返す返すも我ながら酔狂なものを買ったもんだと思う、もでふぁいど です。
今日はコードバンのパラブーツって実際どうなの？リスレザーのと比べてどう？という方に向けて。
そもそもParabootとは！！
パラブーツは、フランスはアルプスの麓！イゾーで1908年に創業した伝統ある100年越えの靴ファクトリーです。
その特徴は4つ！
①自社製！超快適ラバーソール！！
②フランスの宝石リスレザー！！！
③ノルウィージャン製法！！頑健な作り！！！
④高いデザイン性！！別注祭り！！！！
詳しくはこちらをどうぞ。
で、コードバンのパラブーツは！？(シャンボードの場合)
結論から言います。
最高です。見つけたら即確保です！！！
その理由は3つ！
1.コードバンの靴は雨に強い！＝パラブーツにベストマッチ！！
2.シェルコードバンならではの美エイジング！
3.パラブーツのコードバン（ボルドー）はレアカラー疑惑！？
順に見ていきましょう！
1.コードバンの靴は雨に強い！＝パラブーツにベストマッチ！！
え？いやいやいや。コードバンが雨に弱いってのは常識じゃないですか。誰も雨の日に好んで履いていかないですよね？
確かにコードバンは準備もなく雨に濡れたまま放置すると水ぶくれのようになります。
逆に言うと、準備をし、雨に濡れたらすぐ拭き取る、くらいすればあんまり問題ないということです。
というか、これはカーフやリスレザーの靴も同じです。たとえ油分たっぷりのリスレザーでも雨に打たれればクリームのしみ出しによる水玉模様はできます。ケアを怠っていればギン浮きも出るかもしれません。
そして。
ホーウィンのシェルコードバンは製造工程でたっぷりと加脂されています。
リスレザーもそうでしたよね？たっぷりの油分が入っているから雨に強い、という触れ込みのはずです。
つまり、ここで言われる「雨に強い」というのは、
雨が染みず、足が濡れない！！
ということなのです。
また、コードバンは一般的なカーフ（牛革）よりも丈夫です。構造上ひび割れしなかったり、繊維構造の違いにより強度自体が2-3倍あるとも言われます。
パラブーツ独自の悪路をものともしない自社製ラバーソールだったり、ノルヴェイジャン製法による頑健な作り、リバースウェルトの採用なんかも含め、パラブーツとホーウィンのシェルコードバンはベストマッチ！雨には最強の靴と言えるでしょう。
コードバン靴の雨対策はあとでまたまとめますね。
2.シェルコードバンならではの美エイジング！
正直言ってしまうと。リスレザーは機能に特化した革ですので、正直、革としては別にキメが細かいとかいうことはありません。結構おおざっぱなシワがドカーンと入ります。
こんな感じ。
なとりやさんのブログより。これはこれで超絶かっこいい！
https://blogs.yahoo.co.jp/
そしてケアを怠るとそこからひび割れてきます。もともと登山靴がルーツのブランドですから、ワークブーツ的にタフに使うなら良いんです。
でももでぃふぁいど は平成最後の年に7万とかする靴ですから、ドレッシーに使いたいかった。
（カジュアルな靴は、いくらでももっと安く手に入りますから、、、）
そこでコードバンのパラブーツです！
パラブーツシャンボードホーウィンシェルコードバンボルドー！！！
（7万じゃ済まなくなりますけど）
まず、コードバンの靴独特のうねるようなシワ。もでぃふぁいど のシャンボードはそこまで大きなシワが入らなかったのでドレッシーさを保っています。
シャンボードと言えばモカ部分のモカ割れがよく散見され、「モカ割れこそ履きこんだ証」なんて言われることもありますが、コードバンならノープロブレム！！
そしてこのツヤ！！いつかはワックスでモーレツに光らせようと思っていますが、今はエイジングのため、ナチュラルなケアをしています。
3.パラブーツのコードバン（ボルドー）はレアカラー・＃4の可能性！？
さて、このホーウィンシェルコードバンですが。色はBordeaux（ボルドー）となっています。
ホーウィンの赤系のコードバンと言えば、定番は＃8（ナンバーエイト）．通称Dark Burgundy（ダークバーガンディ）です。オールデンの定番カラーですね。
さらにレアカラーとして#4、通称Oxblood（オックスブラッド）、#2、通称Ruby(ルビー)なんかがあります。#6も存在する（した？）ようですが、もでぃふぁいど は実物を見たことがありません。
そもそも#8や#4というのは、染料の濃さを基準に名前が付けられています。#8が染料会社から仕入れたまんまの濃度。これを半分に薄めたのが#4。さらに半分で#2です。
薄い色にコードバンを染色すると革自体のキズやシミが目立つため、本当にひと握りのコードバンしかレアカラーになることはできません。ホーウィンの生産量としては黒と#8で9割、残りがレアカラーと経営者のニックが語っています。だからレアなわけですね。
ではこのボルドーとはなんなのか。＃8と比べてみても、、、
そもそもの色味が違う。赤い。確かに＃8もエイジングにより色は抜けていくのですが、紫外線に弱い赤色の色素から壊れていくため、通常茶色っぽくなっていきます。
つまり、店頭に置かれていたとは言え、赤くなっていくのはおかしい。
そこで、もでぃふぁいど は考えます。このbordeauxも#4なのではないか？
それぞれの色についている通称は、各メーカーが勝手につけているらしい感じがします。
#8ダークバーガンディはオールデンのクリームから。#4オックスブラッドはドイツの革小物ブランド、クライスの革小物から。#2ルビーはスペイン靴の雄、カルミナの靴から。
ホーウィンではあくまで#8は#8。#4は#4なのです。その証拠に、シェルコードバンを革のままで問屋から買おうと各サイトを見ても#4は#4と記載されています。過去、日本の財布ブランド、ワイルドスワンズが周年記念で#4で財布を作成した際も#4は#4でした。
つまり、パラブーツが#4に独自につけた色名、通称がbordeauxボルドーだったのではないでしょうか。
確かに、このシャンボードのコードバンは透き通るような色で、ものすごく上質なコードバンが使われています。（逆にオールデンの#8は色が抜けるに従いシミが目立ってきたような、、、それもなんとなく許せるのがオールデンの魅力でもありますが）
まぁ実はオールデンでなければ、レアカラーでも#2はカルミナで買えるし、クロケットアンドジョーンズなんかでウィスキーコードバンの靴を買うこともできるし、
クライスの財布なんかも割と#4は普通に入手できるのですが、、、
なんにせよ、染みひとつないコードバンというのも履いていて気持ちがいいものです。
あと、真っ赤なのでコーディネートしがいがあります。笑
普通にジーパンに合わせるのもいいですが少し飽きたので、最近は茶系グレンチェックのワイドパンツにクッションをつけて合わせるのがお気に入りです。
上半身は収縮色である黒ニットやバスクシャツ、寒ければ中にオックスフォードやネルシャツを合わせてAラインを作ります。アニアリのアンティークブラウンのレザートートを持てば完璧！！！！
ですが、小さい子供がいると、難しいこと考えすに結局ジーンズに合わせてパッと履いていってしまうことも多い、使い勝手の良い靴です。滑りにくいって大事ですよね。
というわけでコードバンのパラブーツってどうなの？というレビューでした！街であまり被らないのもちょっとうれしいところです。
パラブーツも別に作りがめちゃくちゃ丁寧かと言われると、割とおおざっぱな方だと思うんですけど、オールデンよりはマシかな！少なくとも長く使えるようにはなってます！
っということで、オールデンのおおざっぱさが受け入れられない人にもコードバンのパラブーツはとてもお勧めです。
今日のモディファイ！
コードバンのパラブーツこそ実はレアカラーの真打！？穴馬！？タフに履いて磨いて輝け！！超絶品質のレアコードバン！！！！
あ、雨対策書き忘れました。別記事にて！
ちなみにシャンボードのフィッティングを更に向上するためのアイテムはこちら。
そしてコードバンのシャンボードならこちら！新潟は直江津の名店！！なとりや！！！https://natoriya.shop-pro.jp/?pid=136807699
別サイトも貼っておきます。
パラブーツ シャンボード コードバン ボルドー （Paraboot CHAMBORD MARRON-CORDO BORDEAUX）
さらにドレッシーなアヴィニョン！！いいなぁこれ！！
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