おじさんの思い出話(しかも前にも書いたかも)
100日後に履かれるオールデン!
誰に望まれるでも喜ばれるでもなく、バカでムダなことがしたい!!と深夜テンションで考えてしまった もでぃふぁいど 。
オールデンについて100記事書いた後に履き下ろした際にはよくわからないカタルシスとフィナーレ感でドーパミンがドバドバのはず!!!
待ってろ世界!待ってろオールデン!
タッセルの彼の思ひ出
オールデンにまつわる話を100個書いていく……というテーマであれば外せないのがタッセルローファーの彼の思い出です。
6年前とかでしょうか、Vチップ(54321)を買った直後くらいに泊まり込みの研修がありました。
何を履いて行こうかな、Vチップ履いていきたいな、でも雨降ったら困るな……ということで、VチップとJ.M.WESTONのゴルフを持っていきました。
長期出張に靴を持っていくの、あるあるですよね????
で、研修を受けつつ休み時間に周りの足元を見てみると……明らかにオールデンの#8タッセルローファーを履いた方がいらっしゃるわけです。あのツヤ、あのフォルム、間違いない。
そのタッセルローファーに、履き込まれて見事に色落ちしたジーンズ、Tシャツにジャケットという出立ちの彼。
グループワークにParabootのアヴィニョンを履いたメンバーもいたので、この研修の靴好き三銃士がここに揃いました。
まぁ懇親会では、まずその話です。
◇
も「ステキな靴ですね!」
タッセルローファーの彼「いやいやいや、僕もめっちゃ見てましたよ、Vチップじゃないすか!」
アヴィニョンの彼「ちょっとその話、僕も入れてください!」
タ「パラブーツ便利ですよね!!!」
も「磨きかかっててめっちゃカッコいいすね、そのアヴィニョン!」
◇
そこからはひたすらに靴談義やら服談義をしていたのでした。
いま思うと奇跡では???こんなことある???
ちなみにアヴィニョンの彼はスニーカーマニアでもあり、家の壁面に大量のスニーカーを飾って楽しんでいたものの、結婚にあたって、ことごとく処分したという……涙なしには語れない結婚話を聞きました。元気でやってるかなぁ。
一方でタッセルローファーの彼に話を聞いていると……
◇
も「なんか他に靴持ってきました?」
タ「いや、1足で来ました」
ア「この雨の時期に!?」
タ「ぶっちゃけ雨の日にも履いちゃってるんですよね……」
も「勇者すぎる……!!」
◇
長期出張と書きましたが、この研修、1ヶ月あったのです。笑
でもタッセルローファーの彼は、
- タッセルローファー1足で来た
- ぶっちゃけ雨の日でも履いてる
とのたまうわけです。Vチップ買ったばかりのオールデン初心者には衝撃的でした。
でも彼のタッセルローファーは赤みが増してて、ぱっと見でコードバンとわかるくらいバチバチに輝いていて、凄まじいオーラを放っているわけです。
これが、もでぃふぁいど の履き込まれたオールデンってこんなにカッコいいんだ!!!という原体験です。
また、彼の白Tに色落ちしたジーンズにオールデンという気取らない格好も「オールデン買ったけど何合わせれば良いんだ……釣り合いが取れる服ってなんだ?」とか考えていたもでぃふぁいど の悩みを吹っ飛ばすこなれ具合でした。
(アヴィニョンの彼は、キレイ目なチノにボタンダウン、アンコンのジャケットを羽織ってしっかりプレッピーしてました。タッセルローファーの彼とはまた違うオシャレさで。)
雨の日でも気にせず履いちゃう、1ヶ月履き通しだって構わん(部屋はスリッパだし)という、そのオールデンとの気楽な付き合いかた。もうもはや眩しかったです。
その後は各自持ってきたケアアイテムを交換して試してみたりなんだりとしていたのですが、そこで、もでぃふぁいど が持ち出したのがレザーディフェンダーです。
◇
タ「え?こんなのあんの!?」
も「便利ですよね」
タ「これでもっと、どこにでも履いていけるやん!!」
◇
コードバンだって気取らずに履いていい、もっと自由に、たとえ雨の中にだって。自分にはこれ1足で十分なのだ、と。
靴がひしめく自宅の靴棚を眺めていると、たまに彼と彼の相棒のオールデンのことを思い出します。
もでぃふぁいど には1足だけを選ぶなんて、できっこしないのだけれども、その生き様に憧れてしまうのです。
梅雨時の晴れ間、木々の鮮やかな緑と眩しい木漏れ日。彼のさわやかな笑顔とタッセルローファーは、もでぃふぁいど の記憶の中でいつまでも輝き続けているのでした。
今日のモディファイ!
そんなんもあって、手持ちのタッセルローファーを履きこみたい気持ちはありつつ、ただやっぱり雨とわかっていれば別の靴を履いてしまう……というジレンマに悩まされています。