年始の罪滅ぼしの記録
一年の計は睦月にあり
全国80億人の靴バカの皆さん、こんにちは、あるいは、こんばんは!!
ところでみなさん、罪滅ぼししてますか?
1年の計が元旦にあるのであれば、この1年の計はだいたい睦月にあると拡大解釈しても差し支えありますまい。
もでぃふぁいど は2026年最初のひと月にして、罪滅ぼしに勤しんでいます。罪滅ぼしなんてなんぼでもしといた方がいいですからね。
さて、いったい もでぃふぁいど が何の咎を負ったかと言えば、それはもう率直に
家族共有の靴棚の大部分を1人で占有する罪
であります。
人間、生きているだけで多かれ少なかれカルマを背負いますからね。
靴好きとあらば、強いて負わなくても良い業を背負い込んでしまうのも、また必然なのであります。
さて、前置きが長くなりましたが、要するに
妻の靴を買った
そういうことなので、記事にします。

みずから背負ったカルマの重さで、椎間板から髄核が飛び出てしまいそうな皆さまのご参考になれば幸いです!!
ANATOMICA(アナトミカ)に関する個人的所感
ANATOMICAといえば、セレクトショップのはしりと言われるエミスフェールの流れを汲む、パリ発のショップ。

アナトミカル(=解剖学的)に由来する店名の通り、服や靴のフィッティングに特に強いこだわりを持つブランドであり、靴バカの観点から言うと、Aldenのモディファイドラストを広く世に広めたのも有名です。

こだわりの別注オールデンも多く、もでぃふぁいど もいつかは……と思っていたのですが、その前に靴が溢れてしまったのでこれまでご縁がありませんでした。
しかし、はたと気がついたのです。妻の靴ならアリじゃね??
ねぇ、だって、自分は履き心地のいい靴を履いているなら、妻にも同じような靴を勧めたいじゃないですか。
決して新しい靴を買いたい欲望の捌け口にしたわけではありませんよ??
そんなわけで、今回わが家にやってきたのは、ANATOMICAのAlhambra(アルハンブラ)です。

オールデンを女性が履くのはアリなのか?
アルハンブラ購入の前には当然このフェーズがあるのです。ANATOMICAが扱う革靴と言えばやはりオールデン!!

1回だけヴィンテージでレディースのオールデンというのも見たことあったんですけどね。昔は作っていた時期があったのでしょうか。
しかし今はメンズサイズの展開のみです。ただ、メンズサイズといっても、US7.5Dが25.5くらいとなると、US6.5Dで24.5cmでしょ。
US5.5Dとか6.0Dとなると、23.5cmとか24.0cm相当なので女性にも履けるのでは??
というのは、当然靴バカとして検討するのです。だってオールデンの履き心地が良いのは体験済みですし、これ履けるならオススメしたいところ。
結論は、足に合うなら履ける!!という至極当たり前のものです。
ただ、合わない可能性が高いです、というのはANATOMICAの店員さんもおっしゃっていました。特にカカトの大きさは、やはり女性用の靴と比べて同サイズとはいえ、オールデンはデカいようです。
たしかに、ブランド違い&逆パターンで、もでぃふぁいど は25.5cmのレディースのF.lli Giacomettiを試着したことがあるんですけど、全然合いませんでした。やっぱり骨格から肉のつき方まで違うのかなと。
そこで、ANATOMICAの店員さんからオススメいただいたのが、今回のアルハンブラでした。いざ開封!!

ANATOMICA Alhambra(アルハンブラ)の履き心地!
なんといってもこの靴、オススメしたいのは履き心地です!!!
見てください、この見事なインサイドストレート/アウトサイドカーブ!!!

というのは、ご自身の足を上から見ればわかる通り、足の内側ってまっすぐで、外側がカーブしてますよね?

ということは、靴もその形をしていれば足に合いやすいと、そういうことです。
そもそもこの靴、軍用の木型(靴の形の元になるもの)の考えかたに沿って作られたモノということを聞いて納得。
軍用の靴というのは、様々な人種、年齢の方の足にフィットさせる必要があり、もちろん足が痛くなるなんていうのは以ての外……ということで開発されています。よって、万人にあいやすく、履いていて楽、というわけです。
……というのは靴バカの視点なのですが、実際に妻が履いてみたところ、
- つま先回りが楽!
- でもしっかりフィットしている!
- くるぶし下が当たらない!!
- 1日履いても痛いところがない!!
というような感想が寄せられました。
しっかり罪滅ぼしになっているようでひと安心。
聞くところによれば、女性用の(特にヒール付きの)靴は痛くてナンボということもあるようで、1日履いても痛くないというのは貴重であるようです。
このソール形状、エグくないです??踏まずの絞られ方、そして広めの前足部。履いてて楽、というのも納得の形!!(靴バカ的には)

さすが、フィッティングにこだわるANATOMICAらしいアイテムになってます!
ANATOMICA Alhambra(アルハンブラ)のディテールもろもろ
ヒール付き外羽根プレーントゥ!
……というのが一般的な名前になるかはわかりませんが、そういうものです。

ヒールがあるぶん、フェミニンな印象ですね。
ヒールもシェイプが効いててエレガント。カカト部分からヒールへと繋がる曲線のなめらかさたるや。

しかし、普通の外羽根プレーントゥかというとちょっと違って、羽根の下にちょっとしたデザインが。全体的にコロンとしたフォルムの中にあって、少しだけシャープさが光るディテールです。隠しスパイスのように効いています。

そして、履き心地で挙げた「くるぶし(あるいはその下の骨)が当たらない」という点。
それは左右でトップラインの高さが違うこのディテールのおかげ!!外側だけ下げてあるんです。

というのはご存知、ANATOMICAで取り扱うオールデンのモディファイドラストに通ずるディテールですね。
そしてmade in franceの刻印。なかなか貴重です。

ANATOMICA Alhambra(アルハンブラ)の注意点!
さて、このアルハンブラ、注意点が1つだけ。
ソールに!!ラバーを!!貼りましょう!!!

店員さんも案内してくださると思いますけど!!
というのもこの靴、セメント製法なんです。
おいおいおいこの靴の価格でセメント製法!?バカ言うない!!というのは靴バカとしては思いますけど、女性用の靴ですからね。
紳士靴と違って、筋力的にも底が薄い方が楽でしょうし。

そして、底の張り替えにしたってハーフラバーを替えていけば、かなりの期間履けるはずです。
靴バカとしては物足りなくはありますが、自分の履く靴じゃないのでこれでOKです。
そんなわけで、アルハンブラを買ったらハーフラバーを貼りましょう。面倒ならANATOMICAでそのままお願いもできますし、ミスターミニットを始めとした靴修理屋でも貼ってもらえます。
まとめ:アルハンブラ、履き心地が良いヒール付き靴が必要なパートナーがいるなら罪滅ぼしに最適!!
見出しが全てですね。
ハーフラバーだけはお忘れなく!!!
今日のモディファイ!
罪滅ぼしをしっかりしたところで、次は自分の買い物ですね。