やっぱこれなのか!?!?
マイサイズ変更の経緯!
簡単にこれまでの経緯をおさらいしますと、
年末にmyブランノックデバイスを入手して計測した結果、もでぃふぁいど のアーチ長は8.5D相当あることがわかりました。
今まで履いていたオールデンの54321(Vチップモディファイドラスト#8コードバン)はラコタハウスさんで勧められた7.5D。
モディファイドラストと言えば、アーチの突き上げとも取れる強いサポート!土踏まずのカカトよりのポイントを青竹踏みの如くサポート&マッサージ!!
……と思っていたのですが、どうやら単に小さかった可能性も否めません。
ならば買うしかあるめぇ、というわけで、やってきたモディファイドラスト8.5Dのマイオールデン。
念のためですが、単純にデカ目のオールデンを買えばアーチフィッティングになるわけではありません。個人の足の特徴にもよるので、計測した上で試されるのが絶対オススメです!!
+1サイズ!履き心地やいかに!?!?
もう8.5Dってニューバランスとか買うときのサイズだもんな。スニーカーと革靴ではサイズ表記の基準が異なりますし、普通スニーカーと同じサイズで革靴なんて履こうものなら、まともに履けたもんじゃないフィッティングになりそうです。
というわけで各部フィッティングを見ていきましょう。
カカト!
浮きます。笑
浮くどころの話ではなく、もはや無。無の境地。
下の写真の通り、ある程度絞られているのですがもはや関係ない感じ。
が、感触に反してカカトがすっぽ抜けて歩きにくいかというとそんなことありません。
カカトは完全にフリーなのに、甲で締めているので足を上げればそこそこ靴自体はついてきます。
なので、結構、というより普段通り歩けています。
最近は東欧靴を初めとして、カカトの掴みが「もう二度と おまえを離さない死なせないズッ友だょ」レベルの靴ばかりだったので慣れないですが、このオールデン、全然歩けちゃうなと。
むしろカカトの掴みがすごすぎて、履き慣らしでカカトがズタボロになることもありますが、そんなカカトにもオールデンは優しい。弱味につけ込まれてつい惚れちゃう。アーチフィッティング万歳!!!
ボールジョイント!
これまたストレスフリーです。
いわゆる高級靴と言われる多くの靴は、ボールジョイント(指の付け根)に幅を合わせることでフィッティングを安定させています。
ボールジョイントは足の中で最も幅が広い部分だからです。
そのためタイトな靴を慣らすとなると、必然ボールジョイントを苛めることになりがちですが、今回のオールデンにおいては、そんなの無用の苦労!!
7.5Dの時点でもさほどストレスは感じていませんでしたが、これをワンサイズ上げたもんですから完全にストレスフリーです。ボールジョイント界の高等遊民とは俺のことだ!!!
ボールジョイントからの感謝の声が聞こえます。
ありがとう。この靴を選んでくれてありがとう!!
ほらあなたにも聴こえるでしょ。
通常他の靴であればガッツリ固定される部分なので不思議な感じではあります。座っていたら靴履いてないのと同レベル。
それに伴って足指もフリーです。この靴のあとにタイトな英国靴なんかを履くと足指の抑圧具合がすごいです。
抑圧された足指たちはオールデンとともに立ち上がる。来る足指の解放。近代足指デモクラシー時代の到来です。足指の足指による足指のための靴。
逆に言えば、ちゃんと足指を使って歩かないとこの靴は歩きにくいです。ちゃんと歩かされるというか。
甲!
この靴のフィッティングの要その1、甲です。
これまで見てきたように、この靴はカカトもボールジョイントも足指もフリーです。もうなんだろな、めちゃくちゃな例えかもしれませんが、超大げさに言うとスキー板を甲に固定してるみたいな。固定されてるのはスキー板とのジョイント部分だけで、あとはフリーなのよ、みたいな。でも歩きやすいのよ、みたいな。
ぜんぜん伝わらないですかね、この例え。
それはともかくとして、まずは甲。羽根の開き具合はこんな感じ。
ぶっちゃけ限界ですね。ちゃんと締められているのでギリギリです。薄めの靴下で履いていますが、アンダーラップだと紐の張力もあってこれ以上羽根が閉じません。パラレルやシングルならもう少し締められると思います。
この靴は紐がちょっとでも緩むとエラい歩きづらくなります。ここでしか足を固定してないので当たり前ですが。
もうそこそこ履いたので沈みきったかなぁと思うのですが、革がダルダルに伸びるみたいなことが起こったらタンパッドいれるのが良さそうです。
また、紐はきつく締めても局所的にアタることもないので気にせず締められます。7.5Dのときはたまにピンポイントであたることがあったので、これも良かった点でした。(革の差もあるかもしれません)
土踏まず!
そして土踏まず。
やはり不思議な感じです。ただ、7.5Dのときの青竹踏みのようなピンポイントな突き上げ感はほぼなくなりました。
持ってる方のほうが少ないので伝わりづらいですが、むしろサンクリスピンの踏まずのサポートに近いかもしれません。
突き上げ感はそこまでないのですが、アーチを全体的に支えてくれているので姿勢が自然と良くなるというか、悪くなりようがないというか。背筋も伸びて身長伸びます。やった!!!
総評!!!
うふ今年はビスポークしちゃおうかしらん?なんて思っていましたが、
もうこれで良くねぇ???
と思っちゃう履き心地です。履き心地的にも、クビ金銭的にも。
まず、なんといっても楽です。前日酒に溺れていようが、濃いラーメン食べてようが、翌朝足が浮腫んで靴がキツい!!みたいな感覚とサヨナラです。
そして、歩きやすい。タイトフィットの革靴とはまた違う感覚ですが、歩きやすいです。この辺はアメリカ靴としての性格もあるかと思います。また記事にします!!
まぁただ、これ1足で本当にどこにでもいけるかというと、見た目がね。見た目がポッテリなので、俺のドレスシューズはこれぇ!!!
というテンションになれないっつーのはありますが……(一線を超えた靴バカの感想なので、一般的には全然いけると思います)
でも見比べるとね、やっぱり冠婚葬祭には履いていかない靴かなぁと思います。ほかの参加者は誰も気にしないでしょうけど……
まぁでもこの先、ドレスシューズをどれだけ履く生活が待ってんだろうな?というのもあります。
私服通勤可の方にお話伺った際、「あー、スーツ5年は着てないですわ……1着しか持ってないし、革靴もどうしたかなぁ」なんて話を聞いて衝撃を受けたものです。
革靴って靴棚が埋まるまで増えるもんじゃないの???
そんな向きにもオールデンはピッタリですね。カジュアルに履きやすい。
そんなわけで、ひとまず最近はひたすらモディファイドラストを履いています。完全にオールデンの波来てますよ。オススメです。
今日のモディファイ!
乗れよこのビッグウェーブに!!!
楽天で運命のオールデンに出会ってみる!!(検索)掘り出し物もあるかも……??
全くの同意です!!
私もモディファイドやVANラストは
いわゆるアナトミカフィッティングで
履いてます。
これに慣れると今さらウエストンの
新品履き下ろしはしんどいです(笑)
ちなみにEGあたりはUK8.5、
モディファイド、VANラストは
9.5〜10を履いてます
モディファイドラストは土踏まずの
突き上げがすごいというのは
たぶんアーチフィッティング的には
サイズが間違っていて、本来のサイズで
履くと、自分の土踏まずにピタッと
くっつくようなイメージだと思います
Tasuku_de_su さま
コメントありがとうございます!
VANも同じサイズで行けるんですね……!!カカトや甲が不安ですが、試す機会があれば試してみようと思います!
たしかに今からウエストンを履き慣らすのは……結構勇気がいることかもしれません……
ローファーやゴルフ以外はそこまででもないんですけどね……あの2足と598は突出してヤバいイメージです。笑
Aldenは持っていないのですが、興味があって以前から拝見していました。
手持ちが英国靴(ほとんどCrockett, 1足Tricker’s)ばかりで、ほとんどが7hを履くのですが、Aldenは同じサイズ感の方がいいとか、大きめを勧めて来る店があるだとかいろんな意見があってよくわかっていません。
ちなみに、大阪のラコタでフィッティングしてもらったときはモディファイドラストで9Dを勧められましたが、記事の通り、踵もつま先も英国靴とまるで違うフィッティングでかなり戸惑って買えませんでした。
タイトフィッティングと(英国靴比)ルーズフィッティングの両方で履いて比較した記事がほとんどないので、非常に参考になりました。
lupineさま
コメントありがとうございます!!
オールデンについては、英国靴とはもう完全な別の履き物としてお買い求めいただくのが良いかと思います!!笑
全然違うフィッティングの靴は気分転換にもなります。交互に履くことで英国靴の吸い付くようなフィッティングを改めて感じられるのでオススメです!!!