もでぃふぁいど の靴棚!J.M.Weston 641GOLF!!!

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引き続きこのシリーズです。本日もお付き合いくださいませ。

今日も家計と靴箱を圧倒的に圧迫している贖罪と言い訳も込めてお送りします。

今日の靴はJ.M.Weston 641GOLFです。

1.もでぃふぁいど が考えるJ.M.Weston641GOLF!!

1.1キルト着脱による仕事とカジュアルの両刀使い

ゴルフをお持ちの方には本当にオススメしたいのですが、キルトはマジで良いです。

もでぃふぁいど のように黒など、濃い色のゴルフをお持ちだと、休日に履くには意外とかしこまって見えることに悩まれる方もいるのではないでしょうか。

シャンボードならカジュアルなのですけれどね。ゴルフはシンプルドレッシーです。

そこで活躍するのがキルト。もともとは泥除けのためのパーツです。トラディショナルな装飾であるため嘘くささがありません。

実際、ゴルフはゴルフシューズとしても使われていたわけで、その際には泥除けとなるキルトがあってもおかしくない。むしろ最適。

仕事ではノーマルゴルフをスマートにジャケパンに合わせ。

休日にはキルト付きゴルフで精いっぱいお洒落を!!

このメリハリがゴルフの良いところだなぁと思います。また、キルトが最高品質の革で、なかなか手の込んだ作りなのも最高です。

1.2履き慣らしの日々と至上の履き心地

もでぃふぁいど にも履き慣らしの修業期間がありました。右も左もわからないこの革靴沼の中で「徐々に良いもの買っていくとキリがないから、最初から最高のものを買おう」と光明を見出したのがゴルフだったので、半信半疑、笑いあり涙ありの修業でした。

室内でまず履き慣らしている際の妻からの「家の中では靴を脱ぎなさい」。。。

そろそろ行けるだろ!からの30m歩いて激痛で諦めたファーストアタック。。。

さすがにそろそろ行けるだろと焼き肉ビールしたら足がむくんで地獄を見たあの土曜日。。。

なんでこんな目に?と思いつつ履いていると、いつのころからか、、、

あれ?痛くない?どころか?なんか?足に吸い付くような???まるで自分のためだけに作られたかのような?????

半年近く履き込むことで至上の履き心地に変化していったのです。

これを機に革靴にドハマりしたもでぃふぁいど はこの後も靴を買いまくっていくことになりますが、、、

何だかんだ、足にもっともピッタリなのはこの靴では?

理想の1足が欲しいのなら、641GOLFは間違いなくそれに近いところにいます。

ジャケパンOKなら仕事にも履いて行けますし、キルト有りでカジュアル目に、キルトなしでキレイ目に合わせることもできる懐の深さ。

最高です。

1.3廃番のロシアンカーフと現役ボックスカーフ

もでぃふぁいど のゴルフはロシアンカーフの黒です。

これは革をなめす際の仕上げにオイルを多めに入れることで耐水性を高めた素材でした。しっかりした厚みがあり色違いで革の素材も変わるゴルフの中でも特に頑丈とオススメされたものでもあります。

耐水性は高まり、確かにカントリーシューズ、ゴルフシューズの流れを汲むゴルフにはピッタリな素材なのですが、、、

供給が安定しない、ということで廃番になってしまいました。

後継にはデュ・プイ社のボックスカーフが使われています。

廃番になってしまうと評価が上がるのもわかるのですが、耐水性があるかと言われればポリッシュドバインダーカーフには敵わないし、使うクリーム次第なところもあります。

むしろウエストンで使われるデュ・プイ社のボックスカーフは世界でも最高品質のものであり、もでぃふぁいど は普通に欲しいです。

ロシアンカーフはこの通り、意外とシボの入っている部分もあるようなワイルドめな革なので、

シボの入り方は個体差も結構あります

ドレスに寄せたボックスカーフのゴルフも上品でいいなーと思います。

なんならキルトをロシアンカーフで作れば良い気が、、、

1.4ミニマルな歩き心地

180ローファーとも共通のことですが、歩き心地が独特で心地よいです。

グッドイヤー製の靴だとコバも大きく、悪く言えば足に板を張り付けて歩いているような感覚があります。よく言えば安定しているとも。

ウェストンの180やゴルフは捨て寸も最低限でソールも大きくないため、結構裸足に近い感覚というか、、、いや裸足感覚というには返りの感覚が違うので難しいのですが、、、

もでぃふぁいど はミニマルな履き心地、と勝手に名付けています。

履く度に、ああこれこれ、持ってて本当に良かったなぁ、と何度でも思える一足です。3日で飽きない美人。

2.もでぃふぁいど 的J.M.Weston641GOLFの役割!!

妻には言われます。足何本あるんだと。同じような靴ばかりじゃねえかと。

まっことその通り。その通りなのですが。。。

たとえ見た目が似ていても、たとえ足は二本しかなくても、もでぃふぁいど にとってはその靴にはその靴の役割があるのです。

ただ……この靴役割むずかしいな!キルト着脱で仕事にも平日にも。雨の日もばっちりなリッジウェイのパク…インスピレーションを受けたソールもあるし、いつでもどこでもなんでも行けますもん。

南国にも行こう

強いていうなら、足元であまり主張したくないとき。

「ぼく、オールデンでっせ!!!」ピカ〜

「パラブーツや!!どや!!!」ノルウェイジャンウェルト!!!

この辺の靴って、合わせ方考えないと「その靴を履いている人」という印象が強くなってしまうものですが、ゴルフはその点「最高の普通」です。

「凄味のある平凡」「ポテンシャル」「能ある靴は素性を隠す(?)」そういった感じ。

過度に靴が主張しないのでコーディネート全体の引き立て役として貢献します。それでも全体に埋もれない、個性があれど、上品。これがフランスのエスプリ。。。(?)

主張したいときはキルトをつけても良いですし、つけたとしても「あ、キルト付きゴルフだ!!」というより「おおーゴルフ、しかもキルト付きなんてお洒落やなぁ」といった感じになること請け合いです。(個人の主観です)

あと、キルトが子どもにウケます。笑

そんなウエストンのゴルフですが、、、

3.J.M.WESTON 641 GOLFを例えるなら!

そう、例えるなら、、、

ぼんやりした意識の中、熱さを感じる。座席下のヒーターがふくらはぎをずっと温めていたようだ。シート越しに見回しても旧型の列車内に乗客はほとんどいない。

鉄の車輪が軋むような音がして列車がカーブに差し掛かる。窓の外を見れば、夕闇に街の灯りがぽつぽつと流れていく。

どうやらいつの間にか眠っていたらしい。この4名掛けのボックスシートに座るのは僕と彼女だけだった。

彼女はなぜかいつも向かいではなく、隣に座る。これだと他の人が座りづらいよなぁ、といつも思う。

ふと隣を見れば、彼女は腕を組み、シートに埋もれるようにして静かに寝息を立てている。

平均的な女性の身長よりは頭1つ分は低い背丈。背丈の割に、というと本人は怒るけれども、凛として整った顔立ち。

現在の彼女を見た人の反応はだいたいふたつにひとつだ。

そもそも、なんとなく話しかけにくい。育ちの良さから来る気高さ、人を安易に近づけない雰囲気が、彼女にはある。

もしくは、小柄なところに親しみを感じ、話しかけるところまではいく。ただ、結局気後れしてしまって、なんとなく会話が続かなくなる。勝手に自滅してしまうパターン。

「だから育ちも良いし、容姿も良いわりに、そんなにモテないのよ。」

「自分で言うか?」

そんな身もふたもない会話を思い出す。

結局、彼女が気兼ねなく付き合えるのは、なんとなく昔馴染みだ、という理由で僕だけだった。お互いもっとあか抜けないころからの付き合いだから、特に意識することもなかったのだけれども。

成り行きとは言え、そうなっていること自体は、正直に言ってしまえば、僕にとっても嬉しいことだった。

「おい、そろそろ起きてくれ。」

眉間にシワが寄るが、起きない。しょうがないので肩を揺する。

「おい、そろそろ降りるぞ。」

車内に人は少ないが、あまり大きな声は出したくない。

「ん、何?……熱いわね、このヒーター。」

つい笑ってしまう。

「何よ、なんか変なこと言った?」

「いや、さっき起きたときに同じこと思ったから。」

「誰だって思うわよ、こんな熱ければ。」


語気は強いけれど、寝起きの機嫌の悪さは直っている。

「素直じゃないけど、わかりやすいよなぁ。」

「なんの話?」

「……なんでもないよ。」

「そう?あら、陽、暮れているわね。」

こんなやりとりをしている間にも夕闇は色を深めていく。

「ねぇ、いつか連れていってくれる?」

唐突に彼女が言う。僕を見ていると思いきや、その視線は窓の外、もっと遠くを見据えている。

西陽が沈んだ山の稜線は赤みがかって、そこから優しい白色にグラデーションし、天頂にかけて空は紺碧に染まっていた。

「この夕焼けを見てたらなんとなく思ったの。行ったことがあるんでしょう?」

ああ、フランスか。確かに、この空の配色はあの国旗を連想させる。

「何度か話したと思うけど、学生のころ、バックパック背負って訪ねただけだよ。エッフェル塔と凱旋門くらいしか行ってない。今も大して変わらないけど、ルーブルなんて行っても全然わからなかったもんな。なにか大層な案内をできるような土地勘とか知識はないんだよ。」

「それで良いのよ。私は、あなたと、未だ見ぬところを色々見てまわりたいの。本当は行き先だってどこでも構わないわ。イタリアでも、スペインでも、スイスでも。なんなら、南の島でも。」

おや、と思う。

彼女は二人称を避ける癖があるが、ここで珍しく出てきた。何かが、いつもと違う。

「何か旅に出たい理由でも?」

「旅、というのが性に合っているんだと思うわ。いろいろなものを見聞きして周って。別に前知識なんてあってもなくても良いの。もちろん知っていることで、より深く理解できることがらもたくさんあるでしょうけど、初めて見て、何を感じるか、という感性も大事にしたいのよ。」

「そういうものかぁ。さしずめ僕はボディガード、もしくは荷物持ちってわけだ。」

「何勝手に拗ねてんのよ。わたしは、」

少し間を置いて、意を決したように言う。

「……私は、あなたと一緒に、同じ目線で、色々なものを見て回りたいと思っているの。あなたが、どんなふうに世界を見ているのか、知りたい。一人で行っても、しょうがないの。他の誰かと行っても、しょうがないの。」

途中から声が小さくなり、急にしおらしくなってしまう。

「……長い付き合いなんだから、わざわざ言わせないでよ。」

いったいどういう風の吹き回しなのだろう。顔が火照っている。シートヒーターのせいではなさそうだ。

二人とも、普段からあまり目を合わせて会話する習慣がなかったので、合わせずに済んでいるのは幸いだった。いや、この場合、そうでもないのだろうか。

「何が、そんなに良いのさ?」

「ここが、って一つの言葉で言い表すのは難しい。……私って、いざ話してみると、無遠慮になんでも言ってしまうところがあるじゃない?この容姿で、そういう物言いだと、人との関係が長続きしないのよ。みんな、なんとなく、周りからいなくなっちゃう。」

「またそんな自分で……。」

「でもあなたは違う。きっかけは、なんとなく、だったのかもしれない。でも結果として、こうして長い付き合いになっているっていうのは、私にとって珍しいことなの。」

「まぁ確かに成り行きまかせだなぁ。」

「成り行きって、いつもあなたは言うけれど。それって自分では意図していないってことでしょう?」

「自分ではどうにもならない部分も、たしかにある。」

「もう少しちゃんと否定しなさいよ、普通、女の子は傷つくわよ?」

「ごめんごめん。」

「でもね。私、思うの。自分ではどうにもできないこと、成り行き、そういうのって。」

彼女が言葉を詰まらせる。

ふと横を見ると、彼女の膝の上で握りしめた手が小さく震えている。隣でうつむいている彼女の表情はうかがえない。

あれ?これってこのまま言わせてしまっていいんだろうか?

なんだかとても男らしくないのではないか?

しかし、口に出せば、僕たちの関係性が大きく変わってしまうのは確かだった。

その一線を前に僕は右往左往している。彼女は懸命にそのラインを踏み越えようとしている。逡巡しているだけで口をきけない。何を言えばいいのか。何を言ったらダメなのか。

そうこうしているうちに、ついに彼女がその先を口にしてしまう。

「……そういうのは、運命とも言えるんじゃないかしら……?」

もうダメだ。まともに隣の席を直視できない。

顔が熱い。暖房のせいではないのは明白だった。

目を泳がせて隣を見れば、そのまま座席に埋もれて消えてしまいそうな勢いで、彼女はうつむき、小さく縮こまっていた。

自分で口にしておいて、そんなふうになってしまうことが少しおかしかったが、この場面では絶対に笑えない。彼女と反対側の太ももを強くつねる。

「……なんとか言ったらどうなのよ。」

まだ思考が現実についていけていない。

「ねぇ……。」

ぎょっとする。目に涙をたたえ、顔を真っ赤にした彼女がこちらを見ている。何か、何かを言わなくてはいけない。

「ちょ」

「ちょ?」

「ちょっと、思考が、止まって、しまいまして。」

「何よ、それ。」

雰囲気がすっかりできてしまっている。酔っているのは僕だけではないだろう。

「もういいわ。……吹っ切れちゃった。きちんと言うわ。……言うわよ。ちゃんと聞きなさいよ……?」

自分を奮い立たせるように、彼女は言い含める。

もう半狂乱で脈を打ち続けているのに、心臓が一際高鳴る。

「私ね、あなたのことが、」

プシュー、ガタタン。

間抜けなコンプレッサーの音がして電車のドアが開いた。

夜気が流れ込んできて火照った顔を冷ます。

「……着いたわね。行きましょう。」

ハイおしまい、とばかりに彼女はスッと立ち上がり、なんでもなかったような素振りでホームに降り立つ。

僕もぼーっとしている思考を醒まし、発車ベルが鳴っている電車を降りると、彼女の後ろを歩く。

吹っ切れた、とは言ったものの、ずっと握り込んだままの彼女の小さな手が見えた。

オーダーした指輪、まだ届かないのに困ったなぁ、と一人ごちる。

って感じですかね。。。

もちろん、靴の話で……

え?靴に婚約申し込むの?


今日のモディファイ!!!

J.M.Westonの641ゴルフと言えば修業期間!!それは多感な時期のささいなすれ違い!!!最後まで面倒みてやる覚悟で履いていれば、その先には至上の幸せが!!!ゴルフを履いて人生の秘奥、あり得たかもしれない理想郷、忘れかけていたあの頃の気持ちを思い出そう!!!!

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