熱をかけてあるので、水が染み込みにくく、またシボの凹を水が流れやすいので、水滴の跡も残りにくいです。
3.SANDERS Chelsea!!!
シャノン浸水事件の後。
「足首まで覆われていれば濡れなかったのでは?そしてポリッシュドレザーがやっぱり最高だな?もうちっとお手軽なモデルはなかろうか???」という時にネットの大海から探し出したモデル。結構珍しいと思います。
結局個人輸入しましたので、、、
とっても簡単に個人輸入できたのでこれもそのうちまとめようかと。
(まとめました。)
ヒールはゴムでしたが手入れで手抜きするためにハーフラバーを貼ってもらっています。
で、雨靴としては、最強です。最強。しかもお値段3万円以下。ポリッシュドカーフもバッチリの品質です。
っとここまで見てきましたが、
大事なことが。
・足が濡れない
⇨ポリッシュドレザーorグレインレザーで解決
・濡れた路面で滑らない
⇨ハーフラバーとヒールトップ全ゴムで解決
・濡れた状態から手をかけずに復活する
⇨???
そうです、最後の濡れた状態から復活するためには、ポリッシュドレザーやグレインレザーの靴を履くだけではダメなのです。
マストで守るべきことがあります。
それは、、、
靴の色にあったクリームを使うこと!!!
ということ。
もちろんエイジングを楽しむために無色のクリーム、というのは、もでぃふぁいど もやっているのですが、こと雨靴に関してこれは悪手です。ポリッシュドレザーでも雨に濡れれば表面の靴クリームが浮いて水滴模様に偏るので、白い水玉模様が浮いてきます。
そこで黒靴なら黒のクリームを塗ることでこれを目立たなくするのです!!!
特にサフィールのクレム1925はクリームが油性なこともあって明らかに雨に強くなります。
特徴であるコッテリとしたツヤが嫌いでなければ、、、というか雨靴に関しては、もうこれがマストだと思います。
なんなら普通のカーフの靴でもクレム1925を使っておけば多少は耐水性を得られます。
っと最後はクリーム頼りの雨靴考察でした。
今日のモデファイ!!!
憂鬱な雨!だからこそ履き心地の良いキマった靴で上機嫌!!ドレスシューズラバーの雨の日にクレム1925で幸あれ!!!
雨靴の必需品クレム1925+マストアイテム全部入りのお得セットです。単品が2,000円だから、セットで4,000円はいいよなぁ、、、新調しようかな、、、
単品はこちらを。
もでぃふぁいど のダンゼンオススメ、シャノン!生まれ変わってもあなたに会いたい!!というかここやっす!!!!
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なぜ定番のポリッシュドバインダーのグラフトンを選ばなかったのか?グレインレザーが磨いてみたかったからさ。。。お手入れレス希望なら断然こちらを。
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グレインレザーが好みの渋いあなたにはこちらを。レザーソールですが、ハーフラバー貼ればオッケー!というかもでぃふぁいど もダイナイトをオールソールしたらそうしようと思っています。。。
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