スエードのチャッカブーツが届いた瞬間梅雨明けたもでぃふぁいど です。
革靴の雨具?
数年来、気になっていた革靴の合羽。
でも磨いた革靴にビニールやゴム、シリコン製のカバーをかぶせたら小傷だらけになりそうじゃないです??
もちろん磨けばいいんですけど、そしたら雨に打たれて磨いたって同じじゃない?みたいな。
そんなもでぃふぁいど のやや過ぎた懸念をすっ飛ばすステキアイテムがこのRain Breaker!!
Rain Breakerとは!!
レインブレーカー。もう名前からして最強ちゃう?カッコいいよね。
さて、このレインブレーカー。
ギルドオブクラフツさんイチオシのアイテムです。つまり、日本におけるビスポークシューズ製作の第一人者、山口千尋氏のお墨付き。HPにもでっかくのってます。
商品説明としてはこんな感じ。
使い切りとは一応書いてますが、その他複数回使うのが前提の書きかたをされている部分もあるので念のためでしょう。(追記:1回〜ワンシーズンの使い切りで、使用の度合いによって異なるみたいです。そりゃそうだ。)
それではいざ、考え抜かれたディテールの数々を見よ!!!
外袋!!
ジッパー付きで持ち運びできるようになっている外袋。普段はこれで持ち歩いていればオッケー。かさばりません。
使用例がボタンブーツってところが最高にシビれます。ちなみにハイヒールもいけます。甲まで覆えるので濡れにくいとか。奥方さまへのプレゼントにもいかがでしょう。
布製!!
素材は伸縮性のある布製。防水……というか撥水加工されたものですね。公式には
ポリエステル伸縮性防水布
(日本製)
とあります。
布だから靴を傷つけない。これ大事。
デザインがかわいい!!
この手のモノは合羽として割り切ったデザインのものが多い中、Rain Breakerはなんとメダリオンとウィングキャップのデザインが施されてます!!!!
かわいい!!!!
オーステリティブローグというか、メダリオンついてるのでそう呼ぶのかわからんですが、ウィングキャップのラインがたまらんです。
さすがギルドオブクラフツ!!!ビスポークブランドらしい拘りが感じられるデザインです。唸ってしまうマニアも多いのでは?
というかマニアならマニアなほど嬉しいのでは???
そして明らかにビニール袋被せちゃいました、みたいな感じもあまりなく、自然に見えるのも魅力的。最高。最高です。
お値段!!
でもお高いんでしょう?
いやいや奥さま、それがなんと2,500円で買えちゃいます。
買う〜!
と、もでぃふぁいど はなったわけです。普通のシリコン製のものでも1,500円くらいしますし。
たかが900円の差で愛靴にキズをつけずに済むなら迷わずコレですよ。
いざという時用なのでそうそう消耗していくという感じでもないですし。
装着!!
実際に装着してみましょう。
ここぞとばかりに見栄を張れるGaziano&Girlingに装着してみます。てや。
うひょーたまらん!!!!コレ買いでしょ!!
ソールはラバーになってます。しっかり接地面をカバーしてますね。
装着は靴下のような感じなので、履いたまんまの方が楽かもしれません。というかそういう用途ですし。立ったまま荷物抱えてたらちょっと厳しいかもしれませんが、ちょっと荷物置いたり座れる部分があれば大丈夫でしょう。
コレね、1つポイントがあります。
ヒールの積み上げはノーガード!!
もでぃふぁいど が合理的だなぁと思ったのがココ!!ヒールの積み上げはノーガードなところ!!
一般的な靴合羽は、ヒールまで包んじゃいますよね。
つくづく思っていたのが、それって中で靴が滑らない?ということ。
あの手のものはサイズ展開がS,M,Lみたいな感じなので、ヒールのサイズが合うことは稀でしょう。同じサイズ感であっても、AldenとGaziano&Girlingではヒールのサイズも全然違います。
内側の素材が工夫されているはずなので、摩擦で止めるようになっているとは思うんですけど、それって消耗したら結構危なくないです?そう使い込むもんでもないかもですが。
カカトが接地した瞬間、外側はグリップするものの内側の靴がズルリ、みたいな。
……という懸念が、ヒールは元の靴をそのまま生かすことで全解決です。すげー!!!
また、この手のものに最もダメージを与えるのはカカトの接地する瞬間のはずです。カドで地面擦るようなもんなので。
この耐久性におけるボトルネックを解決するアイデアとしても秀逸すぎる。
さすが実用新案登録!!!!
ヒールの積み上げは濡れてしまいますが、良いんですよ。ソールなんてカビさえ生えなければ。
シャノンは雨の日にレザーソールでバリバリに履いていますが、レザーキュア噴射してからカビとは縁がありません。
Rain Breakerのサイズ感!!
公式サイトでは以下のようになっています。
SS : 22.5~24.5cm S : 23.5~26.0cm/5.5~8(UKsize) M : 25.5~28.0cm/7.5~10(UKsize) L : 27.5~30.0cm/9.5~12(UKsize) Coming Soon
手持ち靴のほとんどがUK7のもでぃふぁいど はSを選択。靴のノーズの長さでも変わってきそうですが、伸縮性に富んだ素材であることを考えると、大きめを買うよりは伸ばしてフィットさせるのが正しいのだろうなと。
手持ちの靴の中でもサイズ……というか全長が特徴的なものにいくつか試してみました。
Gaziano&Girling
UK7のTG73ラスト。手持ちの中でも最もロングノーズなこの靴は……
先ほどの写真の通りですね、OK!!!メダリオンが映えます。映えまくってます。
J.M.WESTON 180
逆にもっともショートノーズなJ.M.WESTONの180。結果は……
少々不思議な見た目ながらバッチグー!!!
なんかロングノーズになってドレッシーに見えますね。笑
Heinrich Dinkelacker Rio C+
次は幅ゴツめな君。(6.5)
結果は……
うーん不格好……できなくはないですが。まだ入らんの?という気がするもソール側に限界が。
かなり怪しい感じで破れかねない感じもあるのでもうつけないと思います。笑
J.M.WESTON 677 Hunt!!
幅ゴツめな人もう1人いました!!
結果は…
アカン。
完全にキャパオーバーです。これ以上は破れが怖い。
クビレをGaziano&Girlingと比べると、そりゃこの差ですからね。しょうがない。
当たり前ですが、ソールの幅には限りがありますからね。そもそも雨を気にして履くような靴じゃないという気がするのでオッケー!!(値段を除く)
Alden 54321!!
やっぱりコードバンのオールデンは守りたいですよね。雨後のケアが面倒なのは間違いないので。
それでは、キミはモディファイドラストの内振りについてこれるかな!?
ついてきたーー!!!
ちなみにバリーラスト(8D)も。
ただ、バリーはソールがけっこうギリギリです。
アバディーン(8.5D)も、Sサイズで8.5Dはさすがにちょいキツながらもいけます。
こう見るとアバディーンも内振りがすごいですね。履きやすいわけだ。
コードバンはシワがレインブレーカー越しに出ちゃうのも面白いですね。笑
オールデンを雨から守る需要はすごいですけど、Rain Breakerとレザーディフェンダーでカンペキちゃう???
まとめ!!
さて、以上、ちょっとピーキーな靴にばかり装着してきましたが、通常のドレスシューズはまず大丈夫です。
エドワードグリーンならこの通り。
見た目/機能/お値段、すべてがカンペキ。
やっぱりRain Breaker最高です。
梅雨はあけましたが、すぐに秋雨がやってくるし、夏はゲリラ豪雨や突然の夕立ちなども多いですからね。
日本の革靴好きにおける必携アイテムのような気がしますよ。皆さまもぜひ!!
ちなみにカラバリは黒とダークブラウンから選べます。最高。
今日のモディファイ!!
ダークブラウンも欲しいな……むしろギルドオブクラフツでオーダーしたいな……
水を刺しちゃいますが、やはり足首付近がノーガードなのがちょい残念ですね(^^;
そこまでガードしてくれたらより安心なんですけどね…
ポリポリオさま
コメントありがとうございます!
おっしゃるとおり、足首はどーしても守れませんね。
コンセプト的にハーフクッションくらいついたスラックスを履いていることが前提なのかもしれません。