もでぃふぁいど の屍を超えていけ
失敗談ランキング
いやー革靴という趣味にハマってからというもの、いったいいくらをドブに捨ててきたの?それホントにドブだったの?なんなの?と定期的に思います。
で、コレって革靴に限らず趣味全般に言えることなんじゃないかとも思ったりするわけです。
願わくばコレが皆さんの物欲ライフを豊かにすることを祈りつつ、もでぃふぁいど の失敗談を挙げていこうと思います。
ただの自戒とも言います。
第5位!セール品は必ずしも安くねえ!!
憧れのあの靴が◯%オフ……!!われわれに届く誘惑は、ボーナス後のセールやらブラックフライデーやら、あまりにも多いですよね!!!
え?この靴、このブランドがこの値段!?
そんな機会があればエイヤで清水ダイブを繰り返してきたのが、私こと、もでぃふぁいど です。

単純に金額の多寡で言えば、セール品って安いんですけど、人によって違うその靴の活躍の度合いって言うんですかね……もでぃふぁいど は履いてナンボという考えなので、履く頻度が少ないと、どんなに金額が安かったとしてもムダな買い物になっちゃうんですよね。
履かないとわからないから仕方ない側面も多々あるんですけど、靴の場合は。
無限に飾るスペースがあれば、買って飾るだけでも満足度高いのかもしれません。……と言いつつ、もでぃふぁいど は履かずにはおれないと思います。
室内用とか嘯いてコロナの緊急事態宣言中に買った靴、全て外で履いちゃったもんな、結局。
そんなわけで、セール品は必ずしも安くない、「あれば履く」は履かないという教訓を置いておきます。
第4位!リセールを気にして買った靴は残らないね〜
セール品も似たようなものかもしれませんけどね。フリマアプリやオークション系、中古靴もここになるかも。

要は、万一合わなかったら、気に入らなかったら、売ればそこそこ元がとれる!!という考えで買うことですね。
これは、なんだかいつまで経っても自分のものになった気がしないというか。いつか売る前提の付き合いかたしかできなくなるというか。
で、他に欲しい靴が出てきたときには、いの一番に旅立たせることになるという。笑
結果として、履き込めたことがないんですよね。その靴の真価を味わえたのだろうか?
また、たしかに金額的にはそんなに損しないんですけどね。でも、手間も時間もけっこうかけてきました。お金がかからない分、時間がかかる。ここに投下してきた時間は、もうちょい有効活用できたのでは!?と思わなくもありません。
人生は有限。
痛いなど、不満点がある靴に時間を取られている場合ではないのです!!合わない靴は合わない!!!
とはいえ、いろいろ経験させてもらうには良い方法でした。この趣味は極める!と決めたものなら、良いのかもしれません。沼でジャブジャブやろうぜ、そういうことです。
第3位!けっきょく欲しくなるホンモノ
これは、個人的なサガによるところも大きいのですが、趣味としてやるからには、けっきょくフォロー品ではなく本家が欲しくなるんです。
エピフォンのレスポールを買っても、ギブソンが欲しくなったり。
ドーヴァーに似た(と思っていた)デザインの靴をリーガルのアウトレットで買ってみたり。
ライカみたいなカメラ買っても、結局ライカ買っちゃったり。
フィリップ2みたいなパンチングの靴を作ってみたり。
振り返ってみれば、結局本家を買っとる!!!

これは、リセールの逆で、ちょっとまとまった収入があったら、けっきょく欲しかった本家を買ってしまうということですね。今やちょっとまとまった、くらいの金額では買えなくなってきてますが……。

これをいろいろな靴でやってきたのだから、そりゃあもう大層な勉強代でした。
持っていたい、ホンモノに対するリスペクト。それが、結果的に自分の財布をも救うことになるかもしれません。
第2位!サイズの選択肢が多いことは必ずしも良いことじゃない!!
これはやや逆説的かもしれません。サイズ/ウィズ展開が豊富なのは、自分の足に最適な1足を見つけるのにありがたいことですよね。

在庫リスクとか、木型保管とか作り分けのオペレーションとか、メーカー側の苦労を考えると頭が下がる思いです。
が、しかし。
勉強代、たくさん払ってきたのはここかもしれないなぁ……と。
たとえば、オールデンのモディファイドラストは、都合、7.5D/8D/8.5C/8.5Dと色々履いてきました。あげく、アナトミカでは7.5Eを勧められる。
で、結局履いてきてどれが正解だったかというと、どれでも履けちゃうというのが結論です。
7.5Dはちょっと小さいですけど、他はどれも快適。
8Dと8.5Cと8.5Dと、あと個体差も入れてしまうと、もはやある日入れ替えられてても気づかないかも。
けっきょく、正解のサイズ、というものが明確にあるわけではなく、「気持ちよく履けるかどうかが大事」という気がしています。
ウエストンの180も、6.5Dは問題なく履けちゃってるので、もうこれでいいんです。7Cも履けちゃうと思います。ローファーに完璧はない。どこで妥協するか。

サイズは絶対的な正解がありそうでいて、その実、正解は各人の感覚に委ねられている相対的なものと知ったほうが良さそうです。
木型の特徴にしても同じ。
たとえば、もでぃふぁいど にとって、ジョンロブ7000ラストは
7E:幅狭め甲普通カカトジャスト
7.5E:幅ジャスト甲高めカカトちょいゆる

みたいな感じ。どっちが正解かと言われれば、好みですね、としか。ただ、同じ木型であっても、そのサイズと履く人の足の形によって感じることはガラリと変わります。文面で見ると全然違いますよね。木型は難しい。
第1位!買う理由を他人に委ね続けるな!よき物欲ライフを!!
革靴を好きになった頃は、他人の評価をたくさん参考にしました。
「名作」と言われる靴を履き、「定番」と言われるブランドを知り、「一生モノ」という言葉にも憧れました。
ウエストン180は革の靴下。ドーヴァーならではのスキンステッチの手仕事。モディファイドラストのアーチサポート。

そうした言葉に、踊らされてきたことに後悔はありません。むしろ積極的にビートに乗って踊り狂ってきたまである。
なんにせよ、自分の尺度を育てるためには、一度は誰かの尺度を借りる必要があると思います。
ただ、大切なのは、それを借り物だと理解しておくこと。
ドーヴァーが好きでもいいし、そうじゃなくてもいい。
ウエストンが合う人もいれば、合わない人もいる。
もでぃふぁいど は結果的にドーヴァーと長い付き合いになりそうですけど、それはスキンステッチどうこうより 32ラストが足に合うからです。あとユタカーフが気楽に履けて良い。

これが、ずっと欲しかった……というかなんなら今でも欲しい606ラストのダークオークアンティークだったら同じようになったかどうかはけっこう謎です。
32ラストのものがあれば、外羽根プレーントゥでも同じ満足度かもしれません。(得てして同じ木型でもデザイン次第で履き心地は変わりますけど)
最終的に「自分はこれが好きだ」と言えるようになったとき、その尺度はようやく自分のものになったと言える気がします。
もでぃふぁいど は結局、どこでもいつでも履いていけて、出先で痛くなったり、ぶっ壊れたりしない、ということが基本にあって、あとは靴バカ的な育てる楽しさが次いで大事という感じでしょうか。
ロリスローゼンミュラーなんかは、受け売りも多分にありつつも、根底がこのコンセプトだったから刺さったというか。

そんな尺度も、また生活環境が変わったり、時が経ったりすれば変わるのかもしれません。
だとして、そのときまた最適な1足を探すことができそうです。市場になければ、作ってもらってもいいわけで。
サイドエラスティックか、レイジーマンは作っておいても良い気はしています。
果たして、いま一生モノと思っている靴が本当に一生モノになるのかどうか。それもまた楽しみです。

尺度を借り続ける期間が長かったかなぁという反省はあります。楽しかったですけれども。そしてこのブログ自体も、言ってしまえばその仕組みの一端を担っているわけですが……
良いのです。無辜の人々を靴沼に突き落とすためにこのブログはあるのだから。
屍を超えたつもりが、ミイラ取りがミイラ。
というような感じで、自らの革靴道を振り返ってみましたが、皆さんいかがでした?
お金もそれを稼ぐための時間も有限!せっかくなら「良い買い物だったッ」を積み重ねていきたいもんですよね!!!
今日のモディファイ!
なんかそういう、市場の尺度から離れて、自分らしい買い物に成功したぜ!!みたいな体験談、コメントにお待ちしています!!