まずはご安心ください。なんとかなります、その油ジミ。
革靴の油染み、困りますよねぇ!!
さて、革靴好きのやらかしとして名高い油ジミ。
もでぃふぁいど も何度か経験ありますが、今度の今度こそはしっかりやっちまいました。

薄い色のねー!!靴を履いているときに限ってねええええええ!!!!
この通り、こちらは今年の初売りの戦果でした。お納めください。
皆さん、初売りの戦果はいかがでしょうか!?
— もでぃふぁいど@革靴ブロガー (@modifiedjp) January 4, 2025
私はもろちんネタを手に入れたところです。
ジョンロブに垂らしたネギ油除去という使命(ネタ)をね!!!! pic.twitter.com/n27WUejDv7
140字の字数制限上、ネギ油としましたが、より正確を期すならば、
ラーメンを食べ終わってから気づいたが、「味噌とラー油とニラを混ぜたもの」の「ニラ」がペタッとフェイスパックのごとく「ジョンロブ」にラー油を存分に補油していた
……という状況でした。
たぶん油ジミとしてはこれ以上ないくらいしっかり注油されたタイプなんじゃないですかね???油染みの王者。
革靴の油染み対策グッズを購入!
これが2-3年前ならオロオロとうろたえていたでしょうが、今となっちゃあ「そういうこともある」「なんとかなる」「むしろこれも思い出」とブツブツ呟くくらいで済みました。
新年から家族の前でこんなプライベートな事情によってフキゲンになってはいけません。勝手に気分の上がる靴を履き、勝手に自滅しただけです。
なので、この後にすぐ拝み倒して速やかにツーフェイスローションと
リムーバークロスを確保!!
自宅にはステインリムーバーとレノマットリムーバーがあったはずですが、ステインリムーバーは油性汚れに対応しておらず、レノマットリムーバーは強力すぎるので最終手段としたい。
そこで水性も油性も革靴の汚れならこの1本!BootBlackのツーフェイスローションのお出ましでっす!!!
いっちゃん最初に揃えた靴磨きグッズのクリーナー、これだったなぁ……。
リムーバークロスについては今回なんでも良かったのですが、ハンカチっつーのもアレなのでひとまず布として買いました。意外とポロポロ糸クズが出てきてスラックスにつきまくったのはご愛嬌。磨き布ではないですからね。うん。
革靴の油染みをツーフェイスローションでなんとかする方法!
これはもう、ツーフェイスローションに書いてある通りにやっていくのみです。
今回の油ジミの範囲であれば、2-3滴を布に取り、シミをポンポンと叩きます。
このときゼッッッッタイに革を擦ってはいけません!!!
革を濡らした状態で力入れて擦ると1発アウトです。なのでポンポン叩くだけにしてください。理由は後述。
叩くとこんな感じに。

悪化してねぇ??
ツーフェイスローションする前が↓だったので範囲が広がっています。

しかしこれで良いのです。
あとで説明します。
その後、しっかり乾かして、また別の場所で同じように布にツーフェイスローションを垂らし、油ジミ部をポンポンと。

信じろ……信じるんだ……!!
自宅に帰ってからも闘いは続きます。でも、ちょっと目立たなくなってきた?

というわけで、1月3日にラー油パックしてから4日間、都合10回とかでしょうか。2日目からは朝出かける前と帰ってきたときにツーフェイスローションでポンポンやって乾かして〜を繰り返した結果がこちら!!

だーいぶわかりづらくなりました!!!
このくらいになると履いてっても良いかな、ということで屋外でも撮影。

いやコレ完璧でしょ!!
これからの

これなら

完全勝利でしょ!!
というわけで、勝利したので油ジミ除去の心構えと注意点を書きます。
人はこれを後出しジャンケンと呼ぶ。
革靴の油ジミを落とすにあたっての心構え!!
さて、革靴の油ジミ除去の心構えです。これ、たぶんメチャクチャ大事。
心構え1:焦るな!なんとかなる!!
まず、落ち着きましょう。なんとかなります。
革は仕上げのときに大なり小なり脂を入れてますから。今さら少し油を足されたくらいで、どうにかなるもんじゃありません。
焦って極端なことをやると油ジミどころでないことになりかねないので、まずは落ち着きましょう。
落ちねえ!とか言ってクリーナーをダバダバかけたり、布で強く擦ったりすると、1発でもっとヒドイことになります!!落ち着きましょう。
心構え2:革靴の油は落ちない!散らせ!!
たぶん、これが1番大事な心構えです。
革が吸い込んだ油を取る、吸着する、除去することは諦めましょう。
ティッシュペーパーに油を垂らして、それを完全に除去することってできるでしょうか?たぶん無理ですよね??
じゃあどう考えるかって、
油を除去することができなくても、目立たなくすることができればOK
なワケです。
よって、油ジミに対して拭き取る、というよりは、叩いて革の広範囲に散らす、シミをボカすことを意識しました。
なので、ツーフェイスローションを使うと一時的にシミが拡がるのですが、これが乾けば、前より油が分散しただろうと、そういう算段なわけです。

ようは油ジミというのは局所的に油分が偏って存在している部分です。
今回やっていることを考えると、まずツーフェイスローションの溶剤や界面活性剤が油分を水分中に分散させます。
水分は↑の写真のように大きな範囲に染みるので、油も広範囲に散ります。
その後、水分が乾けば結果として前より油ジミが薄く広くなると。
……というイメージです。
つまり油ジミはボカせば良いんだよ!ということです。
シミ自体をピンポイントにやるというより、シミの周りまで湿らせてシミをボカす感じでやっていくのが良さげ!!
心構え3:少しづつやろう!!
油を水分とともに散らしていくわけですから、合間合間でしっかり乾かしてやっていくことが大事です。
ツーフェイスローションを垂らすと一時的にシミが拡がるので不安になりますし、もっと使った方が良い!?擦った方が落ちる!?とかなりがちですが、
時間が解決してくれます!!
油染みは急いで処置しろ、みたいな話もありますが、少なくとも4日かけてここまで目立たなくなりました。
初動は早いに越したことないでしょうが、そこからはのんびり気長にやりましょう。
これでも最初少し擦ったので、微妙に銀面にダメージ入ってます。でもこのくらいなら磨けばなんとかなるでしょう。
で、ちょっと磨いたのがこちら。うん、改めて撮ってみてもぱっと見はおろか、よく見てもわからんでしょう。

アップしてもこの通り。革靴の油ジミはなんとかなる!ラーメンを!!食おう!!!

革靴の油ジミ除去の3箇条!!
というわけでまとめると、
- あわてるなかれ!
- 油ジミは散らせ!
- 少しづつ時間をかけてやろう!
と言う感じです。ご参考になれば幸いです!!!
というわけで、安心してこれからもよろしく!!

白ステッチに遠慮して無色クリームで磨いてましたが、ちょっとキャップとそれ以外で色のギャップが出てきた気がします。今後、どう磨いていきましょうかね……!
今日のモディファイ!
コロンブスさん、素晴らしい製品を開発してくださってありがとうございます!!
くすみさんの革靴ジャーナルでもポテトの油染み?をツーフェイスローションで落とした記事がありましたし、なかなか協力なクリーナーなんですね。
とはいえ、日常の靴磨きで使う人も多いくらいには靴に優しいクリーナーでもあるんですよね?
一見両立しなさそうですが、さすがはコロンブスといったところでしょうか。
グランドさま
コメントありがとうございます!
このレベルで結果が出るのでそこそこ強力であるのは間違いないと思います!
もちろん革にも配慮されているとは思うのですが、たまに使うくらいで良いのかもしれません(個人のどんぶり勘定です)