ねぇ聞いた?もでぃふぁいど さんったら、100日後にオールデン履き下ろす前に別のオールデン買っちゃったらしいわよ。……あらまぁ。
100日後に履かれるオールデン!
いやいい加減このくだりももういいですかね。倦怠期ですよね。
これだけ言って本編に入りたいと思います。
待ってろ世界!待ってろオールデン!
憧れのアンラインドローファー
今回は言い訳回ですよ。言い訳。
誰に?自分に?
もちろん嫁ですわな。読んでないはずですが。
ここは電脳上の告解室。皆さんも秘密厳守でお願いしますね。
というわけで、もでぃふぁいど がいかにオールデンのアンラインドローファーに憧れていったのかを振り返ります。
そもそもアンラインドローファーって?
そもそもアンラインド仕様というのは、靴の内側に貼る補強材(革だったりキャンバス地)を省略した仕様です。
靴としての耐久性が落ちるかわりに、履き心地が柔らかくなります。
履きこんだ靴において、ライニングに穴が空いて甲革の裏面が見えちゃってる……なんてことは小指や親指が当たるあたりで起こりがちなことですが、アンラインドで同じことが起これば文字通り穴が空きます。靴に。こわい。
そもそもエドワードグリーンのMTO価格なんかを見てもそうですが、部材も工程も省略しているので別にゼータクな仕様ではありません。
普通の仕様は965ポンド、アンラインドは760ポンドなので、現在のレートで3.4万円違う……ってそんな違うの!?!?(ちなみにここにMTOフィーが265ポンド乗ります。)
が、その一方で、甲革1枚で強度もある程度求めたいわ?となると、厚みとしなやかさを兼ね備えた良質な革で作る必要が出てくるので、原材料に求められるクオリティが上がる……という側面もあります。
特にこれが顕著に効くのが、コードバンで作る場合です。
ブルックスブラザーズのアンラインドローファー!
そもそもコードバンのアンラインドローファーが有名になったのは、かのBrooks Brothersがラインナップしていたからです。
厳密にはどこのメーカーが作っているか公言されていなかったのですが、印字や仕様からオールデン製であることは明白。半ば公然の秘密となっていました。
が、このオールデン製のアンラインドローファーは廃番になってしまいます。
そもそもオールデンのラインナップを見渡してもコードバンのアンラインドローファーがレギュラー展開されていたことはないので、オールデン側も結構無理して作っていたのでは?という気もします。
また、2001年にイタリアの実業家がブルックスブラザーズを買収したのも影響したのか、靴類もmade inイタリーのものに徐々に刷新されていきました。
まぁ実際に本国で廃盤になったのは2019年くらいのことのようですが……当時、もでぃふぁいど は既に靴沼にズブズブだったものの「ふーん…おもしれー靴。」とか思ってウカウカしていたら廃盤になっちゃってました。
ほんとねぇ、買えるうちが買いどきですわ。
さて、そんなコードバンのアンラインドローファー、今ではクロケット&ジョーンズなんかも作っていますが、クロケットでも結構レアなモデルです。
というのも、コードバンというのは馬の臀部の革から削り出される素材ですが、1枚の革の中でも厚みにばらつきがあり、均一な厚みで大きな面積を採るのは難しいとされています。
だから?えーと?作ろうにも素材集めが大変だし?作るのも?難しくてやめちゃった?みたいな?
でも履く側としては欲しいな?みたいな?
もでぃふぁいど の旅が始まります。
スエードのアンラインドローファー!
初めに手を出したのが、オールデンのスエードのアンラインドローファー。いやぁこれ手放さなかったら今もヘビーユースしてたな、間違いなく……。
何より柔らかな履き心地が衝撃的でした。スニーカーより楽なのは当然。サンダルと同じくらいの気軽さです。
が、これは日本仕様のバンラストだったのもあってか、米国仕様と同じ8Dを買ってもユッルユルだったので旅立っていきました。
いつかハワイに行けたらレザーソウルで6243Fを買うんだ、という思いだけを残して……
まぁ〜そっからは理想のアンラインドローファーを求めて大変ですよ。
クロケットに足を突っ込んでみたり、やっぱりオールデンのスエードを試してみたり。
しかし色々試していく中で、オールデンの靴の柔らかさはオールデンでしか味わえない、そしてコードバンとスエードは当たり前ながら履いた感触が違うという真理に気づき、「こりゃオールデン……というかBBのアンラインドローファー買うしかないわな」という覚悟を決め……た途端に舞い込む縁。なんたる。なーんたる。
うーん、この思い、伝わりましたでしょうか。
え?欲しいもん買っただけじゃないかって?
そうですが?(開き直り
明日はこの靴をもっと詳しく見ていきますよ〜。
今日のモディファイ!
最後のくだりのせいで嫁に見せるどころではない記事になっちゃいました。