お盆明け労働お疲れ様でした……!!(この部分お盆明け初日に書いていますので早くこうなってほしい)
LIGHTBULB鹿ノルベホールカットwithケープタウン!
先日お届けいただいたこちらのサンプル!!
ちょこちょこ履いて全貌が見えてきましたのでもうちょっと詳細にレビューしていきますよ!!
先に総評ですが、
革靴とスニーカーの間の履き物としてどの家にも1足置いておけば良くない???
と本気で思ってます!!これは……革命だぜ!!令和の履き物ニュースタンダード!!
ちなみにLIGHTBULB自体の履き心地については以下の記事を参照のこと。同じこと書いてもしょうがないですからね……!!
要は、医学的知見に基づいた、足が前に自然に進む歩き心地、そして何より、もでぃふぁいど の足にジャストフィットな木型、そしてそれをトラディショナルな革靴のルックスに落とし込む技術が最高なブランドです!!
この見た目でこの履き心地は反則だって。
LIGHTBULB鹿ノルベホールカットwithケープタウンソールの外観レビュー!
アッパーデザインは鹿ホールカット!!ミニマル&ドレスの極致!!
アッパーレザーは鹿です。

いわゆるジビエレザー、バリードさんで取り扱っていらっしゃるレザーですね。
革の特徴として
- 軽量
- 吸湿性良し
- 放湿性◯
- 通気性も◯
- 丈夫
- 柔らかでしなやか
というようなことが言われており、それって靴に最適じゃね??という感じ。実際に見ていきましょう。
まず、テクスチャーとしてはシボ革です。これは型押しではなくって、自然についたシボ。

なので、まずとても柔らかです。足馴染みが抜群に良い!!
どのくらいかといえば、履いた初日から足の形が出てしまうくらい。ウエストンで半年の修行の後に至る段階が、初日で実現します!!修行レス!!!
つまり木型と足の相性を補完できるレザーです。
これ、MTOの木型の一部盛り調整と組み合わせたら無敵の革では?
色は黒。黒と言っても黒々としたブラックというより、やや灰色味を帯びているように感じます。夏場、黒すぎると重いですし、服に合わせるにもコントラストがつきすぎるので、このくらいの方がナチュラルに色んなボトムスに合わせられそう。

もちろんクリームでさらに黒くするのもアリ。もでぃふぁいど はしばらく無色クリームでケアしてみて、色が抜けたりすると楽しそうだな……などと妄想しています。
雨の日にも履いてみましたが、10-15分外を歩くぶんには特に浸水はなし。黒のシボ革ということで、雨に打たれた後のケアについてもあまり気にしなくて良さそうでした。
これがホールカット、つまり1枚革でできている=屈曲部に継ぎ目がないので、LIGHTBULBの歩き心地を自然に、最大限味わうことができます。これは……すごいぞ!!
底周りは妥協ナシのカントリー仕様!ノルベジェーゼ&ケープタウンソール!!
LIGHTBULB必殺!!の域に達している、これぞ円熟の境地!!!と個人的に勝手に思っているノルベジェーゼです。チェーンステッチのタイプですね。

縫い糸の加工が変わり、以前より太くなったことでさらに迫力UP!!!!やっぱりノルベはこうでなくっちゃ!!な個人的趣向にどストライクです。
古くは登山靴用のタフな意匠として用いられたノルベジェーゼは、横からの浸水を防ぐカントリーライクなディテールです。
中底が厚くなるため返りが悪くなるのが通常です。タフさに振っているぶん、履き心地はトレードオフ。これはしょうがない……ところ、LIGHTBULBはトゥスプリングを含めた底面形状の工夫によって返りが……というのは次段の履き心地レビューに譲ります。
そしてケープタウンソールですね。

こちらは世界一のラバーソールメーカー、ビブラム社が展開するガムライトソールのドレスタイプです。ガムライトとはいわゆる発泡ゴム。空気を含むので軽い!!そしてハイテクスニーカー顔負けのクッション性!!
で、通常そのぶん削れやすいということになるのですが、そこはさすがのビブラムなので、配合を工夫して耐久性も◯。
それでも擦り減ったとして、嬉しいことにノルベ+接着仕様なので交換は安価かつ容易です。オールソールより手軽に交換可能!!
なので、ソールとしては申し分ないブツなのですが、唯一の欠点がブ厚いこと。

クッション性があって軽くて耐久性も悪くない、もでぃふぁいど も知っていました。でもなんで今までチャレンジしなかったかって、ドレスシューズに突然搭載しても野暮ったくなるからです。(超個人的意見)
ドレスシューズのアッパーデザインはあくまでドレスにまとめることが前提なので、いきなり分厚いソールを装着するとややチグハグに見えます。
チャーハンに麻婆豆腐をかけるなら中華という文脈があります。でもグリーンカレーはかけないじゃん?(かけたい方がいたら止めはしませんが……)
そんな感覚。
なので、ドレスなアッパーデザインに分厚いソールをつけるためには、何かしら「つなぎ」が必要です。
たとえば、パラブーツのノルウィージャンウェルトのように。
たとえば、チーニーのケンゴンにおけるタフなレザーとヴェルトショーン製法のように。
アッパーのドレスデザインを、ジビエレザーとノルベ仕様をつなぎとして、分厚いボトムデザインとまとめていく。これぞまさにシームレスな一体感!(ホールカットだけに!!)
チャーハンとグリーンカレー、両方食べたかったら、右半分にチャーハン、左にグリーンカレー、間にジャスミンライスが盛ってあったら、ワンプレートでもなんかイケそうな気がしません?この例もういい?
なにって、着弾時の記事にも書きましたが、アッパーはホールカットというミニマルデザインの極致でありながら、アッパーのシボ感や底周りのマッシブさが合わさることでデザイン上まとまっているだけでなく、カジュアルにも履くことができる懐のデカさを手に入れているのです!!!
それでいて現代のビジネスシーンでも違和感なく履くこともできる……!!
ビジカジとか言って、え?セットアップになんのスニーカー合わせたら良い?とか悩むくらいなら、このLIGHTBULBを履いておけば万事解決!!!
LIGHTBULB鹿ノルベホールカットwithケープタウンソールの履き心地レビュー!
鹿レザー柔らか!!!
なんと今回の靴はライニングまで鹿!アッパー鹿&ライニング鹿仕様!!
そんなこともあって修行レス、履いた初日から履き主の足の形を無理なくしっかりトレース!!抜群の足馴染み!!!

LIGHTBULBの木型は、もでぃふぁいど にジャストフィットというのもありますが、まぁそれにしたってこの造形、見て?

靴に木型由来の履き心地を求める方はもちろん、「造形も大事なんだよな〜」派の方も大満足いただけるはず。
鹿ライニング……快適……!!
そして鹿レザーの特徴である吸湿性や通気性が活きています!!
イジワルして素足で1時間くらい履いて出かけましたけど、なんか足サラッサラでナニコレ新感覚!?!?

中底は牛革なので、ライニング周りとの吸湿性の差が感じられて面白かったです。牛革(とくに無染色タンニンなめし)もそこそこ湿気を吸う素材です。ユッタニューマン履いてて足裏の汗が気になったことありません。
しかき鹿はそれ以上の吸湿性……!!バッチリ実感させられてしまいました。
ドレスシューズだとライニングも色付きだったりしてそれはそれでまとまりが出てカッコいいんですけど、吸湿性という意味では鹿レザーとは雲泥の差が出る印象です。裸足で履こうとか、まず思えません。
ノルベ/ケープタウンでゴキゲンな歩き心地!!
スニーカーの定義を語源のsneak、足音を忍ばせることに求めるとしたら、このLIGHTBULBもスニーカーになるでしょう。
足音、全くしません。そして軽く弾むような履き心地……!!

先にもチョロリと書きましたが、ノルベジェーゼを施すためには、グッドイヤー製法で使うものより分厚い中底が必要になります。
なので、どうしたって返りが悪くなる。
J.M.WESTONのハントもノルベジェーゼですが、木型自体は良いとしても、返りの悪さについてはお墨付きというか、最初からスチールついているあたりからも読み取れます。

ハントをじっさいに数年履いてみた感想ですが、、馴染みが出るには出ますが、履くのに筋力が要求される靴です。
登山用の頑丈な靴を作るための製法ゆえ、屈強な人間が履くことを前提にしているのでしょう。
そこに来てLIGHTBULBのこのパッケージよ!!

LIGHTBULB自体、トゥスプリングがとってある木型なので底面がローリングしやすく、返りが気になりにくい靴です。
ここにさらに柔らかケープタウンが搭載されることで靴が返らなくてもソールがその分の応力を吸収してくれる感じがします。
よって、通常ノルベの靴でありがちな「履き始めカカトゴリゴリ削られ修行」が全くありませんでした。
また、雨に対してもケープタウンは接着されているため縫い糸が底面に露出しておらず、浸水にも強い!!
先に書いたように、デザイン的にもノルベ×ケープタウンはアッパーとうまく馴染んでいますが、この組み合わせ単体でも履き心地や悪天候への対応という機能的にナイスコンビ!!!なのです!!
ただし1点だけモノ言わせてくれ!!
このパッケージ、め〜〜〜っちゃ良いです。事実、もでぃふぁいど も履きまくっています。
ただしケープタウン!!!
オマエ味付け濃すぎ!!!
履き心地はたしかに抜群!!が、しかし、これはLIGHTBULBの履き心地、歩き心地を覆い隠すくらいケープタウンの影響がデカすぎる!!
極論、どんな靴についていても似たような、いわばケープタウンの履き心地になる気がします。ビブラム社の大勝利。
もちろん冷静になってみれば、トラディショナルや見た目で、個人的に靴擦れレスで、ノルベをこの履き心地で実現できるのは、今のところLIGHTBULBだけです。
でもLIGHTBULBならではの底面形状の工夫、それによって生まれる歩き心地は靴好きなら体験しておいて損はないと信じています。
そう思うとLIGHTBULB1足目にケープタウン仕様はなんだかもったいない気が……。
天下一品味のカレー食べて「天下一品っておいしいんだね」って言われる感覚。ぜひ店でこってりを食べてから言って欲しいやつ……!!
強いて1足目におすすめするとすれば、「今までスニーカーメインで履いていて、革靴の履き心地に馴染みがない方」でしょうか。
LIGHTBULB2足目〜です、という方には雨用の心強い選択肢として、1家に1足オススメしたい履き心地です!!
というわけで、今回のLIGHTBULB鹿ホールカットノルベ×ケープタウンは、
履き物として素晴らしい完成度!!
でももっと濃ゆいLIGHTBULBはある!!
ぜひLIGHTBULBを原液で摂取してくれ!!!
というレビューで締めたいと思います!!!
LIGHTBULBは今後も大阪/東京とトランクショー(=試着のチャンス!)を控えていますのでこちらもぜひ!!
〜
— LIGHTBULB Tokyo official (@LIGHTBULB_Tokyo) August 18, 2025
【イベントのお知らせ】
○9/5〜7 阪急メンズ大阪
○10/25〜26 東京SHOESHINE GRAND PRIX 2025 Final Round 出店
○【未】11or12月 東京定期受注会 ローファー発表
○【未】12月 福岡受注会 pic.twitter.com/0chaDc2pMc
今日のモディファイ!
え?原液はどうやって摂取したらいい?オーダーだとなんでもできちゃうから逆に頼めない??
そんなあなたには完成されたパッケージ、かつあまり類を見ないイミテーションキャップトゥのギュスターヴはいかが??
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