ストラップは飾りなんすよ、エライ人にゃそこがわからんのです。たぶん。
ダブルモンクのフィッティング
さて、ダブルモンクに新入りが加わったので早速履き下ろしました。そして歩いていると……これこそがダブルモンク本来のフィッティングなのでは?というヒラメキが。ちょっとまとめてみたいと思います。
ダブルモンクのフィッティング2パターン?
①バックルが革で固定
もでぃふぁいど の手持ちのダブルモンクストラップと言えば、Paraboot(パラブーツ)のWilliam(ウィリアム)。(リンク先5.8万マジか……)
【8/6再入荷 予約販売中】パラブーツ Paraboot ウィリアム WILLIAM ダブルモンクレザーシューズ
世の中に合わないボトムスがあるのか?というバケモノじみたコーディネート万能な1足です。(記事はこちら。)
ウィリアムはストラップのバックル側も革のパーツでできているので、ストラップの穴でフィッティングを調整します。
穴の間隔もありますので、ジャストフィット、というふうにはなかなかいきません。ちょっと無理して締めるか、若干緩めで妥協するかを選ぶことになります。まぁこれが普通かな、と。(もでぃふぁいど は家にあったニューバランスのインソールを入れてキツ目に締めます。インソールがふかふかで沈むのでそこまで辛くありません。フィッティングに悩む方にオススメ!気分でビルケンのインソールも使います。)
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パターン②エラスティックで固定パターン
こちらはシングルモンクのオールデン1655ですがバックル側のパーツはエラスティック素材、つまりゴムになっています。
このタイプなら若干きつめの穴に設定しておいても適度にゴムが伸び、足へフィットします。ジャストフィットを追い求めることが可能です。が、ゴムが伸びてしまうと交換の必要があったり、歩いていると「結局ゴムかよ!」みたいな気持ちになることもあります。屈曲時にゴムが伸びる感じがするんですね。
気にしすぎでしょうか?
でも気にしすぎなきゃこんなブログ書いてられないんすよ。
現れる真打
パターン③ストラップは飾りなんすよ
先日届いたVASS製ダブルモンクストラップ。1064というモデルです。VASSは羽根やメダリオン、ステッチの違いなんかをモデル番号で管理しているみたいですね。逆にラストが違ってもモデル番号が同じなら同じデザインです。(ラストが違えば見た目は変わります)
1064はシンプルにキャップトゥのダブルモンクストラップです。
少し書きましたが……新品にもかかわらずストラップ外した状態で、普通にかかとがついてきます。つまり、普通に歩くことができます。
もうそしたらストラップ、要らないですやん。この靴においては飾り同然なんです。(ちなみにバックルは革で固定されているタイプです。)
これが正解!(たぶん)
そもそもダブルモンクストラップの起源は(以前ウィリアムの記事でまとめましたが)とある超絶おしゃれキングがジョンロブに作らせたブーツに端を発します。
つまり、その方の足にぴったり合うように作られていました。
既製靴ではなかなか難しかったビスポークライクなフィッティング。でも、最近色々なところで言われるようになってきました。
最近の研究されたラスト(木型)の靴であれば、足にピッタリフィットし、もうその形だけで足を固定することができます。そうなると、紐やストラップはあくまでも補助的にフィッティングを調整するためのものにすぎません。(もちろん紐を締めることで足を固定する、という想定のクラシックな木型や靴もあります。それらが悪いわけではありません!シャノン最高です。)
しかし、ことダブルモンクストラップに関してはビスポーク由来の靴である以上、靴の形(かかとやボールジョイント)で足を固定し、ストラップはあくまで補助的に使う、という設計だったのではないでしょうか。つまり、多少妥協してストラップを締めている状態でも、その他の部分がしっかり足をホールドしているのでオッケー。
やや取っ散らかってきましたが、結論としては「ダブルモンクストラップはローファー並みにフィッティングを追及すべき靴である」ということです。
ストラップのみでフィッティングを追い求めるのは難しいことがわかりました。フィッティングをそこまで追い求める必要があるかと言えば、全然ありませんが。笑
その道の求道者はVASSのダブルモンクストラップ、要チェケですよ。足が細身の方ならなおさらです!
今日のモディファイ!!!
ちなみにサイズに限りがありますが、アローズさんで40%セールになっております!!