受注会ですが、試着だけでも大歓迎とのことなのでぜひぜひ〜
LIGHTBULBの受注会!〜7/29土まで!!
というわけで行ってまいりましたLIGHTBULBの受注会!!!
受注会の概要やLIGHTBULBについて、詳細は以下をどうぞ。
今回は早速受注会に行ってきたのでレポートをメインに!!
いやしかし初日に行ってきましたが、千客万来、大繁盛な感じで常に試着している方がいらっしゃるような状況で。
しかもチラホラとお話を盗み聞きしていると、皆さんLIGHTBULBのファンでいらっしゃるようで、Twitterをフォローしていて…とかなんとか。
もでぃふぁいど!を読まれた方はその旨も申告くださいね。もでぃふぁいど のアンバサダーとしての沽券に関わりますので!!(器の小ささを晒していくスタイル)
……とか言いつつ、実際は何人かの読者の方とお話しできてめちゃめちゃ楽しかったです。お会いできた皆さん、ありがとうございました!!
しかしこのミニチュア靴、めっっっっちゃ可愛くないですか?????
いやこれは……ええな???ちなみに芯材までちゃんと入っているそうで。
……脇道はここまでにして真面目にレポートしていきます!!
MTOのゲージ靴、大人気!
さて、先にも書いたようにMTOの試着、大人気です!!
選べる素材はざっとこんな感じ。手前はホーウィンのコードバン!
そして定番のワインハイマーのボックスカーフ、そこからマットなシボ革、カラフルかつバリエーションがものすごいスエードと続きます。
ホーウィンのコードバンはのちほどふと見たら、増えてました。笑
薄い色、いわゆるレアカラーもOK!アップチャージは4万円とのこと。
納期は4ヶ月ほどの予定。秋〜冬に間に合いそうということで、革靴を履くにはバッチリな季節に届いちゃいますね。
デザインは5種。下記投稿の4種+のちほど出てくるゲージ靴のプレーントゥギブソンです。
実物見ましたが、やっぱりフルブローグのオリジナルメダリオンも良い感じ!!!
MTO/MTMはデザインをこれら5種から選ぶということですが、メダリオンやキャップ、ブローギングをオミットすることは可能なので、内羽根のキャップトゥやプレーントゥも作れます。
MTOラインの履き心地!!
というわけで履いてみましたMTOのゲージ靴!
先に試着された方々から漏れる、
- 柔らかい!
- こりゃいいぞ……!
- 新感覚!!
- 悪いところがほんとにない!
- (オーダーしちゃうか)どうしよう、これめっちゃいいな……
- すごい好みのフィッティング……!!
- すんごい気持ちいいですねこれ
という声を聞いていたので期待も高まります。というか、もでぃふぁいど が待っている間に普通にスパスパオーダーされる方もいらっしゃる!!羨ましい!!!
特に印象的だったのが、オールデンのモディファイドラストを履いた方が「これは今までにない感覚」という感想をおっしゃっていたこと。正直もう期待値、青天井です。
驚愕のふんわり足入れ感!
というわけで履かせてもらいました!!(ゲージ靴のコバは広めに仕上がっているので、実際は左のサンプルくらいの張り出しになるとのこと。)
こ、これは……!!
足入れした瞬間、足の前半分がフワッとした感覚に包まれました!!新感覚!!!
◇
も「えっ…」
外林さん「どうですか?」
も「スポンジ入れてますよね??」
外林さん「入ってないですよ(笑)」
も「ウソですよね?」
外林さん「入れてないです……!!」
も「ウソ……絶対入ってる……!!」
外林さん「入ってないです……!!!」
◇
と見え透いた押し問答をするくらいにはフワッとしました。たしかに立ってみるとスポンジは入っていないのがわかります。(当たり前)
これまで100足以上の革靴を履いてきましたが、冗談でもお世辞でもなんでもなく、こんな履き心地、足入れ感の靴は初めてです。
外林さん曰く、足の荷重を分散するように底面形状を設定しているので、結果フワッと感じたのではないかということでした。
雲の上を歩くような〜みたいな話っていくつかのブランドで出ていますが、LIGHTBULB以上の足入れフワッと感はこの世に存在しないのでは??足、召されたのかな?って思いましたもん。
さらに「そもそも革って固くないですよね?むしろ、それが固く感じるようなフィッティングになってしまっている靴が多い、ということなんですかね……」という外林さんの追撃が続きます。
そんな、そんなことを言ったら9割9分9厘の既製靴を置き去りにしてしまうのでは……!?
ここ1-2年は、既製靴を履いても感動がなかった……のであまり試してさえいなかったのですが、このLIGHTBULBのMTOラインはサンクリスピン以来、久々に感動しました。
靴マニアにわかりやすいように特徴を伝えるとしたら、オールデンのバリーラストの足裏を5倍優しくしたようなフィット感。もしくはディンケのBudaの足裏真っ平ら感を全力で解消したフィット感。
サンクリスピンみたいなガチガチでピーキーな履き心地ではなく、上に挙げたバリーラストやBudaラストのような、全体を優しくフィットさせる方向性です。
……という足全体に面で当てて心地よい履き心地を実現する木型の考えかたをLIGHTBULBでは「トータルコンタクトラスト」と呼称しています。
しかしそれでいてこの見た目。快適さに振ったラストって見た目もモロにカジュアルになりがちのところ、この正統派な見た目!!!
たしかにどこも当たらない……!!優しい!!フワッとする!!!100足以上履いてきて、結局最後はこの手の履き心地にたどり着いちゃう気がしていたので、もでぃふぁいど の気分にはドンピシャです。ツラい靴は時を経てもやっぱりなんだかんだでツラく、長年履くのはしんどいので……
結婚するならこのタイプの靴だと思いますので、生涯の伴侶を探されている方は一度お試しいただきたいと思います。
歩いてみて再度衝撃!!
ちなみにゲージ靴は履いて歩いてOK。外林さんからも「そのためにあるのでガンガンシワつけちゃってください」とのこと。堂々歩いてカカトの食いつきをチェックできるのは嬉しいですね!!
歩いてみた結果は「なんだこの歩きやすさは?」という感想でした。特にわかりやすいのは足が接地したあと、カカトをあげるタイミングで明らかにカコっと足が前に進む感覚があります。冗談抜きでランニングシューズのようなギミックがあるのか??という感覚が超新鮮!!こんなの初めて!!
ディンケのRioにも似たような感覚がありましたがLIGHTBULBはそれ以上。これでグッドイヤーなのマジです??11万でシューツリーついてこの履き心地、とんでもないことでは???
そのままオーダーしちゃう方が多いのも納得の履き心地でした!!
また、踏み込みがスムーズに行くので新品にもかかわらず不思議と靴の返りが気になりません。よって、カカトの食いつき具合も特に気にならず。あとから「ああ、かかと?そんな要素あったな」と野口さんにカカトの具合を聞かれてから思ったくらい自然でした。笑
カカトの食いつきって意識できるほど強くて、かつ靴の返りが悪いと、むしろ初期積極的にカカトを削りにくるのでけっこう地獄を見ますよね?
LIGHTBULBはカカトも面で当てるので巨大なタコを抱える もでぃふぁいど も何も気にならないフィッティングでした。どうなっているんだトータルコンタクトラスト!!すごいぞトータルコンタクトラスト!!
さらに、「緩ければフルソック入れたりもできますよ」ということで入れた状態で履かせてもらいました。
「どっちが良いですかね?」と尋ねたところ、「とりあえずナシで履いて、緩くなったら後日フルソック入れるのでいいんじゃないですかね?」とのこと。
あぁ、既製靴ではそれって修理屋さん案件だけれども、LIGHTBULBはナチュラルにアフターサービスで公式のサービスとして可能なんだなと思ったらめちゃめちゃ安心だな、と思いました。
あと大事なことですが、MTOでも盛り方向への調整は可能なので、ピンポイントで痛い部分は調整が可能です。MTOとはいえ痒いところに手が届きます。
すごいぞLIGHTBULB……!!
いろいろと履き心地について書いてきましたが、最後に口から出たのは「この靴履いて帰って良いですか?」でした。
「それだけは勘弁してください」とのことでしぶしぶ諦めましたが、コレ本当に夢に出てくる履き心地だぞ……どうしてくれよう……。
これから25.5cmのゲージ靴を履かれる方は、大人の判断で外林さんの言うことを素直に聞いて帰ったもでぃふぁいど という靴バカがいたことを思い出しつつ試着してみてください。
人類よ、これが2023年の履き心地だ!!
さて、履き心地があまりにも良いので色々お話を聞きましたが、印象的だったのは野口さんがおっしゃっていた、
医療分野は凄い勢いで進歩するので、(整形)靴に求められる機能というのは日々新しくなっていきます。
たとえば「アーチを支える」という考えかたがありますが、それが今では「筋肉の動きを助ける」というアプローチに変わってきています。
というような言葉でした。(超簡単に覚えている範囲での再現)
たしかに、ランニングシューズではこのあたり当然のように最新テクノロジーで解決しにきますが、革靴って「19〇〇年代に生まれた伝統的な木型」というのが売り文句だったりしますよね。
たとえば、もでぃふぁいど が感動していたオールデンのモディファイドラストだって1963年に生まれたものです。1963年といえば鉄腕アトムの放映が始まった年だそうで。
そりゃあ、その頃の常識と2023年の常識が異なっているのは当然です。だってアトムが白黒でやってる時代と、オッサンが声加工して美少女Vチューバーやる時代ですよ。履き心地に隔世の感があるのも納得でした。
人類よ、これが2023年の革靴だ!!!
当日もでぃふぁいど が履いて行った靴は1946年の木型。もちろん各社、多少のモディファイはしているはずですが…ざっと片足77年分、両足合わせて154年分の進歩を両足で存分に感じたことになります。154年前つったら、明治元年とか2年とかです。
皆さんがお気に入りの靴はいつ作られた木型でしょうか?2023年の履き心地、ご興味ありませんか??
特徴的な木型を表すエピソードとしてもう一つ印象的だったのが、ラステッドツリーが付属する理由です。いわく、木型が特殊な形すぎて市販のツリーではフィットしなかったからつけることにしたとのこと。一般の既製靴とは一線を画す木型というのがよくわかるエピソードです。
以上、トータルコンタクトラストの履き心地が気になる方はLIGHTBULBの受注会にGo!!!野口さんと外林さんに会いたい方は29日にご来場!!
・日程:7/23(日)~7/29(土) ・営業時間:平日14時-18時 土日11時-18時 ・場所:東京都台東区浅草橋2-13-8MULTI LAB.
オマケ1:MTMも破格!
MTMは、ダイレクトグッドイヤーなら14万で木型調整と仮合わせがあって、ラステッドツリー付きというこれまた破格のラインです。もうそんなブランド聞いたことがありません。LIGHTBULBこわい。
木型をイチから起こすので、木型の前後でウィズ調整(コンビネーションラスト的な)、削り、盛りの修正も可能です。足が細いんですよねー、と言う方はこちらも検討されていました。
「もでぃふぁいどさんも足細めなのでMTMでも良いかもしれませんね」と外林さんにご案内いただきましたが、個人的にはMTOのゲージサンプルで大満足なのに、ここにフィッティング調整入っちゃったら、もうどうなっちゃうの??という感じでやっぱり怖いです。笑
また、こちらはスクエアトゥの木型(左)も選択可能!
なぜMTMだけかというと、下の写真の通り、トゥスプリングの取りかたもラウンドトゥと全然違うので…………だからなんででしたっけ………。トゥシェイプが異なることで小指の当たりかたなんかも違うので個人に合わせて調整する必要がある、というお話だったような……。
ともかく「おぉ、そこまでフィッティングのことを考えてこの仕様になっているのか、さすがフィッティング1st……!!」と感動しました。感動だけが残り、肝心のロジックが頭に残ってないですが、詳しいことは是非野口さんと外林さんにオーダー時に聞かれてみてください。笑
あと「もともとフルハンドのブランドだったのに、MTOとかMTMを推しすぎたら客単価下がっちゃうけど良いんですか?」というビジネス的な話も聞いちゃいました。
「それは全然問題ないです。ビスポークは趣味趣向的な要素も強いので、より手の届きやすい、実用靴を求める方に是非MTOやMTMで作って愛用してもらいたいです。なのでガンガン推しちゃってください!」と外林さんは澱みなく言い切られていました。(ここまで顧客目線で満足を追求されているのは素晴らしすぎる……)
皆さまにおかれましては「MTOとかMTMで良いのかな……申し訳ないかな……」なんて微塵も気にせずお気軽に試してみてほしいです!!
そして気づけば10足MTOしましょう。
オマケ2:フルハンドラインもやっぱりヤバイ!!
フルハンドラインのサンプルも置いてありましたのでパシャパシャと撮らせていただきました。
あのジビエレザー(猪革)の1足!!
寄ってみてこんな感じ。オーラすご!!!
このソール面のフォルム!!!エグいですよね???
このインソック、憧れます。
さらにオーソドックスなブラックのパンチドキャップのサンプル。このオーセンティックなフォルム!!
うわぁエグいフォルム!!!ここまでMTO/MTMのダイレクトグッドイヤーを推しておいてなんですが、フルハンドはシルエットが全然違います。
たとえ趣味趣向ということであっても、抗えない魅力がありますよね……!!
LIGHTBULBは「靴は履かれてこそ完成する」という考えでやっているので履かれたサンプルもあります。いや、良い、このきめの細かい、革の柔らかさが伝わってくるシワ……!!
というわけで、受注会レポはここまでです!!ぜひモノは試しに、浅草橋に立ち寄ってみてください。
そしてアンバサダーとしての取り組みはむしろこれからが本番!たぶん!!次報は未定ですがお楽しみに!!いや、何より楽しみにしているのは、もでぃふぁいど 自身だったりします。笑
今日のモディファイ!
余談ですが、この手の公式的PRは「実際履いてみて微妙だったらブログどう書こう……」という怖さがある(LIGHTBULBのお二人も心配だったそうで)のですが、LIGHTBULBでは本当に杞憂に終わりました。2023年の履き心地、推すしかない履き心地です。
足に優しく、しかし見た目も妥協しない革靴を探す方には本当に刺さるはず!
靴マニアの想定を軽く超えてくる、まさに閃くような履き心地を実際に試すことができる受注会は7月29日(土)まで!!!
詳細は下記のLIGHTBULB公式note(リリース)もご覧ください!
遅くなりましたが、アンバサダー就任おめでとうございます!そして中身すかすかな財布も開いてしまいそうな魅惑的な記事もごちそうさまです汗 かっこよくてふかふかな履き心地を体験したい、、。予算たまるまでに値上げがないことを祈ります(><)
あと一つ報告です、おかげさまでパラブーツウィリアム購入しました!アドバイスありがとうございました!
さむがりぱんださま
いつも&お祝いのお言葉もありがとうございます!
ふかふかというか、ふわぁっという……もうとにかく財布は家に置いてって良いので体験だけでもしていただきたいです!(外林さんも「まずは履き心地を覚えて帰ってもらうだけで大きな前進」とおっしゃっていました。笑)
そしてウィリアム購入報告もありがとうございます&おめでとうございます!奥様にプレゼントされてから、順調に歩まれていますね!
耐久性と履き心地の実用性的に間違いなく長年履けるモデルかと思いますのでぜひガシガシ履いてLIGHTBULBのオーダー会にもお越しください。笑
もでぃふぁいどさん、先日はご丁寧なご対応、本当にありがとうございました。
2回目の入院が無事に終わり、前回と同じ2泊3日の入院から本日帰ってきました。ただ前回に比べ身体へのダメージは大きく、歩くと、(昨日夕方カテーテルを入れた)両足の付け根に鈍い痛みが出て、ちょっと遠距離は歩けないんですよね(泣笑)
# 術後16時間後に退院できる、医療技術の進歩には驚きます。止血デバイスを初めて知りました。
超個人的な内容で本当にすみません。でも革靴を履いて歩けることの喜びや大切さを感じたんですよね。そしてシンプルにこれから(間もなくやってくる老後も?)はお気に入りの快適な革靴だけを履いて歩きたい、と思っています。
そんな気持ちをより募らせてくれたのが、この魅力的な記事やLIGHTBULBさんです。ビスポークラインでサドルシューズがオーダーできるでのあれば、本気で検討したくなりました。40万は流石に高額ですので、すぐにオーダーとはいけないのが、とても残念なのですが …。
そして、記事中に出てくるミニチュアの茶靴のブラウンがとても好みで、赤みが少ない枯葉のような色味に心惹かれます。決してダークではないのに渋い色がなかなかいいです。
とても素敵なビスポーク靴ブランドを紹介してくださり、本当にありがとうございました!
適度に頑張って、上手にメンバーに仕事を振って、お金を稼いでいきます!
hanaishiさま
いつもありがとうございます!
入院お疲れ様でした。私は風邪ですら靴を健康に履ける喜びを噛み締めるので、入院となると尚のことかと思います……。
結局のところ、長く履けるのは快適に履ける靴だけだな、というのは大変に同感です。 32ラストのドーヴァーなどはそれに近いと思っていましたが、LIGHTBULBさんの靴はなんならウォーキングシューズの代わりになり得るレベルでしたので、ぜひまたの機会にゲージ靴も試してみてください!(私は他の靴を売って全部これにしたら良いじゃん、とさえ思いました。笑)
ビスポークまでいくと、たしかに結構なお値段ですよね……。ただ、MTOの木型でアレだったのに完全にパーソナライズしたらどうなってしまうのだろう?という興味は尽きません。なんならMTOでも3足作らされそうな魅惑の履き心地だったので、初めからビスポークは賢い選択かもな、とも思います……。笑
いずれにせよ、まずはお互い健康に靴を履けることが何よりです。酷暑の候、(オーダー内容を練りつつ……!)お身体ご自愛ください!