ゴルフがド本命のもでぃふぁいど です。
今日はゴルフをお持ちの方でケア用品に悩まれている方に向けて。
このシリーズ(予定)ではそれぞれの靴のモデルに対し、エイジングのポイント、そして最適なケアを探っていきたいと思います。そしてそれを続けたエイジング結果がこれだ!という締めになります。
もでぃふぁいど のゴルフへのド本命具合は、お時間あればこちらを見ていただくとして、笑
早速エイジングの考察に入っていきましょう。
J.M.WESTON 641 GOLFのエイジングの方向性!
ゴルフはその愛称の通り、ゴルフシューズとしても愛されてきました。
カントリーシューズのディテールとして、リッジウェイソールに似せたソールのパターンや、泥除けのためのキルトなんかに象徴されています。(キルトは別売りですがめちゃめちゃオススメです!)
つまりタフ。そして丁寧な作りで頑強。良い靴だ。
そして、形もコロンとキュートながら、上品でドレッシー。
また、革は高品質なものが使われており、美しい輝きをもってもでぃふぁいど を魅了します。
カントリーシューズのようなタフさと、見た目の上品さ、これを両立させたのがウエストンのゴルフなわけです。
677ハントダービーや598ロジェも似た性格の靴ですね。曰く、ハンティング帰りにそのままパーティーに行ける靴。ゴルフで言えば、ホールインワン出しちゃってパーティーになってもキマる!!というところでしょうか。笑
もでぃふぁいど の手持ちのゴルフはロシアンカーフの黒です。ロシアンカーフは仕上げ段階で油分を加えた分厚い丈夫な革です。
よく言われる、沈没船から引き揚げられた、今は作ることができない伝説の革であるロシアンカーフとは別物です。たしか、ウエストンのHPの表記では「russian finished calf」となっていたんじゃなかったかな……
現行のゴルフに使われているボックスカーフは革なめし界の帝王デュ・プイ社定番の超絶高品質カーフとなっています。
いずれにせよ、この靴の役割や歴史を考えれば現行のボックスカーフのモデルも同じエイジングの方向性で良いのではないかとも、思います。
つまり、エイジングの方向性としては、、、
①タフに履けるよう、もともとの耐水性・柔軟性は更に伸ばす。
②タフに履くということは傷もある程度覚悟せねば、なのでハイシャインはほどほどに。(鏡面はキズがつくとすごく目立ちます。)
③ただ、革の保護のため&ドレッシーさを担保するワックスは塗っておく。
選びだされた精鋭たちがこちら!!
(画像クリック先で購入できますので、ご入用の方はどうぞ。)
(1)J.M.WESTON純正無色のクリーム(ファマコ製)→サフィール製になりました。
(2)サフィールノワール クレム1925ブラック
(3)サフィールノワール レノベイタークリーム
(4)無色のワックス
(5)ステインリムーバー
・馬毛ブラシ
・豚毛ブラシ
・ペネトレイトブラシ
・ヤギ毛ブラシ
・グローブシャイン
・ネル生地
実際のケア方法!!!
ウエストンの青山店の店員さん曰く、
「2週間に一度くらい磨いてください。2回無色で磨いたら1回黒を入れると良いです」
とのことでした。
ただ、、、白いクリームでケアしておくと、雨に降られた際、クリームが染み出して水玉になっちゃうんですよね。(正しく言うと、染みた水の外縁部にクリームが偏ることで水玉に見えます。)
これを防ぐには、断然黒のクリーム。しかも油性のクレム1925ならさらに耐水性アップが狙えます。ロシアンカーフにしてもボックスカーフにしても、耐水性があるに越したことはない靴ですし。
だから、純正無色はたまにあの香りが嗅ぎたくなったら使ってます。笑
というわけで実際のケアの様子がこちら。
3.1馬毛ブラシでホコリを落とす
サササーっとブラッシングします。
(3.1.1ステインリムーバーかける)
カッコ書きの部分は、気が向けばたまにやる工程です。笑
布に1~2滴とって軽く拭きます。片足あたり1~2滴です。
(3.1.2レノベイタークリームをペネトレイトブラシで塗る)
ここで小技!ペネトレイトブラシは既に靴に塗ってあるクリームが移るので、黒靴専用と決めたブラシで塗ってます。ただ、この真っ黒なブラシをレノベイターの瓶に突っ込むと、レノベイタークリームも黒くなってしまう。。。
なので指に少量クリームをとり、靴に乗せる。
そしてペネトレイトブラシで塗り広げる!コバとアッパーの境目も忘れずに!!!
(3.1.3豚毛ブラシで馴染ませて布切れで乾拭き!!)
5分待っている間にもう片足も同じところまで進めます。5分経ったら豚毛ブラシでブラッシング!そして布切れで余分なクリームを拭き取る感じで乾拭きします。
3.2クレム1925黒を塗る!
いつもはペネトレイトブラシで塗るのですが。今回は栄養はレノベイターで入れたので、輝き重視の裏ワザでいきたいと思います!!
布を湿らせます。手の甲にあてて「あー湿ってるなぁ」くらい。水滴がつくくらいだと水分が多すぎです。
で、この布でクレム1925を少し取る。
で、靴にワックスのように円を描きながら塗る。すると!!
めっちゃ伸びがいいです。
クレムは結構伸びにくい類のクリームだと思いますが、この方法でかなり塗りやすくなります。
というのも、そもそも乳化というのは水と油が良い感じに混ざっている状態のことです。つまり、醤油スープに脂が細かくなって均一にいる、、、濁ったスープのラーメンみたいな感じですね。逆に、乳化していないスープは透明で表面に油が浮いているだけ、混ざっていません。
……なので乳化性クリームというのは、水分と靴クリームの油分が良い感じに混ざりあっている物体です。
通常のクリームは水の中に油が細かくなって存在している状態です。
油in水。
クレム1925やアーティストパレットのような油性クリームは油の中に水分が存在しているのですね。
水in油。
もともと油分の割合が多いので、水分を足すことで伸びがよく、、、通常の乳化性クリームの使い心地に近づけることができます。
なので、このやり方でクレム1925を塗ると結構使いやすいです。
そして、油性、ということでワックスのように今回使っているわけですが、結構これだけでも光りますね。
3.3ワックスを塗る!
同じく湿らせた布でワックスを取って塗ります。今回はワックスであまり光らせるつもりはありませんので、1層です。両足のかかととつま先に塗り、乾いたあと湿らせた布で円を描くように慣らし、平らな層を作ります。
3.4乾拭き
布で軽く拭いたのち、ヤギ毛ブラシ→グローブシャインの順で軽くブラッシング/乾拭きします。
っというわけで
完成!!!耐水性アップと表面が(若干)保護されたゴルフです!!!!
ゴルフ3年(もうすぐ4年)エイジング!!!
購入直後の写真を何枚か。
そしてこれがもうすぐ4年経とうかというエイジング!!
あ、キルトにもクレム1925塗ってます。
こちらも輝き度合いを合わせようとしています。
うーん、やっぱりね、ゴルフだけは手に入れたときの興奮冷めやらぬ靴ですね。。。
飽きが来ない。なんなんだこの靴は。。。
余談~靴クリームはフランス産が相性良し?
ウエストンのクリームはFAMACO製ですね。おそらく、ファマコブランドとしては日本に上陸していないクリームです。クリームじゃなければ見つかりますが、、、
めちゃめちゃいい香りなんでフランス行く機会があれば他の色も揃えたいくらいです。
昔はサフィールのクレム1925だったのが、どこかのタイミングで切り替わったのか、それとも無色だけファマコなのか。。。
ともかく、フランスの靴にはフランスのクリームがなんとなく良い気分です。
ロシアンカーフのモデルであれば、通常のカーフより油分を多めに加えていることもあり、耐水性もグッドです。現行のボックスカーフのモデルであれば、より上品な輝きが得られることでしょう。
え、KIWI……?考えないことにしましょう。
今日のモディファイ!!!
ウェストンのゴルフはタフだけどやっぱりドレッシー!最高の相棒!!!さすが本命靴!!!!!ケアするなら同じくフランス生まれのクリーム達が相性抜群!!!!
以下に今回使ったものをまとめておきますので、よろしければどうぞ。
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