なんだかんだでずっと欲しかったの。
ディプロマット、はじめました
というわけで、先日怒涛の勢いで買ったChurch’sのDiplomat。
今日はUnboxingこと開封の儀……というか外観見ていこうと思いますよ。
買ったのはこちら!
モデル:Diplomat(ディプロマット) ラスト:173 サイズ:75F(ハーフアップ) 素材:NEVADA Calf 色:Walnut
というシロモノです。
ステキ!!!!陰影に惚れる!!
ブローグ&メダリオン!好き!!!
既にフライングしている感もありますが、ひとつひとつ見ていきますよ!!
紐通し!
まずはパラレルで紐を通しt……って履くの早!!!
良いです。これは良いですよディプロマット。
Diplomat=外交官
Diplomat(ディプロマット)とは外交官という意味です。
外交官とは、各国の大使館や総領事館、外務省で国を代表して交渉や交流を担当するお仕事の方たちです。
そういった方達が好んで履いたのがセミブローグシューズ。メダリオンやブローグ(穴飾り)で適度に砕けたスタイルのこの靴は、フォーマルさを残しつつも親しみやすさを感じさせます。外交という高度な交渉を進める上で彼らの仕事に貢献してきました。
……というのは、たった今もでぃふぁいど が考えた出まかせですが、まぁだいたいこんな感じな気がします。
実際、黒であれば仕事ではどこに履いて行っても問題ない1足です。(本来はそうですが、靴マニア以外からは「何その穴だらけの靴!?」となりがちなので注意しましょう。笑)
まぁ今回はこの色なんで、あんまりスーツにガンガン合わせようという感じもしません。
ネバダカーフ!
ネバダカーフはフランスのHaas社の革ですね。もでぃふぁいど はこの革めっちゃ好きです。
透明感があってキメも細かく、触ればモチモチ、クリームも馴染みやすくて磨きやすい。磨けばしっかり応えてくれる。それでいてシワも繊細。最高やがな。
チャーチのエボニーやウォルナット等、茶系の革はネバダカーフが多いです。黒は違いますので注意。
職人がワックスを塗り込んで仕上げた……とのことですが、こういうあたりでしょうか。明るい色だと色むらが目立ちやすいですが、これがまたアンティークっぽくてステキ。
あとはこういうあたりとか。ピンキングの際、黒いワックスが溜まってます。笑
でもこれが遠目に見るとまたブローグを引き立てて良い感じに見えるんですよね。職人技の妙。
ピンギング?ギンピング?ピンキング?諸説ありますが、手持ちの『紳士靴の全て』ではピンキングとされていましたので、以後それで行こうと思いました。
シワの入りかたはこんな感じ。
ガッツリ曲げてー
伸ばしt……伸びてる!!!
良い革です、ネバダカーフ!!!
メダリオン!
これもシープホーンの1種なの……か?しかし紳士靴メダリオン界隈ではドポピュラーというか、基本となるパターンです。
むしろエドワードグリーンやトリッカーズのハート型か、このチャーチの形かで頂上決戦って感じがしますよね。ドポピュラーです。むしろ現代では君こそが元祖感ある!!
こだわりのブローグ!
もでぃふぁいど はブローグマニアとして最近ブローグについてはつくづく考えてきました。
その結果、もでぃふぁいど がブローグに求めるものはブローグの間隔の狭さ、つまり穴飾りがどれだけ詰まっているか、というのがポイントになるのがわかってきたのです。
ブローグが詰まれば詰まるほど、靴に迫力が出ます。ブローギングが大きくなるとカジュアルな感じが出るのですが、間隔が詰まる分にはドレッシーな感覚は失われません。
つまり、間隔が詰まりつつも上品な大きさこそ至高……!!ちなみにこの意見は都度変わります。
ではチャーチはどうなのか?
結構詰まってます!これなら10万円してもおかしくない。
さ ら に !!
なんとディプロマットは、トップラインとスロートライン/キャップ部分でブローギングの間隔や穴の大きさが違います。知ってました??もでぃふぁいど は今知りました。
これによって、靴全体にどっしりとした迫力がありながらもトップライン周りは軽やかな抜け感もあり、絶妙なバランスが保たれているのです。天才かよ。
このこだわり!!!やっぱりマスターピースは違うぜ!!!!
レザーソール!!
このディプロマットはレザーソールです。チャーチと言えば潔いオープンチャネル。(少なくとも現行品は)
オープンチャネルとはすなわち、出し縫いの糸が見える仕様です。
そんな水も染みるほど雨の日に履いていく色の靴でもないですし、これといった実害は特にありません。笑
コテの模様(これも刻印か?)や、カスタムグレードの刻印はカッコいいんですよね!!
173ラスト!!
1999年にプラダグループに買収されたチャーチと言えば173ラスト!!もう20年以上前か、、、
あらためて見ると、結構クラシックな形してませんか?もっとガジアーノとかジョンロブとかエドワードグリーンの新しい木型なんか比較的シャキーンとしていますし、それと比べれば十分クラシックな木型です。
しかも改めて写真に撮ってみると思っていたよりずっと絞られています。
ヒールも左右非対称!!
クビレは……そういうの求める靴ではないので……とはいえコバが張り出しているだけで、靴のフォルム自体はしっかり絞り込まれてメリハリが効いた印象です。
履き心地なんかはまたいずれ。
ハーフブローグのマスターピース!
というわけで今回はチャーチのディプロマットを主にデザイン面から見てきました。
ディプロマットについてはこうも言われています。
ハーフブローグのマスターピースと。
誰がどこで?
今ここで、もでぃふぁいど が。
実際J.M.WESTONの310はここんちのディプロマットを参考にしたという噂もあるくらいですので、その完成度は各界からも認められているのでしょう。
どこから見ても破綻のないデザイン、そつの無い履き心地に、最高な革。全てが高次元でまとまったこの靴こそ、キングオブセミブローグ!!!アンタはエライ!!!
まぁブローグの手間であったりなんだりを考えると値上げ後の価格でも納得なんですけど、買えるなら安いうちに買っちゃうのが良いのではないでしょうか!!
黒も!
チェットウィンドもいいよなぁ。
今日のモディファイ!
どうでも良いですがまた書く人変わった??
ディプロマット好きなのに、定番すぎて先延ばしになっております。。
チャーチのブローグは、なんというか黒いアイライン入れたみような、強いコントラストがカッコイイですよね!
そして、狂気のブローグマニア再び!笑
masa.eliasさま
こちらへのコメントもありがとうございます!!笑
私も「いつかはディプロマット」と思いつつ4年経ってました。(試着している4年前の写真がありました。笑)
グリーンやロブ、GGからは感じないこの魅力は何?と思っていましたが、おっしゃる通り、ネバダカーフ系は仕上げでブローグ部分に染料を入れていること、親子穴の間隔が詰まっていることの2点から生まれる迫力にやられちまっていたようです。
悔しいことにこうやって値上げがあるときっかけになるんですよね、正規店じゃないですが……笑
にしても、なんでこんなにブローグ好きなんでしょう……