先日に引き続き、
この記事の意訳&やってみた記事です。
コードバンと水シミ/泡に悩む方へと最終解になるのでしょうか!
0.コードバンとは!!
コードバンとは、農耕馬の臀部(でんぶ)、つまりお尻の皮の内部にあるコードバン層を削り出した革です。
本来毛羽立っているものをガラス板に貼り付け乾かした後、ガラスやメノウのローラーで猛烈にこすって毛羽を寝かせることで、牛革にはない独特な強いツヤが出ています。
コードバンをなめすことができるタンナー(革製造業者)は世界中でも片手で数えられるくらいしかありません。
その中でも特に有名なのは、米国はシカゴのタンナー、ホーウィン社です。
ここが製造する「シェルコードバン」は革のナチュラルな表面を生かした仕上げが特徴です。また、しっかりと特製のオイルが浸透しているため触り心地はもっちり、なのにツヤツヤ。オールデンの靴に使われていることでも有名です。
そんなホーウィン社の(たぶん)エライ人が書いているブログ!!この中からケア方法を探してきました。
1.方法!!
上記のブログを見ると書いてあります。また笑語力で超訳していきますね。
I often get asked "how do I remove the water spots/welts from my shoes from the rain?"
よく聞かれるんだよね。「雨に打たれたコードバンの靴の水シミ、水泡ってどうやって消すの?」って。
I find that these spots fade if you just continue to wear and complete regular care.
そいつらは、普通に履いて、普通にケアしていれば、そのうち消えるんだけどね。
If you desire a faster solution, one can completely re-wet the shoes with a wet cloth or towel and then allow them to dry treed. Once dry, brush.
手っ取り早くやりたきゃ、もう一回湿った布とかタオルで濡らす。んで、しっかり乾かして、ブラッシングする。
以上です!簡単ですね!!
……しかし、まさかのもう一度濡らせ。
もはやあまりコードバン靴履いているときに雨に降られても気にしないもでぃふぁいど ですが……さすがに自分の手で濡らしたくはないぞ……。
周りごと濡らすと良いよって話は聞いたことがあれど、なかなか試す勇気がない、という方がほとんどではないでしょうか?
濡れたから困っているのに更に濡らせと。笑
2.やってみた!!!
というわけで、冒頭、ベルトなら失敗してもそんなに目立たないから、良いか!
っとなったわけです。
改めて見ても赤丸部分に水シミがあります。写真では分かりにくいですが、少し盛り上がっています。ここを重点的にやっつけましょう。
いざ、布を湿らせ……。どのくらい?となりましたが、結果的に軽く絞って水が滴らないくらいでちょうど良い感じでした。
いざ覚悟!!
このままにして、細かな水滴の部分だけ盛り上がってきても困りますので、指で塗り込むように馴染ませました。
繰り返すこと、2-3回……。
え?こんなに簡単に消えちゃうの?
多く見積もっても所要時間3分です。
もう少し丁寧にやればもっと綺麗になることでしょう。
なんか、今まで雨だなんだと悩んでいた時間がアホらしくなる簡単さです……。
カーフ(牛革)の靴の雨のケアより、なんなら簡単かもしれない……。
水シミ(水泡)は、濡れることでコードバンの繊維が部分的に立ち上がってしまっているだけなので、全体を湿らせて境目をボカせば目立たなくなる、と聞いたことはありました。
しかしこんなに簡単だとは。
もし、コードバンの靴を買うにあたって雨を気にしている方は……気にせず買っちゃいましょう。見ての通りどうにかなります!!
今日のモディファイ!!!
雨に打たれたコードバンをもう一度濡らす!!これぞ逆転の発想!!!コロンブスの卵!!!
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