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100日後に履かれるAlden〜53日目:トーマスヒールとアーコヒール

ラバーは安心ですよね

100日後に履かれるオールデン!

いやいい加減このくだりももういいですかね。倦怠期ですよね。

これだけ言って本編に入りたいと思います。

待ってろ世界!待ってろオールデン!

オールデンはヒールの種類が多い!

オールデンはヒールの形が様々なのも特徴です。

普通の靴ブランドは、ラバーソールだとしてもダイナイトタイプ、

リッジウェイタイプ、

コマンドソールタイプ……

これもオールデンですが…

といったラインナップです。

一方でオールデンではトーマスヒールやら

引用:https://www.lakotahouse.com/alden/repair/heel/

アーコヒールやら、

聞きなれないヒールパーツがたくさんあります。

というかニュースターバーストヒールとかあるのね。なんかかっこいいですね。

喰らえ!
ニュースターバースト!!

さておき、今回はハッキリわかっているものを書いていきます。トーマスヒールとアーコヒールについてです。

トーマスヒール!

トーマスヒールとアーコヒールにはオールデンの整形靴のラインであるフットバランスのロゴが入っています。

特にトーマスヒールは整形靴の分野でも割と一般的に使われている仕様のようです。

このトーマスヒールの特徴はこの波型に拡張されたヒールの形にあります。ヒール内側が拡張されていることで、内側にかかる負荷に強いヒールとのこと。

靴の内側に負荷がかかる……つまり、土踏まずが低かったり、扁平足の方に向けたヒールだと言うことです。

で、このヒールってインディーブーツに使われているイメージです。インディーブーツと言えばオリジナルはトゥルーバランスラスト。

トゥルーバランスラストがどんな足に向けたラストかと言うと……アーチが低かったり、扁平足向けの木型なのです。カタログにはこの通り。

引用:https://www.stitchdown.com/brands/alden/alden-history-vintage-alden-shoes-catalog/

(ちなみにモディファイドラストはこんなんですので、対象となる足形が全然違うのがわかると思います。)

つまり、トーマスヒールはトゥルーバランスラスト本来の機能と目的を一にするヒールであり、トゥルーバランスラストにこそついていて意味のあるヒールであるという!!

いやぁ、ちょっと感動しました。この辺、ノリでヒール選んでいるわけではなく、ちゃんと目的に沿った仕様になっていたのだな、と。

もでぃふぁいど が持っていたブーツを含め、別注だとトーマスヒールはほとんどついていないんですけどね。がぜん気になってきます。もでぃふぁいど 自身はそんなに扁平足ではないのですが…

ちなみにオールデンのトーマスヒールは内側が長い仕様ですが、整形靴の世界には、外側が長い逆トーマスヒールもあるそうです。こちらは外側に荷重がかかる内反や外側に倒れ込んだ足に使うものだそうで。

ではアーコヒールは?

で、アーコヒールですが……内側が長いです。

いや、モディファイドラストは扁平足とは逆の、むしろハイアーチに対応する靴だったはず。

つまり逆トーマスヒールがついているべきでは!?

と思っていたのですが、このヒールの意味するところは荷重がかかる側のヒールの耐久性アップです。

モディファイドラストは土踏まずを絞り込むことによって、ハイアーチの方であっても荷重が足裏全体に分散できるような木型になっています。

つまり、一般的木型の靴と比べ、土踏まずには負荷がかかるようになっているということです。

であれば、ヒールは土踏まず側…内側を補強するべきであると。

なんだ、トーマスヒールでいいのか!!!

オールデンのトーマスヒールはドッシリしたインディーブーツについているようなシロモノのため単純にデカく、モディファイドラストのようなヒールがそこまで大きくない木型にはこちらのアーコヒールがつくと。だいたいそんな感じではないでしょうか。

履き心地としても、アーコヒールのモディファイドラストとそうでないモディファイドラストでは、なんとなく土踏まずのサポート感が異なる気がします。

やはりアーコヒールだとグッと押される感覚が増すというか。

ラバー、良い!

個人的にアーコヒールが好きなのは、ラバーである点と、分厚く耐久性がある点です。

まず、ラバーであるという点。

単純に滑りにくいです。最高。レザーソールが滑って危ない目に遭うのって9割方ヒールが滑って、というケースなので(体験談)、ラバーがヒールならとりあえず安心です。

このアーコヒール、別に深いパターン(溝)はないですが、履き込んでもそんなに滑った記憶がありません。雨の日に履かないから?とも思いましたが、めっちゃ履いてました。

次にアーコヒールは分厚いです。

ヒールのトップピースのラバーって、気づくと結構減っていて、え?もう修理?ってケースが往々にしてあります。

その点、アーコヒールは平たく言えば分厚いゴムなので、通常のトップピースより長持ちです。そもそも減りにくい気がしますし、そこそこ減っても履けるという。

ここまで減って初めて修理……ケチすぎ?

修理はオールデン純正の他、ユニオンワークスさんでもユニオンワークスオリジナルの部材が用意されています。

http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-809.html

以前はユニオンワークスさんで修理しましたが、履き心地に遜色なかったのでお値段や納期等検討して選ぶのが良さげです。

アーコヒールやトーマスヒールのオールデンをお持ちの方は、ぜひ内側の張り出しに思いを馳せつつ履いてみてください。

今日のモディファイ!

やっぱりもでぃふぁいど 個人的にはアーコヒール&ウォーターロックが最高かなぁ。でもインディーブーツも気になるな……

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