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WILDSWANS TONGUEフルグレインブライドルレザー開封の儀!!

今日は久々に財布の話です!

WILDSWANS(ワイルドスワンズ)とは!!

ワイルドスワンズは、1998年創業の日本の革製品ファクトリーです。とにかく丈夫に、10年、20年をともに過ごすことができる製品を作る、というコンセプト。最高ですよね……!!

経年変化や使い込むことが前提の作りや素材選びがされていますので、薄くてスマートというよりゴツくてカタマリ感がある製品が多いのですが、革靴好きな人なら結構好きなのでは?と思っています。もでぃふぁいど は大好きです。あと、コバ。コバの仕上げはどこよりもキレイだと思います。オールデン好きな人、絶対好きですよコレ。(写真はのちほど!)

20周年記念モデルTONGUE フルグレインブライドルレザー「ナチュラル」!!

なんとワイルドスワンズさん、昨年20周年だったのです。めでたい!!!ワイルドスワンズさんは毎年周年モデルとして様々なレア素材が使われた革小物が発売されています。いわゆるレアカラーのコードバンなんかは周年モデルのラインナップとして今までもたくさん出ていました。(インテンスブルーの財布、気づいた時には時すでに遅し……)

20周年は……??さぞビッグな素材が来るか……!?

と期待していて、実際エキゾチックレザー等様々なレア素材の小物が出たのですが、もでぃふぁいど が購入したのが「フルグレインブライドルレザー」の「ナチュラル」という色で作られた小銭入れ、TONGUE(タン)でした。

フルグレインブライドルレザー?

フルグレインブライドルレザーとはフルグレインなブライドルレザーです。

……きちんと説明すると一般的なブライドルレザーはこんな感じ。

ツヤがすごいですよね。これはブライドルレザーの強度を高めるためにロウを塗り込む工程で、よりロウが染み込みやすいようあらかじめ表面を削るためにツヤツヤになっているのです。

フルグレインブライドルレザーでは、この表面を削るという工程を行いません。気合と秘伝のレシピでロウをしみ込ませるのです。結果何が良いかって、まず革の厚みがあって強靭なこと。にもかかわらず、使い込むことによってロウが馴染み、革に柔らかさが出てくることです。でもコシが抜けないので型崩れしません。

フルグレインということで、表皮まんまですからワイルドな革ですが、そのぶん傷にも強いとのことです。実際使っていてもそう思います。

そして、初期マットな質感ですが、そこはブライドルレザー。だんだんとロウが馴染み、ツヤも上がってくる劇的なエイジングが楽しめるのです!!!うおおおおおおおお!!!!たまんねえええええええええ!!!!つい熱くなっちゃいました。

通常展開はブラック、ダークステイン(濃茶から茶)、ロンドンタン(明るいオレンジが強めな茶)の3色なのですが、今回特別に無染色のナチュラルを作ってもらって20周年モデルにしてみましたー!!ということなのでした。

無染色の革は通常、より傷や血筋が目立つのでもともとの状態が良い部分が使われることが多いです。良質な原革から作られた、無染色フルグレインブライドルレザー。レアカラーのコードバンなんかと比べると地味っちゃ地味ですが、コードバンはキズも気になるので、(参照)フルグレインブライドルレザーに興味があった折り、ちょうどこのモデルが発売されたのでした。

開封の儀!!

TONGUE(タン)の使い心地や特徴なんかは次回に譲ろうと思います。早速開封!!

高級感ある箱です。(わかりにくいですが直営店はC.O.Uという名前なのです。余計なお世話かもしれませんが揃えたほうが消費者にはわかりやすいかもしれません……)

つつみを開けるとこんな感じ。ワイルドスワンズさんのロゴが出てきます。

おまけでしおりがついてきました。超絶嬉しいです。

中身はこんな感じ。丸い木の小物は……あとで触れましょう。

不織布をとり…

ご対面……!!マットです。

肌色で毛穴まで見えるとなんだか生々しいような……。表面が削られていないことがわかります。

ホックを開いたところ。20周年からロゴが変わりました!!(と聞くと旧ロゴが欲しくなってしまうのは靴好きの性でしょうか……。)

TONGUE(タン)の名前の由来となる、内部の舌のような仕切り。

小銭入れですがこの仕切りによって硬貨の種別で分けたり、片方を臨時の札室やカード入れとして使うこともできます。

で、コバです。

分厚い!!!光ってる!!!この透明感!!!!ひゃっほう!!!!

(心のままに書いたら「17歳高校生のような透明感!!!!」とか出てきて発想がオヤジすぎて幻滅したポイント)

たまらんです。革靴の積み上げのヒールみたいで最高ですよね。(最近は子どもも生まれたので、「18歳!」とか聞いても、えぇ……もっと自分を大切にして……。って思っちゃうようになりました。オヤジ化が進んでいます。)

何の話してたんですっけ。

あ、スリッカー。この木の丸い小物はこのコバの手入れのためについてきたものです。

コバにはロウが塗られ磨いてあります。この部分がバンパーのように衝撃を受けてくれるのです。コバに傷が入ったときはスリッカーで磨くことでロウが摩擦熱で溶けてならされ、元通り。そんな寸法です。こういう長く使うための小物がついてくるところがニクいです。

というわけで、開封の儀でした。

ナチュラル色は水分によるシミにも気を使いますので、興味がある方はブラックやダークステイン、より劇的なエイジングを楽しみたい方はロンドンタンを狙われるとイイと思います!!!!

今日のモディファイ!!!

さぁ使い込むぞ~。

……というのが早8か月前。明日は8か月使っての感想とエイジングの予定です。

コードバンのもかっこいいんだよな…


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