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【長文レビュー!】LIGHTBULB RTWローファー〜体験せよ!「カスタムフィットローファー」の革新を!!

こ、これは新しいぞ……!!!

LIGHTBULBでローファー、始まります!

……という記事を書いた先週のこと。

記事アップしたあとの土日、外林さんから「サンプルできました!」とのご連絡が……!!

もでぃふぁいど はLIGHTBULBの公式アンバサダーですが、基本ブログを書きたいように書かせていただいているのでこういうことが発生するじゃん!!事前にLIGHTBULB側に一言くらい断ってから記事書いたらどうなの!?!?……と自分でも思うことしきりですが、ネタが2週間分になったと思えば結果オーライですね!!!!!

オマエの都合じゃん!と思った方は百も承知なのでローファー試してください。話はそれからだ。

届いた!!!

もう何が入っているのか、既知の事実ですがそれでもやりましょう。なぜならこれが靴ブログの様式美だから。

最近リニューアルしたLIGHTBULBの箱!!光源の関係で、いつぞやの青だか黒だかわからないワンピースみたいな写りになっていますが、深みのある落ち着いた、青みがかったグリーンです。

ここはなるたけ正確にお伝えしたいので撮り直しました。ディスプレイによっても見え方が違うので限界がありますが……この色&ロゴのマグカップあったら買います。たまにあるEGみたいに靴のライニングもぜひこの色で!?

そしてシューズバッグ。こちらもリニューアル……ってなんかツヤが上品なしっとりした生地になりましたね!?!?しかも靴に合わせて立体的。中はスエード調になっているので、こちらも抜かりなし!!

というわけで、ようやく靴がお目見えです。チラ見せの様式美。

というわけで、コレがLIGHTBULBがフィッティングを突き詰めたRTW(Ready To Wear=既製)ローファーです!!!

まさに履かれる準備、バッチリ!!この靴はまだ標準仕様であるプリベント(事前の曲げ加工)がされていないのでシワもなくまっさらです。

レディ・トゥ・ウェア!!ということで履きます!!!履かれるために君は在る!!

おお……これは……!?!?

気になる履き心地は外観レビューのまたあとで!!!

LIGHTBULB RTWローファー外観レビュー!!

まずは外観レビューです!なぜなら靴はいくら履き心地が良くても、イカしていなくては履く気が起きないからです。見た目は大事!

で、いかがですか、コレ!!!特につま先にかけてのシルエットがボリューミーでカジュアルに合わせるのに良い感じ!!!東欧靴にも通じるシルエットです。

昨今革靴みたいなスニーカーでの通勤がOKだったり、むしろスニーカー自体もOKな流れがあったりするなかでも、キメすぎず、飾らないさりげなさ、服装への馴染みやすさで、1軍入り間違いなし!!!

かと言って、過度にファッショナブルなボリューム感ではなく、トラディショナルな範囲、長く愛せる範囲に収まっているのはさすがのLIGHTBULBです。トラディショナルな見た目で革新的な履き心地はLIGHTBULBの真骨頂。

これでスポッと履けて、履き心地も良いとくりゃあ、野口さんも外林さんも「こればっか履いちゃった夏でしたね」と言うのも頷けます。

いきなり着用画から攻める、当ブログには珍しい展開でしたが、靴バカらしく各部も見ていきましょう。

正面からの図。もうね、このトゥスプリング(爪先のそり返り)です。歩きやすいに決まっとる!!そして、見れば見るほど正面から見た足の形です。あ、こりゃ足、良い感じに収まるわ。そういう形。

次にヒール。注目すべきはトップライン(ヒールの上端)!ちょっと高め、かつ立体的にかかとを包み込むような形状になっています。ローファーはカカトがついてくるかどうかが勝負ですからね。写ってないですが、ヒール部のライニングは摩擦と耐久性を考慮して床革になります。また、ステッチもすこし変更が入るそうで。ご参考までに。

横から。やはりトゥスプリングが強烈です。歩行の際に踏み込めば、爪先のソール形状に沿って靴のカカトが上がります。上がるはず。期待大!!

そしてヒールの曲線も良い感じです。カカトで掴もうと角度をつけすぎるとそれはそれでトップラインがカカトに食い込むので、良い塩梅に見えます。

ワインハイマーのシボ革という少し珍しい素材ですが、こうして見る分にはシボの主張が強すぎないので、カントリーな合わせに限らず合わせやすい感じ。

近くで見ればしっかりシボ革です。一律な模様じゃないので、型押しではなく揉み革ですかね。フワッとモチッと柔らかでローファーのフィッティングに貢献しそう……!!もちろん磨き甲斐も◎。光らせてよし、ナチュラル派も良し。なんなら雨に打たれてもケアが楽。シボ革、やはり最強か?

ソールはハーフラバー&ラバーヒール仕様。ピカピカに磨き上げられたレザーソールも好きなんですけど、実用性をとれば「こうなるよね」というのは革靴マニア一同の賛同を得られるはず。LIGHTBULBのRTWローファーは実用してナンボなのです。修理もオールソールでなくって、ラバーの張り替えでOKですし!

特にヒール。これがラバーなだけで不幸な滑り事故が起こる可能性はグッと減ります。(先に外で履いてきちゃったので拭いたものの、ちと汚れてます)

LIGHTBULB恒例、RTWだろうがビスポークだろうが職人が手で木型に吊り込むので、この踏まずがね!!キレイなんです!!!見てローファーでもこの美しいクビレ!!!

続いてモカ部。つまみモカです。丁寧なのは当然のこと、縫いのテンションで立体感がしっかり出ています。

あくまで縫いのテンションをかけてモカっぽく見せるディテールなので、革を縫い合わせているわけではありません。

ということは……つまり……??

このローファー、ほぼワンピース(1枚革)じゃないですゥ!?

正確に言うと、サドル、シュータンの継ぎ、ほか全部、の3パーツです。いや、これ、、、ゼータクじゃないです??ゼータクよ。ゼータクなの。

LIGHTBULB RTWローファーの履き心地レビュー!!

サンダルに連なるもの!?

というわけで、次は肝心の履き心地についてレビューしていきます!なぜって見た目が良くても履き心地が微妙だったら結局履かなくなるから!!履き心地は大事です。

というわけで、このローファーのフィッティングは、もでぃふぁいど の勝手な前評判どおり、サドルでキュッとやって、爪先はフリー、カカトはギリ引っかけるタイプですね!見た目からしてそんな感じ。

サドル、キュッとしてます

いままでの一般的既製のローファーとだいぶ異なるので、イメージつきにくいかもしれません。

誤解を恐れずに表現するなら、このフィッティングはむしろ、

サンダルに近い楽さ

です。

ビルケンシュトックの名作にMADRIDというサンダルがございますでしょ?

引用:https://www.birkenstock.com/より

この写真のとおり、MADRIDのフィッティングは甲のベルト1本でキメています。こんなんで歩ける!?と言う見た目ですが、歩けるんですよ、それが。

今回のLIGHTBULBのRTWローファーもこれに近い。サドルをメインとし、ヒールのわずかな掴みだけでフィッティングをキメる。そしてトゥスプリングによってカカトを上げる。

言うなれば、歩けるローファーというより、歩かせるローファーといった感じ。伝わります?設計の意図をしっかり感じます。

それでいて、足が前へ前へと自然に進むLIGHTBULBらしい「歩き心地」はしっかり健在です。あの唯一無二の歩き心地がローファーで実現できるとは……!!

まとめると一般的なローファーのフィッティングの系譜というよりは、これはむしろサンダルのようなフィッティングに連なるもの、その進化系と言えるフィッティングです。革新的……!!

カスタムフィットローファーでは!?

とはいえ、既製でローファーってなかなかフィッティング合いづらいですよね。

  • いや〜じぶん、足薄めなんですよね〜
  • いや〜自分、カカト小さめなんですよね〜

たいてい、フィッティングのどこかを妥協しなきゃならない現実。

靴好きは完璧なローファーを求める旅に出、数多のローファーを試し、その果てに夢破れ、ついにそれは自らの理想の中にしかないと知る。理想を現実に重ね続ければ当然その道は苦しい、現実に理想を見出すことを妥協と呼ぶのが正しいのか……?ひとつの問いと、旅路を共にした数足のローファーを得て我が家のドアをくぐる……。

大抵そんな感じかなと思うんですけど、ここにその理想を実現するサンドボックス、あります!!!

LIGHTBULBのRTW ローファーって言うんですけど。

これはね、もう、ただのRTW ローファーじゃありません。

カスタムフィットローファー

です!!

見よ、このフィッティング調整用の付属品の数々!!!!!

10点以上ありますよ、これ。しかも、今後も継続してより効果が感じられるセットにアップデートしていくとか。

んでもって、これらを自由に組み合わせて、理想のフィッティングを追い求めて良いのです。我々は希望を捨てる必要などないのだ……!!

というわけで、もでぃふぁいど カスタムです。

LIGHTBULB RTWローファー(もでぃふぁいど カスタム)
左足:タンパッド(Long)&3/4インソール
右足:タンパッド(Short)

以下、このセットに至った経緯をば。

足長ベースだと、さまざまな足に対応できるよう、フィッティングは少し大きめのよう。初期カカトが抜けるのが少し気になったので、両足にタンパッド(Short)を追加。右足はボールがデカくなっているのもあり、これだけでいけそう。左はまだ少し緩い印象。タンパッドを(Long)に換装、インソールも1/2→3/4と様子を見つつ追加。

それぞれ追加した状態でしばらく履いて、過度な圧迫がないことを確認して決定!!

こうやって無邪気に理想を追いかけられるの、

楽しい〜!!!!

テストランウォーク!

というわけで、満を持して路上デビューです。(サンプルなので軽い外出くらいなら、と外林さんからもお墨付き。)

右足はタンパッド追加だけで、とっても良い感じ!!自然にカカトもついてきます。これはもうゴール!!

一方で、左足は歩行につれ靴底に返りがついてきて改善傾向にあるものの、まだ少し抜ける感じ。(もでぃふぁいど のカカトはけっこう小さいと評判なので仕方がありません)

帰ってきていそいそとカスタムを組み替えます。

むしろ、インソールによってヒールが浅くなったのが良くなかったのでは?

3/4インソールから、前半分の1/2インソールに変更!

ついでにタンパッドの効果はテキメンに感じられたので、

タンパッド(Long)から、タンパッド(Wide)に変更!

LIGHTBULB RTWローファー(もでぃふぁいど カスタムV2)
左足:タンパッド(Wide)&1/2インソール(前半分)
右足:タンパッド(Short)

た、楽しい〜!!

これ、靴下の厚さだったり、季節や日による足のむくみに合わせて変えたって良いわけでしょ!?これは……これは革新的だぞ……!!

純正カスタムなら抵抗感がない!!

もでぃふぁいど はどちらかと言えば、自分の靴に関してタンパッドやインソールなどでフィッティング調整するのを嫌うほうです。

もちろん、そこまでして履きたい靴があればやるのですが(Philip2にはタンパッド入れてます)、せっかくのジョンロブにサードパーティのタンパッド入れちゃうと、それって本来ジョンロブが7000ラストで叶えたかったフィッティングの意図を無視しているような気がしてしまって。要は、邪道な感じがするのです。(あくまで自分の靴に対してであって、他の方が使っている分には全く気にならない性質です)

が、今回のカスタムフィットローファーは、カスタムが前提!!

もちろん調整パーツはLIGHTBULB純正ですし、そもそも調整前提で作られていることもあるので邪道どころかこれが正道!!

むしろこれがブランド側の意図ならば、気兼ねなく試すことができます。タンパッドにしてもインソールにしても、LIGHTBULBで使われている部材なので装着しても物理的にも精神的にも異物感がありません。

やや情緒的な意見かもしれませんが、個人的に気兼ねなくカスタムすることができました。

サンプル返却までにいろいろ試して、最高の組み合わせを探ってみようと思います!!

まとめ!新しいローファーのカタチ〜ローファーに疲れた方のためのローファー

ここまで何度か「革新的」という語を使ってきましたが、それは主に

  • ローファーというよりサンダルの延長線にあるフィッティング
  • カスタム前提のフィッティング追求プロセスの肯定

の2点に因るものでした。

さらにもうひとつ、カスタム前提のフィッティング追求プロセスについて、別の観点からその革新を考察してみたいと思います。

それはローファーのフィッティングを追求する方向の違いです。

通常、RTWのローファーは製法に由来するコルクの沈みや、アッパーの伸びなどを考慮して、タイト目に合わせにいくのがセオリーです。

最初からジャストフィットなものを買ってしまうと後から緩くなってしまう。

なので、フィッティングの正解を探るプロセスとは、「耐えられる限界のタイトさを探る」でした。

つまり、過去におけるローファーのフィッティングの追求プロセスは、よりタイトにキツイものへ、という方向に正解を探るものだったと言えます。

一時期よりは落ち着いたというウワサは聞きますが、J.M.WESTONの180のサイジングに象徴されるものです。購入したあと「もっと攻められた」というコメントも散見されますが、まさにタイトな方向への追求と言えるでしょう。

一方で、今回のカスタムフィットローファーにおけるフィッティング追求プロセスは「いかにギリギリ不快感なく歩けるフィッティングにしていくか」です。つまり、より緩く、楽なものを、という方向に正解を探ることができる点において、革新的だと感じます。

だって、もでぃふぁいど だって、今は先ほどのV2のカスタムを施していますが、靴底の返りがもっとついてきてカカトが自然についてくるようになれば、これらを外しても差し障りがないかもしれません。

よって、今回のカスタムフィットローファーのキモは、「1度は施した純正品によるカスタムを外していくこと」にあるのではなかろうか?

LIGHTBULBの意図とは外れた楽しみかたかもしれませんが、超個人的な視点としてここに置いておきます。

ローファーは、本来怠け者という意味を持つ語でありながら、フィッティングを追求するとぜんぜん怠けてられない、むしろキツイ靴であるのが常でした。

LIGHTBULBのローファーは、そんな

ローファーに疲れた方のためのローファー

として推せます。もちろん、最初からローファーで疲れるのはイヤだなぁ、という方にも試していただきたい……!!

ちなみにV2で歩いてきましたが、左足のカカト抜けもほぼ改善しました。返りがついてくれば、完璧でしょう。なんなら右はタンパッド外しても良いかも?

再三言っていますが、通常はプリベント(曲げ加工)までされているので、このあたりの調整が不要です。

でもこのプロセスも楽しみたい!という方はぜひプリベントなしで挑んでみてください!!笑

ちなみにちなみに……今回はカスタムオーダー可能です!

今回RTWと銘打っていますが、12/6-7のオーダー会では実質プレオーダーなので、革や底周りの変更も可能です。黒いローファーはアガッちゃった、という方も安心して財布の紐を緩めてくださいね!!!

え〜レザーソール仕様も魅力的だなぁ……。でもラバーも捨てがたい……。

今日のモディファイ!

で、いったいどんな履き心地なの?を体験できるイベントがちょうど2週間後に浅草橋で控えていますので、皆さんこぞってお越しください!!

詳細以下!!

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