なんのこっちゃ……あ、サムネでわかるか。
100日後に履かれるオールデン!
誰に望まれるでも喜ばれるでもなく、バカでムダなことがしたい!!と深夜テンションで考えてしまった もでぃふぁいど 。
オールデンについて100記事書いた後に履き下ろした際にはよくわからないカタルシスとフィナーレ感でドーパミンがドバドバのはず!!!
待ってろ世界!待ってろオールデン!
NDAM/FHUCY
今日はオールデンの型番に使われる英文字の話です。
型番の頭につくNDAMは、どの地域のショップの別注かを表します。
N:日本 D:アメリカ A:アジア M:ヨーロッパ
と言った具合です。
日本のSHIPSさんが作ったN9504。
アメリカのmoulded shoeが作ったD0407。
たまに楽天に流れてくるようなオールデンを見ても「Mならヨーロッパだなぁ」とかわかるわけです。
なんとなくN:ニホンとしてA:アジアと区別されているのは、やはりラコタハウスさんの力なのか?日本のオールデン市場のデカさによるのか??
閑話休題、これまた暗号のようなFHUCYはオールデンの特徴的な仕様を指します。
F:フレックスコンストラクション H:(ハイ)ブーツ U:アンラインド C:ハーフコマンドソール Y:エクステンデッドソール
Fのフレックスコンストラクションは中底、アウトソールともに返りが良くなるような仕様のこと。2938F(#8アンラインドプレーントゥ)や、6243F(スナップスエードペニーローファー)が有名です。ご覧のとおり、アンラインドのモデルも多いです。
フレックスコンストラクションの詳細は不明ですが、クロケット&ジョーンズでは中底に切れ込みを入れて返りを良くする仕様があるので、おおよそ同じようなものでしょう。ウエストンのようなリブテープを使わずにドブ起こし……という方向ではない気がします、なんとなく。
これはオイルを染み込ませて返りの良さと耐水性能をアップしたウォーターロックソールと組み合わせられることが多いですね。
Hはそのまま、ブーツですね。チャッカ1339やミシガンブーツ3560のようにHがつかないブーツもありますが、Hがついているモデルは確実にブーツです。
(2022/7/14追記:HはHigh Bootではなく、Hook、つまりスピードフックのことである、とご指摘いただきました!なのでオールアイレットのブーツにはHはつかないとのこと。たしかに今までスピードフックのブーツしか持ってなかったです……!!ご指摘ありがとうございました!)
4540H/4545Hのタンカーブーツあたりが有名です。(持ってないですが…)
Uはアンラインド仕様。が、たいていのアンラインドモデルにはフレックスコントストラクションが採用されており、そうするとF品番になってしまうのでかなりレアです。
もでぃふぁいど もShogoさんのとこで見たくらいです。いやはや、何度見てもすんごいモデルだ、、、
上のモデルは明らかに日本のショップ別注ですがN品番ではないので、N品番はここ5年くらいでできたものなんでしょうか。
Cはハーフコマンドソール。日本ではあまり見ない気がしますが、本国では人気なのか、別注から何からみーんなハーフコマンドになっているイメージです。
耐久性もあって返りも良く、グリップもあって、薄いのでゴツくなりすぎない……言われてみればオールデンのソールに必要な全てがこのソールに入っている……!!
個人的にもオススメです。ドレッシーさは下がりますがハーフラバーよりこっちのが好きです。パラブーツをジャケパンに合わせる方なら特に違和感なく履けると思います。
ブーツでハーフコマンドだと型番末尾がHCだったりします。
(2022/7/14追記:これもスピードフックかつハーフコマンドの場合ですね。)
Yはエクステンデッドソールです。これも最近見ません……。
通常の仕様よりコバを大きく取ることでソールにボリュームを出した仕様です。
でも最近見ません。あっても特に選ばないかも……というあたりが最近見ない原因かもしれません……。
さて、明らかに文字ごとに分量に差がある解説ですが、つまりそういうことです。
F品番のフレックスコンストラクション&アンラインド仕様のオールデンは天上の履き心地、もはや別カテゴリの履き心地なので是非1度試してみてください!!!
いやほんと、オールデンって特に柔らかいので、初期状態で既に履き込んだ他ブランドの靴と同等の柔らかさじゃないですか。
これがアンラインドになっちまうと、もうすごいんですよ。特にスエード。サンダルより楽かも。マジで。
6243F〜6245Fあたり、夏には超オススメですので次なる獲物を狙っている方は候補にいかがでしょうか?
今日のモディファイ!
次ハワイに行けたら買おうと思っています、6243Fやらその周りの品番。