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もでぃふぁいど の靴棚!Church’s SHANNON!!

引き続きこのシリーズです。

これは家計と靴箱を圧迫する靴バカの贖罪であります。

今日はChurch’sのSHANNON!!

1.もでぃふぁいど が感じるチャーチ、シャノンについて!

1.1ラストが秀逸!!!

意外と触れられないこの話題。最近のシャノンはラスト103というボリューミーな木型が使われています。古いものは224という比較的スマートな木型だったようです。

で、この103はチャーチの代表ラストとなる173の陰に隠れてあまり語られない木型なのですが、、、(不憫だなぁ)

これ、なんならチャーチの中で日本人に最も合う木型だと思います。

足の前半分は無理なくフィットさせ、履き口で甲を固定。かかとはかなり小ぶりで食いつきはエドワードグリーンも真っ青な心地の良さです。

総じて履いていてかなり楽な木型です。

シャノンと言えば分厚いソール回りに気を取られがちですが、その硬さを補うに余りある秀逸なラストだと思います。

1.2実はさりげないディテールが凝っている!!

こちらの記事に詳しいですが

もでぃふぁいど 的にはチャーチのフラッグシップはシャノンで決まりです。

袋ベロやハーフムーンのステッチ、羽根のスキンステッチなど、かなり手がかかっているディテールがさりげなく盛り込まれているのです。

袋ベロ
手縫いのハーフムーン
スキンステッチ

こういう1枚革で仕立てた外羽根のプレーントゥとしてオールデンの990や9901なんかがありますが、ここまで凝ったディテールは盛り込まれていません。

一見シャノンはシンプルな普通の靴ですが、その実、シンプルなデザインのなかにさりげなく機能的で手の込んだディテールが盛り込まれているのです。

っというのが本人だけが知っている感じで履いていてなんとなくうれしい。笑

1.3質実剛健

これはチャーチの靴全般から感じることです。靴は履いてナンボの道具であると。そして道具足りうるために最適化されているのだと。

シャノンはポリッシュドバインダーカーフという雨に対して無敵の革、ダブルソール(公式が言うにはトリプル)、(フィロソフィとしての)ストームウェルト、など実用面に重きをおいた装備です。

大きなコバとデカイソール。安定感は随一です。「最高のモノしか身に着けない」というジェームズボンドも履いていたくらいですし。

1.4なんか好き

小学生かよ!!

でも何が、とは言えない部分が好きなんだよなぁ。なんか好き。名前もかわいいし。男性の名前にも女性の名前にも使われますけどね、シャノン。

こう、普通に見えてなんか色々頑張っていて、結果として頼りがいがある。そういうところに好感を持っているのかもしれません。

2.チャーチのシャノンの役割!!

妻には言われます。足何本あるんだと。同じような靴ばかりじゃねえかと。

まっことその通り。その通りなのですが。。。

たとえ見た目が似ていても、たとえ足は二本しかなくても、もでぃふぁいど にとってはその靴にはその靴の役割があるのです。

シャノンはなぁ、、、

台風以外ならいつでもどこでも履いていけるスゴイヤツです。短靴だから、パンツの裾を伝って履き口から雨が入ってしまうのは、これはもうどうしようもない宿命。。。無念。。。

必然的に雨の日の登板が多くなりがちですが、履いていて楽なので、オールデン54321じゃちょっとカジュアルすぎるかな?というときには晴れの日にも迷わず履いて行きます。

雨でも履けて、きっちり見える。しかも履いていて楽。頼りになるやつです。

木型的には楽なんですけど、ちょっと歩くのに普段と違う筋肉を使うような感じもありますが。。。ダブルソール、手ごわいです。

3.チャーチ シャノンを例えるなら!

そう、例えるなら、、、

BGMとして聴ける方はどうぞ。

氷雨でグレーに煙る往来をガラス越しに眺める。

室内は暖かく、照明が暖かい光を投げかけていた。

目の前にはコーヒー。マグカップからは湯気が立ち上り、ナッツやドライフルーツのような香りが鼻をくすぐる。

「なんだかあなたと会う日は雨ばっかりね。」

彼女はアールグレイを飲んでいた。窓の外を見ながら静かにカップを傾けている。照明を反射し、ブレスレットの半月型のチャームがちらりと光る。

「私、雨女ってわけじゃないのよ?なのに、あなたと会う日ばかり雨が降る。なんでかしら。ねぇ、雨男さん?」

「別に僕だって雨男では……いや、そうなのかもしれない。旅行先も入学式も卒業式も思い返せば雨が多かったような……。」

「やっぱりあなたが降らせてたのね!まったく。」

そして、いたずらっぽくささやく。

「でも私、雨も嫌いじゃないわよ?」

「ありがとう、でいいのかな?別に好きで降らせてるわけじゃないんだけどな。」

やっと冷めてきたコーヒーをすする。こういう酸味が強い浅炒りのコーヒーを昔好んでいたことを思いだす。

僕だってわざわざ雨の日を選んで彼女と会っているわけではない。

ただ、朝起きて雨が降る街並みを眺めていると、なんとなく彼女を思い出し、連絡をとってみよう、という気分になってしまう。

煙る遠景、溶けた陽光、コントラストを失った街。

時間も空間も胡乱になるなか、淡く柔らかな光が照らし出す彼女のアンニュイな表情を見ていると、静謐な美術館で彫刻を見ているような、そんな気分になる。雨の日の彼女はことさらに魅力的だった。

彼女は基本的には明るくさっぱりした性格なのだが、たまに憂いを帯びた顔で考え事に耽ることがある。

聞いてみても、「昔のことを思い出していたのよ。」とだけ。あまり話すつもりはなさそうだったし、僕も深くは追及していなかった。

もう一度コーヒーをすする。今も窓の外を伏目がちに見ている彼女をぼーっと見つめていると、視線が合う。

「あなたのその、女の子を前に上の空になっちゃうクセ、直したほうがいいわよ?」

「ごめんごめん。」

人のことをあまり言えない僕だ。

そうは言いながらも、彼女はいつも、僕の考え事がひと段落するまで声をかけずに待っている。彼女と付き合っていると端々からこういう気づかいを感じる。

僕には僕の、彼女には彼女の、ペースがある。そしてそれを尊重してくれている。その上でしっくりくるなら、それが一番良い。彼女といると居心地が良いのはそういうところだった。

彼女は半月のチャームをいじりながら言う。

「ねぇ、私、とても遠いところで生まれたの、って言ったら信じてくれる?」

初耳だ。普段、彼女は昔の話をあまりしたがらない。

「どんなところ?」

「こことは違って、晴れていても、すぐ雨が降っちゃうのよ。ふと気づけば霧みたいな雨が降り始めているの。傘なんて全然役に立たなくってね。」

やれやれ、といった按配で彼女は続ける。

「しっとり濡れて街灯を反射する石畳と、霧に煙る街。街に色がないわけではないんだけれど、なんだか灰色が印象的な街だったわ。」

それは彼女の心象風景でもあるのだろう。灰色の街で、今と変わらぬ表情をしながら往来を眺める彼女をまざまざと思い描くことができる。

「それからこっちにやってきて。……あなたに会うまで、ずっと暗闇の中をさまよっているみたいだった。誰にも相手にされない、誰からも見えない場所で少しづつ朽ちていくような。ひどい日々だったわ。」

コーヒーをひと口飲み、先を促す。

「灰色の街。そして、いつ果つるとも知れない無明の日々。なんのために生まれてきたの?っていつも思ってた。」

「でも、今は違うわけだ。」

「どこぞの雨男さんが見つけてくれたからね。」

「おせっかいなやつもいたもんだなぁ。」

「ふふ。あのときは本当にうれしかった。にわかには信じられなかったくらいよ。」

「一期一会って言葉があるからな。出会いは大事にしているんだ。」

「あれから、あなたは私をたくさんいろいろなところに連れだしてくれた。灰色と暗闇しか知らなかった私にとっては、どの景色も素晴らしい彩度を持っていて、まるで輝いているように見えたわ。」

そこまで喋ってしまうと彼女は紅茶を飲み干す。

そして気まずそうに目線をそらし、慎重に言葉を選びながら話し出す。

「あなたが、色々な子と、色々なところに行っているのは、知っているけど。別にそれを、責めようとか、そういう気もないのだけれど。」

事実なので否定はできない。浮気性な自分を恨めしく思う。

「私は、あなたが私との時間を、大切に思ってくれているなら、構わないと思ってる。」

「それはもちろん。こうして君とコーヒーを飲みながら話したり、一緒に出掛けたりする時間は僕にとっても大事な時間だよ。」

これは根っからの嘘偽りない言葉だ。

「ふふ。それならあなたが雨男で良かった。なんなら毎日降らせてくれたっていいくらいよ。」

「おいおい、毎日は困る。それに、晴れの日だってどこか行けばいいじゃないか。」

「あっ、言ったわね。約束よ?晴れの日が楽しみだわ。」

「ただ私もあなたと、のんびりお茶している時間が、なんだかんだで結構好きなんだけどね。」

「そんなこと言うから、結局雨の日に会うことになるんじゃないか?」

「そうかもね。でも良いのよ。私は、あなたに会えれば、それでじゅうぶん。」

「ねぇ。それでもきっと。雨が降ったらまた会いに来てくれる?」

僕が答えたあとの、彼女の微笑はこの先ずっと、忘れられないだろうな、と思う。


会計を済ませてドアを出ると、雨が上がって雲の隙間から陽が差し込んでいた。西陽が辺りを照らし、街が色を取り戻す。

視線を落とすと先に店を出ていた彼女が伸びをしている。

僕に気付くと、振り返って彼女は曇りひとつない笑顔で言う。

「んー、晴れたわねぇ!晴れたらどこか連れて行ってくれるんでしょう?このまま散歩にでも行きましょうよ!」

っていう感じかな、、、

日陰のシャノン
日なたのシャノン

日なたで写真を撮ると、シャノンの黒色と反射した空に明度の差がありすぎるため、反射が白飛びしてしまいます。

つまり、日なたで見るシャノンの姿はカメラでは捉えきれませんので、持っている人だけの楽しみです。笑

や、だからこそ日陰で撮るシャノンが魅力的でもあるんですけどね。

そういや、作文って高校以来、10年ぶりくらいに書いてるなぁ、とおもいました。限界、近し。

(追記)試みとして音楽足してみました。そういや音楽、好きなので。笑

カーペンターズが有名なかの曲ですが、バカラック版も抑揚が効いていてステキです。もでぃふぁいど は金髪も青い瞳もないイエローモンキーですが、こんな風に想われてみたいもんです。笑

今日のモディファイ!!!

塞ぎがちな雨の日にも、不思議と気が合う可憐なシャノン!!曇りに映える靴だけれど!!ぜひ!!!あなたの手で晴れの日にも外に連れ出してあげよう!!!

6万円代で買える新品シャノン、、、英国の良心がここに、、、


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