かんがえてみた
Wildswansさんのワークショップで作ったやつ!!
財布をメインに様々な革小物〜バッグまでをラインナップするWildswansさん。
超絶丁寧に仕上げられたコバやエイジングを前提に厳選されたレザーが使われたグッズ類は大変に魅力的で、なんなら全部ここで揃えちゃいたいな、という気持ちが湧いてくる危ないブランドです。笑
そんなWildswansさんですが、たまにワークショップをお店で開いてくれます。そして以前のワークショップで作ったのがこちら。ホーウィン製のシェルコードバンで作ったシンプルなブレスレットです!!
シンプルな作りではありますが、これで2,000円て信じられないですよね。色もバーボンとか選べましたし。端材だろうとは思いますが、個人でコードバン手に入れようとしたら2,000円じゃ済みません。(端材だけ手に入れる方法がほぼない)
もでぃふぁいど のやつは#8で作りました。バーボンは魅力的でしたが、茶系の靴と合わせるだろうな、となんとなく思ったので。というかオールデンの54321ですね。
コードバンの質
昔のコードバンは厚みが〜とか、ツヤが〜とか色々目にしますが、実際靴をぶった斬るわけにもいかんので手持ちの靴の厚みがしっかりわかるわけでもないですし、ツヤもワックス塗ればどうにでもなっちゃうというか、とにかくわかるようでわからんコードバンの質…‥という感じだったのが、このブレスレットを作るときには一目でその差がわかりました。今回、特にその違いが顕著だった2つを敢えて選んで作ってみたので以下見ていきます。
まず厚み。
こう見ると全然違います。ブレスレットにするにあたってわざわざ革を漉く必要もないので、これがコードバンまんまの厚さのはず。
おそらくですが厚みが薄い方はコードバンの周縁部、ギリギリコードバン層がある部分なのかなと。断面から見える繊維の詰まりかたも違います。
次にツヤ。これまた結構顕著に差があります。上の写真の薄かった方が左のマットなコードバンで、厚かったのが右のツヤがあるコードバンです。
なるほど、たしかにこうしてみると、オールデンのコードバンはホーウィンのなかでも選りすぐりのものが使われている、というのも納得かもしれません。
オールデンは仕上げ剤も使われているでしょうが、少なくともこんな感じの個体は見ません。
まぁオールデンに限らずですが、なるほど靴にはちゃんとコードバンの良い部分が使われているのだと改めて思いました。
色味の違いもあるので染料の入りかたも変わってくる?厚みもツヤもまちまち?なるほどコードバンは既製靴の素材として使うのはバラツキ的な意味でなかなか難しい素材なのかもしれません。
今日のモディファイ!
手持ちのコードバンの靴も、頑張って左右のペアで色味やツヤが合うように見繕って作った靴ということで、今までより愛着が湧……くかも?