履いたら当然この記事が来ますよね!
M1500UA!!
先日手に……もういいですかね。笑
今回は履いてみての感想なぞを。
キモはソールユニット!!
ニューバランスの履き心地でキモとなるのはソールユニットです。
ソールにどの技術が用いられているかによって履き心地が異なることを今回実感しましたのでご紹介をば。
スニーカーの履き心地!!
一般論ですが、柔らかい素材をソールに使えばクッション性は上がります。その代わりに歩行の安定性が犠牲になります。
絶対つぶれないけどコンニャクと同じ柔らかさの物体があったとして、ソールの下に10cm厚で貼ったら着地のたびにブルンブルンしてまともに歩けなさそうですよね。(どんな例だ)
また、1度履いただけでソールが潰れて戻らなくなる(=クッション性がなくなる)のも困ります。
そこでハイテクスニーカー各社はクッション性・安定性・復元性の3つを高次元で得るために、ソールの素材や加工方法、構造を模索しているわけです。
ニューバランスではミッドソール部分で、ENCAP(エンキャップ)やREVLITE(レブライト)、ABZORB(アブゾーブ)やTCPスタビライザーなどの技術が単体、もしくは組み合わせてモデル毎に搭載しています。
これはアウトソール。路面状況や摩耗を考慮し、頑丈な素材が用いられます。
これがミッドソールです。アウトソールとアッパーの間で例の3要素を高めるために挿入されます。
M1500UAにはENCAP!!
ENCAP(エンキャップ)はニューバランス独自のソールの構造です。
柔らかな素材(EVA)の周りを固い素材(PU,ポリウレタン)で囲むことで、クッション性、安定性ともに高めています。EVAはビーサンに使われるようなクッション性の高い素材です。
(そしてポリウレタンこそが経年で劣化し(加水分解)ソールがベロンチョする原因でもあるのですが……まぁM1500はソール交換できるのでその日まで履くのみです。)
ENCAPの履き心地!!安定性抜群!!
履いてみた感想としては、「M1500は思ったよりクッション性は控えめで、安定性に振ったモデルなんだな」ということ!!
ABZORB(アブゾーブ)を搭載したM1700と比較しているので尚更です。
アブゾーブは無敵のクッション性と高反発という特徴を持ち、その歩き心地はまさに「雲の上を歩いているような」と形容できるものです。
特にM1700はソールの前側にもアブゾーブを積んでいるので、なんかすごい歩き心地です。雲の上を弾むような。ニューバランス、意外と硬くない?と思う方には是非試してみてほしい一足です。
(ちょっと高いのがたまにキズですが、並行輸入品なんかだとたまに掘り出し物がありますね。)
さて、肝心のM1500ですが、M1700に比してクッション性が控えめなのは別に悪いことではありません!!
クッション性が高いということは、ズバリ、推進力を殺すのです。
靴のかかとから接地する際、我々はナナメに接地します。運動のベクトルを分解したとき、本来クッションで吸収したいのは垂直方向の力だけですが、ナナメに接地するので推進方向の力も吸収されてしまうのです。
ランナーは、これをストライド走法という足裏全体で接地する走り方で克服します。
が、普通に歩くスピードではまず不可能ですので、もでぃふぁいど の推進力は甘んじてアブゾーブに吸収されまくることに。笑
そもそもクッション性を得るメリットは「関節へのダメージを最小限に抑えること」ですので、普通に歩く範囲ではあまりメリットが感じられないかもしれません。
一方、安定性が高いと、接地時の足のブレが少なくて済みます。逆に安定性が低くブレが大きいと、余計な筋肉でブレを抑えつつ歩くので疲れます。
結局は、関節へのダメージと筋肉疲労のどちらを取るか、ということになってくるのです。
もちろん関節痛など抱えている場合はクッション性が大事になるのですが、もでぃふぁいど は幸い、今のところ選べる余地があります。
毎日10km歩くとかでなければあまり変わらないか?という気もしますが……
というわけで、ENCAP搭載のM1500は安定性に振っているモデルと言えます。
あくまでM1700と比較して、ですのでしっかりハイテクスニーカーならではなクッション性はありますよ!念のため。
が、ABZORBも捨てがたい……!!
しかし、人間はゼータクです。
ないもの、ねだっちゃいますよね。
隣の芝はいつだって青い。もう真っ青です。
そんなあなたに……ニューバランスのカスタマイズ!!
……という記事は長くなったので次回に!!
今日のモディファイ!!!
New Balance M1500はENCAP搭載で頼もしい!!安定感抜群!!最高!!!