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じつはとても重要!?革靴の中底について考えてみた記事

中底で枕を作りたい(夢)

LIGHTBULBから中底をもらうの巻

もでぃふぁいど さん、実は良い中底、手に入れちまったんですよ……。

ということで、LIGHTBULBから中底をいただきました!!!

旧バージョン(左)と、2024年12月製作分からLIGHTBULBで使われているニューカマー(右)の2つです。

中底について考えてみる

や、みなさんの中には「ハァ……?中底?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

でも考えたら考えるほど、大事なパーツなんですよ、中底。もでぃふぁいど は今まで正直中底をナメてましたね。

なぜ中底が大事なパーツなのか?理由を考えてみると以下の2つに集約される気がします。

  • ウェルテッド製法の靴においては、ウェルトと接続される構造上の要であること
  • 足が直接乗るパーツであること

1つ目について掘り下げてみましょう。

ウェルテッド製法の靴において、アウトソールは消耗品であり、ウェルトと接続されている出し縫いを切って交換可能なものである、ということは、このブログの読者であれば周知の事実かと思います。

しかしウェルトはいちおう巻き直しできるとはいえ、いちいちウェルトごとソール交換するならウェルテッド製法の靴を履く意味が激減します。

アウトソールの削れがウェルトまで達していないかどうか、日々注意を払っている諸兄が多いはず。ウェルト、だいじですよね。

セーフ!

中底は、このウェルトと(グッドイヤーならリブテープを介して)縫われているわけなので、耐久性が大事というのは実は当たり前のことでありながら意外と顧みられないポイントかなと。

なので中底にはアウトソールと同様に分厚いベンズやショルダーが使われるわけですが、じゃあ耐久性が高いだけで良いかと言えば、そんなこともありません。

中底がガッチガチに固かったら、返りが悪く履けたもんじゃないでしょう。中底にはしなやかさも大事!!

中底に求められる特性は、この時点で耐久性としなやかさという二律背反を抱えています。

そして2つ目を掘り下げると、中底には直接足が乗るため、耐久性とは全く違う観点、つまり感触の良さというパラメータも求められるのです。

既製靴の中底の感触についてはブランドごとにざっくりまとめたことがありました。

大まかな傾向としては、チャーチはめっちゃツルツル、オールデンは個体差あるものの中底がボロボロとささくれてくるイメージ、ウエストンはツルツル系ながらややヌメリがありつつ良い感じ、みたいな感じかと。

当時はウエストンが好みとしていたのですが、この中底を考えてみるとやや滑るかなと。。。

中底には足を安定させるために滑りづらさも必要です。もでぃふぁいど は今回の中底をいただいてみて、既製靴の中底、滑りすぎでは?派に転向しました。

なので以前はフルソックが好きだったのですが、今やダイレクトに中底を味わいたい、中底の感触が良ければフルソックで感触を誤魔化す必要もないのでは???

かと言ってオールデンみたいにささくれてザラザラってのも違うんだよな〜!!(もでぃふぁいど の54321だけ?)

そ!こ!で!LIGHTBULBのニュー中底!!

下の写真左側の旧中底については、あ〜中底だね〜って感じです。ベンズと言われてイメージする感じの革。

分厚くて繊維が粗くエッジも繊維が毛羽立つ感じ。あぁ〜!中底と言えばそういう感じよね!!

しかし今回、LIGHTBULBがさる特殊ルートで仕入れることに成功したという写真右側のニュー中底、こちらの裏面、見て!!!!

繊維が毛羽立ってない!!!!

これは繊維がミッチリ詰まっているからであり、長期間かけてよくなめされたタンニンなめしの革の特徴が出ています。

この繊維がミッチリ詰まっているというのが、耐久性につながるのです……!!(加工性の良さにも。)

また、感触もしっとりシルキーな触り心地。靴下越しはもちろん、頬ずりしたい、この感触……!!

これはインソール用にグリップを重視して、表面に軽くバフがけされているから。

考えてみればそりゃそうなのですが、本来、靴の中で足はしっかり固定されるべき(逆に動くと靴擦れなどトラブルになる)なので、中底がグリップするならそれに越したことはないはず。

こんなあたりも中底に最適化されているレザーということなのでしょう。

この革、特殊ルートを通じて入手することで、通常流通している同タンナーの革と比べても、なめし方法や加脂量が違うとのこと。なんか……なんかすげーな!!

(そう大層なものではないので、オーダー会などで聞いていただけたらお答えできる、と外林さん。)

エッジの毛羽立ちがぜんぜん違う

いま色々開発中なのでいつになるかはわかりませんが、素足でこの中底の感触を味わえるようなモデルも欲しいですね〜と思わずリクエストしちゃうレベルで感動の中底……!!

もちろん下のアンバサダーモデルがリリースされた際には、このニュー中底が標準仕様です。

うーん楽しみですね!!!もでぃふぁいど はアンバサダーという立場ではありますが、誰よりも楽しみにしているのです。

この中底に自らの足が乗るそのときを……!!

今日のモディファイ!

後輩に撮ってもらったシリーズ、今後もバズりの予感がする写真をいくつか撮ってもらっているのでXもどうぞ。今後もぼちぼちよろしくお願いします!

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