100日後に履かれるAlden〜34日目:Vチップは作りやすいのか?作りにくいのか?

どっちなの?

100日後に履かれるオールデン!

誰に望まれるでも喜ばれるでもなく、バカでムダなことがしたい!!と深夜テンションで考えてしまった もでぃふぁいど 。

オールデンについて100記事書いた後に履き下ろした際にはよくわからないカタルシスとフィナーレ感でドーパミンがドバドバのはず!!!

待ってろ世界!待ってろオールデン!

990やローファー、ブーツは納期が長い!?

時はコードバン大枯渇時代の話です。

プレーントゥやローファー、タンカーブーツを買おうとすると軒並み2年待ち、というような状況でした。久々に出てきたBiginの切り抜きも、「今の在庫はクロムエクセル!」とカーフ推し。

というのも、これらの靴は大きなコードバンを必要とします。たとえば990はシュータン上部以外は1枚のコードバンでできています。

1枚のコードバンをそのまま使うということは、質が良いコードバンが必要です。なぜなら、そのどこか一部にでもキズやシミがあったらもう990は作れないからです。

タンカーブーツやローファーも同様で、これらはモカシンを模していますが、通常のUチップのようにモカ部分は別の革を縫い合わせているわけではなく、ハンドステッチによって1枚の革に装飾を入れてモカを表現しています。

よってブーツもローファーも、キレイな1枚革のコードバンが必要になります。このあたりがなかなか生産が上がってこない要因かと。

一方でVチップ

一方でVチップです。これまでの靴と比べると、パーツ数の多さは歴然。5パーツに分かれています。

つまり「このコードバン、一部に傷があってプレーントゥにはできねぇなぁ」とか、「このコードバンは小さくてブーツのパーツはとれないなぁ」という状況でも、Vチップのパーツは切り出すことができるのです。

オールデンでも同様かはわからんですが、レザークラフトショップなどで売っているホーウィンのシェルコードバンの等級は「コードバンの面積のデカさ」が主な基準になっています。

つまり、プレーントゥやローファー、ブーツは等級が高い=単価が高いコードバンでしか作れないですが、Vチップは等級の低いコードバンを組み合わせたり、ブーツやローファーなどのパーツを取り終えた端材のようなところからでも作れてしまうのでは?

全て推測の域を出ないのですが、軒並み2年待ちと言われた中でもVチップだけは1ヶ月くらいで手に入ったんですよね。

ご存知の通り、54321Vチップは990と並んで雑誌などで露出も多く、人気のモデルです。売れてないからすぐ手に入ったというのも考えにくいです。

となると、Vチップは生産回数が多く入荷サイクルが早いのでは?と思ったわけです。

ただしVチップは縫製箇所が多く、職人さんはあまり好まなそう、というお話もあります。笑

990や986などのローファー、ブーツは、革は贅沢な使い方をしていますが、逆に言えば縫製の手間は最小限です。

Vチップは革の取り方は効率的かもしれませんがそのぶん職人さんの手がかかっているといえばその通りです。

どちらが優れている、というもんでもないのかなぁ、と思いつつ、なんとなく職人さんが「Vチップはめんどくせえなぁ!!」と言いながら縫っている姿が目に浮かびます。

今日のモディファイ!

悩んだら両方買えばいいんすよ、いつかはどうせ買っちゃうので。

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