邂逅してやりましたよ。
レアカラーとの未邂逅からの邂逅
というわけで会っちゃいました。というのが早……何日前?
レアカラーのオールデンとは!!
そもそもレアカラーのオールデンとは、
素材がコードバン #8(ダークバーガンディ)と黒(ブラック)以外
を満たす……というか、つまり、#8か黒以外のコードバンのシューズを指します。
コードバンであることが条件ですので、カーフ(牛革)なら薄い色の展開も結構ありますが、これはレアカラーとは呼びません。
これが#8。
これがブラック。
これ以外の色はレアカラーですね。
ただ、これだけなんです。めっっちゃ簡単です。
革靴のラインナップとして、黒、焦げ茶、茶の3色がラインナップされている、なんてのは他のブランドでは当然のことです。普通じゃないですか。
ただし、ことオールデンのコードバンシューズにおいてはそうはいきません。
レアカラーオールデンの入手法!
2019年現在、レアカラーのオールデンを手に入れるには、
①通常より高い相場で中古を購入する
②オールデンを取り扱う特定のショップと懇意になり、優先的に回してもらう
③ショップの周年記念日等にアタリをつけて徹夜で並ぶ(最近は抽選が多いので並んでも意味がないことも多い)
④抽選で購入権を得る
⑤天文学的確率でショップに並んだものを購入する
といった方法があります。いずれも尋常ではありません。笑
お金、情報収集のための時間、それを継続投資するレアカラーへの執念が必要です。
もでぃふぁいど が今までレアカラーに巡り合わなかったのはひとえにこの執念が足りないからだと自己分析しています。
……ちなみに最近、天文学的確率に当たった(ショップに並んだその日にその場にいた)のにレアカラーに巡り会えなかったのが、私こともでぃふぁいどです。
愕然としました。病床で。笑
宝くじで言えば前後賞のさらに1番違いをバラ買いで手に入れたって感じでしょうか。
ここにきて過酷な運命がついに執念を生みました。
なぜレア?
現に、オールデンに使われるコードバンを製造しているホーウィン社いわく、「うちでの生産量の9割は黒か#8」と発言しています。
レアカラーにも何種類かありますが、それらを全部足してようやく1割。それが世界中に供給されるので、一部だけがオールデンに流れます……
そらレアなわけだ。
なぜこんなに生産量が少ないかというと、薄い色は原皮のキズが目立つため、生産の歩留まりが悪いのです。
つまり、キズがない=状態の良い原皮だけしかレアカラーコードバンになれないというわけです。
薄く染色したらキズが目立ちすぎるので結局黒や#8(ダークバーガンディ)に染め直す、ということもあるそうで。
そういう手間をリスクとして考えると、そもそも生産計画の時点で少なくなってしまうのではないでしょうか。推測ですが。
とは言ってもレアカラーには比較的濃い色もあり、キズが目立たないものもあるのでは……真実は永遠に闇の中です。笑
レアカラーオールデンの種類!!
ウィスキー!!
レアカラー御三家にしてキングオブレアカラー、ウィスキーです。
レアカラー中でも最も淡い色を誇ることからキングオブレアカラー認定です。もでぃふぁいど がたった今認定しました。#8やブラックを見慣れた身からすると、衝撃的なまでの色の薄さです。
これはキズが目立ってしまうというのも納得ですよね!
が、意外と海外のショップからは継続的にリリースされている印象があります。(手に入るかは別として)
ラベロ!!
レアカラー御三家その2、ラベロコードバンです。赤みのある茶色です。
日陰では茶色……陽が当たるとパッと赤みがさす……その表情の豊かさに惚れる紳士は数多いです。
一時期あまり見なくなりましたが、最近盛り返してきているように思います。
シガー!!
シガー。振れ幅が大きいですが、緑がかった茶色ですね。オリーブ色に近いものから、見慣れた茶色まで様々な色味があります。
これもレアカラー御三家の一角です。供給量的に。
地味にシガーとラベロはオールデン限定とされるカラーのコードバンです。ウィスキーは他のブランドでも見ますね。
マホガニー!!
以前はリリースされていたものの近年ではほとんどリリースされなくなってしまった幻のコードバンです。
ラベロよりさらに赤みが強い?イメージ?実はあまり違いがわからないところでもあります。比較とかできたら良いんですけどね。両方持ってないので叶わず。
たまに革小物なんかでリリースされるのを見ますが、デッドストックなのか、新たに生産されているのかは謎です。
#4!!カラー4!!
かの有名なAlden Styleさんのブログで一躍知名度が上がった幻のカラー4コードバン。もでぃふぁいど も手に汗握りながら何度も読みました。
#4は#8の染色材を半分に薄めて使ったものだそうな。(#8は仕入れたそのままの染色材の色)
赤茶というより、もはや、赤に少し茶色がさしているかなぁ……もう赤って言ってもいいんじゃないかなぁ、という色です。
リリースは最近では見ないです(あんまり血眼を上げて探しているわけでもないですが……)
#2!!カラー2!!
カラー4よりさらに染色材を薄めて使った幻のコードバンです。
もう赤です。完全なる赤色。ルビーなんて別名がつけられたりしますね(カルミナの場合)。
オールデンでのリリースはほぼなし。レアカラー中のレアカラーです。実在したの?というレベルです。
アマレット!!
最近ジワジワとリリースされているアマレット!!
ウィスキーとラベロの間の色味……で良いのかなこれは……。
ジワジワリリースされているといっても、まだまだ激レアです。でも今後が楽しみですね。
それにしても酒の名前つけるの好きですよね。(オールデンにはありませんがバーボンなんてコードバンもあります)
モカ!!
濃茶です。シガーより純粋な茶色です。
最近こちらもジワジワリリースされていますね。でもまだまだレアと言えるでしょう。アマレットと同じくらいでしょうか。
エスプレッソ!!
……濃茶です。もはや持っていないと違いがわからない!!
ダークブラウン!!
………濃茶です。
Alden125周年の際、日本の各セレクトショップからリリースされたモデルに採用例があります。というかそれくらいしかない?レアです。
ホーウィン社のコードバンにはダークコニャック(また酒…)という色もありますが、ここいらの色とは違うのでしょうか……謎です。
だいたいレアカラーの色としてはこんなものでしょうか。
比較的継続的にリリースされているレアカラー御三家であっても、やはり入手するのは大変です。
中古でお金を積めば確実に手に入りますが、どこまでやるかは個人の熱量次第です。マイサイズが出てくるかという運もあります。
逆に言えば、これをお買い得に購入できれば……。
今日のモディファイ!!!
さて、せっかくのレアカラー記事なのにレアカラーの写真がほとんどないじゃないか……どうなっているんだ……
だって、もでぃふぁいど 持ってないから……というわけで皆様、レアカラーオールデン図鑑を一緒に完成させませんか??
modifiedjp@gmail.com
まで、ご自慢のレアカラーオールデン写真をお送りいただければ当記事とコードバンずかんに永久保存版として掲載させていただきます!!!