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2023年2月の もでぃふぁいど

どうしてこうなった???

ブログ最終回!からの

ブログの終活として最終回とか書いたんですが、

そんなものを書いてしまったからなのか、よりフリーなフィーリングでシューズをゲットしまくっています。

肩の荷が降りた……というよりは肩の力が抜けてスパスパ買っちゃう感じ。その分手放さないと金銭的にも靴棚的にも首が回らないんですけどね。どーしてこうなった。

最終回を経ても見てくださっている方からすると、「何が変わったの?」というテンションでこ何事もなく更新し続けていますが、それどころか、もでぃふぁいど の靴欲はかつてないほどに荒ぶっているのでした。

神は言います。無駄な出費になるので、買い物は控えろと。

でもそんなふうに賢く生きていたらこんなブログ始めていないし、ここまで続いてもいなかったでしょう。その是非は置いておいて、今さら賢いフリしてもね。バカで無駄なことが人生楽しいんじゃんね。

アガリの靴、一生モノの靴

思うに、アガリの靴って存在しない気がします。いや、もでぃふぁいど だけなのかもしれんですが、世の中には「見た目が超絶好みで、履き心地も超絶フィット」という靴はごまんとあるのです。

「アガリの靴だぁ〜」とか、「一生大事にします!」みたいなことを考えながら靴を買い続けて早数年。毎回そう思って買っているはずなのに、通算で100足超えてしまいました。(もちろん首が回らず手放しているので、靴棚にあるのは20足くらいです)

全然アガれずに靴沼のほとりに庵を立て、たまに沼に出かけてはバシャバシャ溺れかけて(口座残高が)命からがら戻ってくる、みたいなことを繰り返しているのです。

バカだなぁと自分でも思わずにおれないのですが、同じような方がいたらお友達になりましょう。

カッコいい、かつ足に合う靴は(探せば)無限にある。そういう前提で靴を買っていくのが良さそうです。(既製は足に合わない!という方にはビスポークという天上界で同じ沼が待っていますよ)

で、生活環境が変わるとアッサリ他の靴が欲しくなっちゃったりするので、もうそれは仕方ないと。仕方ないことばかりの自分を真摯に見つめ、しょうがないなと諦めながら靴を買っていきましょう。

まぁ、結局靴を買うことに変わりはなく、この道の終わりはまだ見えません。どうなってるんだ革靴道。

同じようなことで言うと、一生モノという概念もあって、それは価格だったり憧れだったり、いろんな要素で一生モノとして気合いを入れて買うワケなのだけれども、まぁこれも買った時点で考えていることはアテにならんな、と実感しています。

買った時点で一生モノって考えているモノって、やっぱり背伸びして買うモノが多いので、「なんか自分には見合わないな」と使うのを躊躇ってしまったり、大事にしすぎて持ち出さなかったり、金欠の際に「結局出番がないからな……使ってもらえる方が幸せじゃろ」とか言いつつ手放してしまったり……ということを経験してきました。(主にライカで)

どこかで見た言葉ですが、一生モノとは買った時点で成るものではなく、「なんだか長年使っているな」というものが結果的に一生モノに成るのであると。

ライカで言えば「ライカは使い手を選ぶ」という金言はそういうことだったのだな、とライカに選ばれず数年を経た今思います。笑

結果的に一生モノになりつつある靴

靴で言えば……

一生モノと気合を入れて買っても残っている靴、残らなかった靴があります。

残らなかった靴の理由は当時の金欠具合とかいろいろあるので靴に原因は(あんまり)ないと思っています。残っている靴で言えば、J.M.WESTONのゴルフ。もうすぐ買ってから丸8年ですか。マジで?もうそんなに経つの??

購入時、店員さんに「結構キツいと思うので頑張ってください」という言葉を贈られた、というのを最近日記を読み返していて発見しましたが、「一生モノ買っちゃった、わーい!」というテンションでその後の地獄じみた修行を乗り切った思い出の靴です。

もう今から同じことは絶対できません。買い直すならサイズアップは必至です。(店員さんにそんなこと言われている時点でサイズを上げるべきだと過去の自分に言いたい)

体重も増えて足もデカくなり、丸8年経った今でも馴染み切ったか怪しいという。革も無限に伸びるわけではないので、あまり無茶はオススメしません。

もう足に負担はかけるべきでない、と思いつつも新婚旅行でタヒチにまで履いて行った靴なので手放すのもどうなのかとたまに履いています。

まぁ、当時持って行ったモノなんてあらかた寿命を迎えていますし、1人だけ靴にこだわらんでも、という気はするのですが……。

同じく、EDWARD GREENのドーヴァー。5年経ちました。

ドーヴァーはアッパー、ソール、ラストの組み合わせで無限とも思えるバリエーションがありますが、セールで買ったので当時この靴以外の選択肢はありませんでした。肝心のスキンステッチも一部凹凸のない帯状になっているなど、今見ればかわいいところもありますが(そもそも柔らかいユタカーフでやるのは難しいのかも)、結果的にユタカーフは馴染みも良く、スペードソール(最近この呼びかた聞かないです?)でも返りが非常に良いので重宝しています。

結構履いたと思うのですが未だにオールソールどころかヒールのトップピース交換もしていません。まぁこういうのって履いた頻度が少ないというのも大いにありますよね。

履き心地はなんの文句のつけようもありません。100点満点です。どんな足のコンディションであっても一切のストレスを感じません。もう完全になじみました。32ラストユタカーフドーヴァーはガチ。あらためてこのアングルで見ると、靴上部のねじれ+丸みを帯びた底面形状の……フクザツさ?直線がない感じ?は手持ちの靴でも1番かもしれません。

ダブルソール(この靴はスペードソールですが)の靴は、底に板を貼り付けて歩いている感覚というか、分厚い革を曲げて歩く感覚……だとそのままなのですが、返りの悪さを感じることがあります。でもドーヴァーはこの底面の丸みで自然な足運びを実現しています。そのうち大根おろしの角のように、この丸みは削れてしまうかと思っていたのですが、そこそこ履いても無くならないのは嬉しい誤算でした。5年経ても履き心地が良い訳だと、納得しています。

が、ゆえに他に馴染ませるべき靴をつい履いてしまったり、そもそも色味がビジネスにはしんどかった(他に履くべき靴はいくらでもある)ことから、登板回数は控えめ、そりゃオールソールなんてまだまだだわ……という不憫な子。こうして省みるとなんかとてつもなくヒドイことをしている気がします……。もっと履こうドーヴァー。

次はJ.M.WESTONハント。Uチップ大好きおじさん。これは……6月で3年経過ですね。エイジングはまだまだこれから。

靴バカの鑑としての1足です。買い直そうにも財布事情から絶対ムリなので、結果的に一生モノの靴に成る可能性が非常に高いと思っています。

上で書いた通り、こういう背伸びして買ったモノこそ実は怪しかったりするのですが、自分を戒めつつ、履く頻度を増やしています。

2020年6月に御殿場プレミアムアウトレットにJ.M.WESTONがオープンし、すぐ駆けつけて購入した1足。(本国に怒られたレベルらしいので今さら詳らかにするのは控えますが)かなりええ感じの値引率だったのです。予定もなかったのでその場で思わず買っちゃうくらいには。(妻には「同じような靴持ってるのに?」と言われながらも押し切りました)

このブログをこんなところまで読んでいる方は同じ状況だったら間違いなく同じ選択をしたことでしょう。インスタに載っけたら「これたぶん俺が作った靴だわ」とJ.M.WESTONの職人さんからコメントがついたという思い出も。サンキューアレックス。

たしかにノルベの縫い目の形とか比べると違うみたいです

過去に戻れるなら、クロコのローファーも買っておけと自分に超言いたいです。買われた方、こんな辺鄙なブログをご覧になっているかわかりませんが、アレすごかったですよね?

後日、このハント履いてアウトレット店に訪れた際には、この靴ここで買ったんですよ、と店員さんと話す中で「モチベーションのなせる業ですね」と評された1足。たしかにそうだわな、と妙に納得しました。

こういうのはどうせやるなら、嫁に泣きつき仕事を休んででも、万障繰り合わせの上で初日とか早めに行くのが吉だと実感しています。(と言いつつオープンから数日後に行ったのですが)

履き心地としてはまだ3年目ということもあってまだまだこれから。当初から痛さはほぼないものの、ハント専用の分厚いダブルソール(590トリプルソールとなんなら同じくらいの厚さ)はまだまだ馴染むポテンシャルを感じています。だから履けば履くほど履き心地が良くなる気がしてここ1年はよく履いています。

その裏でドーヴァーを履く機会が犠牲になっているわけですが

今回お気に入りのアングル

まだまだ作っていただいた靴などあるのですが、長くなってきたのでまた別の機会にしましょう。皆さんの一生モノになりつつある靴やその他なんでも、よろしければコメントで教えてくだ……いや新たな物欲の火種になるな??

今日のモディファイ!

今はやめてください。絶対にだぞ!!絶対だからな!!!

4件のコメント

  1. 引き続き楽しく拝読しております。
    『バカで無駄なことが人生楽しいんじゃんね』←まさに至言!もう「いるか、いらないか」なんて考えてたら買物なんてできません。あるのは「欲しいか、欲しくないか」のみです。
    一生モノの靴…あらためて考えてみますと、やっぱ私もドーヴァーですかね。黒の606ラストですが、いつ履いてもジャスト!夜になってもどこも痛くならない!手元に一足だけ残せと言われたら迷わずコレです。
    あとはモディファイドさんや首藤さんのブログをみててどーしても欲しくなったディンケのBUDA。足が極小の私としては買うのを迷い続けていたものの、ハンガリー工場閉鎖の噂を聞いて、もう買うしかないとリファーレさんのサイトで購入。でも想定どおり大きかったので、手元で2年近く寝かせた上で、コロナ禍が落ち着いた最近になって、ようやく東京へ行きリファーレさんでサイズ調整してもらいました。
    ついでにその東京で初のWESTON路面店デビュー(シャンパン出たのビックリしたなぁ…)。たまたま丸の内店だったもんで、たまたまゴルフのハンターグリーンが先行販売されており、たまたま一番小さいサイズ5Dがひとつ残っており…買いますよね?買っちゃいますよね?

    ということで、この3足が私の一生モンでは?と思ってる次第ですが、ドーヴァー以外はまだ履いてもいないので、どうなることやら…
    (長文失礼しました。モディファイドさんが既にお持ちの靴ばっか?なので、物欲の火種にはならんだろう、と安心してコメントしてみました笑)

    1. トトさま

      コメントありがとうございます!!
      「あるのは『欲しいか、欲しくないか』のみ」。頼もしすぎる名言です!!

      ドーヴァーは間違いのない名作なのに、有名すぎるが故にその後浮気をする人間が後を絶たない気がしています。不憫……。笑

      BUDA、ハンターグリーンのゴルフも、この数年の靴の世相(靴相?)を表す靴ですね!今後、「ああ、あの時代に買われたんですね」という、地層のような、靴質年代を示す感じで。

      ぜひあとの2足も履き下ろしたってください。そしてまた一生モノ候補を購入されたら教えてください。笑

  2. 「一生モノとは買った時点で成るものではなく、『なんだか長年使っているな』というものが結果的に一生モノに成る」、まさに名言ですね!

    結局靴も万年筆も、履きやすい、描きやすいものが手元に残っている気がします。

    でもついもっといいモノ、探しちゃうんですよねぇ…笑

    1. ちぇす様

      コメントありがとうございます!
      もっと良いモノを探してしまう……現状を打破する気持ちが強く、向上心がある、ということで良いことですよね!!自分の中の良いところは伸ばしていかないとって偉い人も言っていました。

      一方、万年筆はアガった気がします。ふとペリカンM800が欲しくなったり、LAMY2000を買い直そうかと思ったりするのですが、なんとか耐えているのはひとまず手元に4本あり、これ以上使う機会がない、というのが決定的だからかもしれません。
      いつか靴もそうなるのでしょうか……

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