天晴れです天晴れ!!
モディファイドラストの8.5Dが!欲しい!!
前々回の記事で書いたように、モディファイドラストの正しいサイズがわかった気がするのでチャンスがあれば狙っていきたいなぁ、なんて思っていた今日この頃……ではなく、2020年末には発送されていたようです。
つまり、これは2021年の靴じゃなくて2020年の靴だから。5足にはノーカン。ロスタイムだから。今もうアディショナルタイムか。
欲しいと思って記事をあげたときには既に手元にある。むしろもう履き下ろしてた。
靴バカ怖いなぁ……
というわけで届いた靴を見ていこうと思います。
激シブAlden!!
というわけで年始早々に届いたのはAldenでした。
スペックとしては、
style:Punched Cap Toe Derby last:modified last material:Alpine Calf Black(たぶん) sole:Single leather(Waterlock)
気取って英語で書いてみましたが、このブログでの似つかわしくなさは何?語学力の低さ??嫁に英文メール見せたら「鹿じゃん」で一蹴されるレベルだから??(Deer/Dear)
お相手してくださる英語ネイティブの方々、心からありがとうございます。
でも大丈夫!ここからはひとつひとつ日本語で見ていきますよ!!
外羽根パンチドキャップトゥ!
コレはもう外羽根のパンチドキャップトゥです。このご時世ですから!!
というのも、装飾の少ないパンチドキャップトゥはもちろんスーツに合わせてもオッケー!!外羽根なので冠婚葬祭にはどうかな?という気もしますが、普段の仕事には全く問題ないでしょう。脱ぎ履きもまずまずしやすいです。
その一方で、こうした装飾の少ない外羽根の靴といえば、サービスシューズっぽくもあります。
サービスシューズとは、アメリカ軍で支給(Service)されていた軍人さんが式典に出る用のドレスシューズです。特に海軍のものがデザインが良いことで知られ、その汎用性の高さから人気があります。
イギリス軍御用達のSanders(サンダース)も外羽根のキャップトゥがつとに有名ですね。
(キャップじゃなくてステッチによるイミテーションですが)
別に今回のオールデンは軍用に支給されていたわけではないので、実際サービスシューズでもなんでもないのですが(笑)、丸みを帯びたモディファイドラストのトゥはまさにサービスシューズの雰囲気!!!
というわけで、ミリタリーの要素を持つドレスシューズということでカジュアル履きもしやすい!!!
というように外羽根パンチドキャップトゥはその汎用性の高さから革靴界隈でブイブイ言わせています。素材や色次第でもありますがスーツの足元から休日のジーンズまで、なんでも合わせられる靴といえばコレ!!!
(ただしスーツに合わせ「られる」という範囲であって、ガチのドレスシューズの方がスーツに合うのは間違いありません。笑)
でも合わせちゃう。だって履き心地良いから!!
アルパインカーフ!
……だと思うのですが、その前提でいかせてもらいます。笑
アルパインカーフはフランスのアノネイ社が製造しているグレインレザー(シボ革)の一種です。
特徴はそのシボ。型押しではなく、なめした後に揉み込むことで模様を出す揉み革なのではないかと思います。そのためシボが不規則かつ凹凸も少なく控えめな印象です。
そのおかげで見た目が上品でゴツくなりすぎず、それでいて丈夫、そして雨シミも目立ちにくい……最高では?と常々思っていたので念願の入手と相成りました。
より一般的なグレインレザーとして、同社にはハイランドという革もありまして、こちらは型押しされた革です。
このようにスコッチグレイン(穀物)やペブルドグレイン(小石)と呼ばれる模様を型押しすることでシボを表現しています。
ハイランドはザ・カントリー!といった感じの趣きですが、アルパインは遠目で見ると一見スムースレザーか?と見まごうおしとやかさで、何にでも合わせやすい気がしています。どちらも好きなんですけどね。
さりげなく、それでいて雨に強いというのはオールデンとして嬉しい要素です。
ウォーターロックソール!
これも決め手の1つでした。ウォーターロックソール!!
詳しい説明はこちらの記事に譲るとして、
もでぃふぁいど はオールデンのソールの中でウォーターロックソールが1番好きです。特製オイルを浸透させたことで、レザーソールなのにグリップ力があって、しなやかで馴染みやすい感じ。オールデンをオールソールする際は、片っ端からウォーターロックソールにしていくつもりです。
(オールデン以外のレザーソールと比べると)ちょっと削れるのが早いような気もしますが、どうせ靴はいっぱいあるし気にするまい。(開き直った)
モディファイドラスト!
当たり前ですが、今回の話はこのラストじゃないと話が始まりません。
履き心地については次回以降!!
SHIPS別注Aldenの妙!
いやしかし、この靴は本当にドンピシャでした。久々のズキューーーーン。こんな靴が欲しかった!!!!
……が、この靴、正直オールデンとしての一般ウケはそんなに良くないと思います。笑
なんせ激シブすぎる!!
コードバンじゃなくてシボ革、ソールも謎の茶色いソール。形もメジャーなVチップやロングウィングではなくパンチドキャップ。
別注するとして、この靴であれば普通の黒いレザーソールの方が無難です。SHIPSでこのオールデンを企画された方も悩んだのではないでしょうか?
果たしてウォーターロックソールが刺さるのか?
なんならVチップにした方がウケるのでは??
待て待て素材もコードバンの方がウケるぞ!!
54331じゃん!!!
【ALDEN】オールデン #54331 Vチップ モディファイドラスト コードバン ブラック サイズ7 1/2D 未使用 RM2629【新古品】
なんて会議が行われてそうです。
それでも、もでぃふぁいど は絶対コレで正解だったと思います。安易にポピュラーな仕様にしなかったからこそ、刺さりました。
天候に対してタフな革!!
汎用性の高いデザイン!!!
濡れた路面でもグリップするソール!!!
そして疲れ知らずのモディファイドラスト!!!!
ディテールの全てが一貫して強いメッセージを放っています。それは、
いつでもどこでも履けるオールデンを作りたい!!!
ということ!!
コンセプトに対して一切ブレがないのが最高です。こういうプロダクトは強いです。
そして趣味ではなく商品である以上、売れると信じられなければ企画は通りません。この一見地味な別注を通したSHIPSさんもなんと天晴れなことでしょうか。
こんなふうに自分の考えたオールデンを世に問うのって大変でしょうけど、やりがいもあって楽しいんだろうなぁと思います。
というわけで、しばらくはこの靴で引っ張っていきますのでよろしくお願いします!笑
今日のモディファイ!
いや本当、本文と全く関係ないんですが、たまたま見つかってしまったこの靴、この状態で税込12万円ってヤバくないです?しかも?楽天のポイントも4倍で4,700円返ってくる?は???一期一会の早いモノ勝ち感ありません??あと1サイズ大きければ……ぐぬぬ
Alden オールデン UNITED ARROWユナイテッドアローズ別注 54382 ウイスキーコードバン Vチップシューズ 7 1/2C メンズ 【中古】
もでぃふぁいどさんこんにちは。相談させて頂いてもよろしいでしょうか。
オールデンのVチップの購入を検討しているのですが、カーフかまたはグレインレザーにするかで迷っています。
カーフの質はお世辞でも良いものとは言えないとうかがっています。もでぃふぁいどさんの記事でも言及されていますが、シワの入り方がかなり大味ですよね…
一方、グレインレザーについてはレビューも少なく情報をあまり取り入れられていないのですが、シワの入り方はいかがでしょうか?少し値段は高めになりますが、雨への強さも考えると定番のカーフより優れている点が多いように感じるのですがいかがでしょう?
最終的には好みの問題になるとは思いますが笑、ご教示ください!
ごまとんさま
コメントありがとうございます!
Vチップ、良いですよね。やはりこれぞ!という感じがたまりません!
さて、カーフかグレインレザーかというお話ですが、ことオールデンに限ってはグレインレザーを推したいです!あまり注目されていませんが……
この靴にも使われているアルパインカーフ自体は高級英国靴のガジアーノ&ガーリングでも使われるような素材ですし、シワも比較的細かく入ります。
スコッチグレインレザーやカントリーカーフも同様で他社と大きな違いは見られない気がします。
雨にも強いですし、ケアも楽、もうグレインレザーしかないと感じています。最近梅雨だったり夕立ちのことを考えると、出かけるときはとりあえずコレ、となりがちで登板回数は1番多いかもしれません。
ちょうどこのオールデンは磨いたところなので直近で記事にしたいと思います。シワの写真も載っけますのでよろしければご覧くださいませ。