レビューも最終パートに!!
John Lobb William92!!
開封、
William”92″とは?
外観レビューを経て
今回の履き心地&履きシワレビューです。
ジョンロブ ウィリアム92の履き心地!
もうフワッフワです。ジョンロブ捕まえて言うことじゃない気がしますがスニーカーみたいです。靴好きに通ずるように言うならパラブーツ。
というかそれを狙ってるモデルなので当たり前っちゃ当たり前なのですが……
恐るべしライトウェイトウォーキングソール……!!なんかこんな……イボイボなのに!!!悔しい!!!
パラブーツで言うならRPでおなじみのTEXソールより、マルシェ2の方が近いです。こう……薄目で見ればパターンが似ている気も……
両者、ソールの厚みがあるので決して返りは良くないと思うのですが、歩いていてそれを全く感じさせないのは底面のパターンが地面に対し丸みを帯びているからと思われます。
しばらく履いて歩いてみましたが10kmは余裕のやつですね。もでぃふぁいど の普段歩く距離的には全然OKなやつです。
少なくともバックルを止めてなくてもカカトを上げればついてくるくらいの返りです。
そしてまぁ相変わらずのジーンズOK、チノパンOK、スラックスOKの万能さは上の写真からも感じとってください。お願いします。
便利すぎる1足です。
カントリーカーフの履きシワ!
そこそこ履いた気がしますが(20kmは歩いたはず)、この穏やかなシワ。シワも紳士です。
このモコっとしたシワは肉厚な革ならではですね。ここは価格相応にパラブーツのグレインレザーとは違う部分かもしれません。
うーんこのシワに挟まれたい。毎日挟まれながら眠りにつきたい。
このまるでコードバンのようなモコっとしたシワですが、アッパーの革の厚さとライニングの質が影響しているように思います。
ジョンロブの靴のライニングってすごくないですか?フワフワモチモチの革はさすがエルメス傘下の王者。ずっと触っていたくなります。
ライニングなんて安いもん使ってもぱっと見はわからないもんで、コストダウンとなれば真っ先に安いものにしちゃいそうですが、さすがこのあたりはジョンロブだなと思います。副資材まで手を抜かない。
ちなみにモコシワですが、専用のツリーを入れるとまっさらに。満足度高し!!!!
William92まとめ
というわけで色々見てきたWilliam92。見た目は完全にパラブーツのそっくりさんというか、言ってしまえば似非パラブーツなんですけど、そこはジョンロブの価格帯なりにもろもろアップデートされている1足です。(ノルウィージャンウェルトはストームウェルトになっていますが…)
パラブーツのウィリアムより、フィッティングもより本格的な紳士靴に近い……というか本来のウィリアムのラスト9795をそのまま使っているので、ガッシリ分厚い革で包まれるクラシックな紳士靴の履き心地はそのままに、フワフワなソールの快適な歩き心地を味わうことができます。パラブーツは誤解を恐れず言えばスニーカーライクです。
なのでパラブーツはなんか緩いんだよなぁ、でもあの履き心地が欲しい!!という方にはオススメできる1足です。Williamをレザーソールで買い、そのうちライトウェイトウォーキングソールに変えるような運用もありかも。純正修理ならできるのかな。
あらためて一連の記事を書くにあたり「この写真なんか良くね?」というのを掲載して締めくくりたいと思います。
無骨なステッチと輝くバックルのコントラスト。
モデル名も誇らしげです。
さぁ、ここ数年忘れていた夏の日へもう一度。
おしまい!
今日のモディファイ!
カントリーカーフのシワに挟まれて寝たい。むしろジョンロブのライニングに包まれたい!!!