RAYMAR超濃厚レビュー!!!靴バカから見ても本当に良い靴なのか!?!?

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ふだん20万円近くする革靴とか履く靴バカがガチンコでRAYMARの靴をレビュー!!

え?1年に1足?……あれは趣味の靴の話ですので……

RAYMARとは!!!

届いたブツ

RAYMAR(レイマー)は静岡県焼津市の有限会社サンレイさんのオリジナルブランドです。

1人でも多くの方に

  • 「良い靴とは何か」
  • 「良い靴を持つ喜び」
  • 「靴を作る楽しさ」

を伝えていきたいという信念を持って、大石さんが始められたブランドです。

こんなブログより、ぜひこのブランドストーリーを読んでいただきたい。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~sunray/history.html

一部抜粋させていただくと…………

できないですわ。全部良い。やっぱり全部読んでいただきたいです。

また、靴を作る楽しさを広めるために、RAYMAR Reflect Voice Order【REVO】という取り組みもされています。

これは皆でいろんな靴のアイデアを出し合って、次回生産時にどれかを採用する、というものです。

幻のロシアンカーフで作ろう!とか、もでぃふぁいど が諦めていたというか、そんなことできんの!?と思うような靴も大石さんがマジで検討してくれています。そんなん買ってまうやん……。

実際に美しいムラ染めミュージアムカーフのスキンステッチUチップとか、いくらでも欲しくなるような靴も実現しています。

そんなわけで、個人的に靴愛に溢れた大変ステキなブランドだと思ってまして、ずっと気になっていました。

というか、つい手を出してしまいましたよ。

お値打ちハンドソーン!?

さて、このレイマーの際たる特徴としては、

ハンドソーンウェルテッド製法の靴が2.5〜2.8万円(2020年1月現在)で買える

という点です。

しかも写真のとおり素材は高品質!!(あとで詳しく見ていきます。)

思っていたよりずっと良い革な感じがしてビックリです。さすがはアノネイ。

ハンドソーンウェルテッド製法は、グッドイヤーウェルト製法の原型となる製法です。

歴史的にはハンドソーン(手縫い)を効率化するために機械を用いたのがグッドイヤーです。

ハンドソーンでお値打ちと言えばジャランスリワヤなんかが近いですが、それでも1万くらいRAYMARのが安いですね。この値段で1万違うというのは恐るべき差です。

大石さんも苦労してここまでたどり着いたであろうことが、ブランドストーリーからも読み取れます。

ハンドソーンの靴の何が良いかというと、

  • 構造的にグッドイヤーより返りが良い=足馴染みが良い
  • 構造的に軽い

というあたりでしょうか。グッドイヤーと同じくアウトソールの張り替えもできますし、手入れしながら履けば10年履くことも可能です。

もでぃふぁいど の靴数だと30年は保ちそうです。

The Sikiの特徴!!!

というわけで改めて、今回のモデルはThe Sikiです。ザ・シキで良いのかな……。式?四季?どちらにせよ日本的でステキなモデル名だと思います!!

あ、座敷か。ロマサガなら完全に電球マーク出ましたよ。

紐付きレイジーマン!!

紐付きレイジーマン作れない……と記事にしたところ、「ありますよ!」なんてコメントもいただき、そしていま、目の前にあります。笑

ありがとうございます。ありがとうございます。

そんなわけで、紐は結ばれているのですが、履き口横のゴム……シマシマのようになっている部分が伸長しますので、紐を解くことなく脱ぎ履き可能です。

全人類が待ち望んだ靴では???

もちろん靴マニアとしては紐を結ぶのは大好きなんですが、上司やお客さんを脱ぎ履きのたびに待たせるのはいかがなものか?と思っておったところです。

脱ぎ履きカンタンなシングルモンクも持っているのですが、伺う客先の7-8割で脱ぎ履きが発生するという現実に1足で立ち向かえる気がしませんでした。

そんなわけで、靴好きでなくとも、すべてのビジネスマンにオススメしたい1足です。

クォーターブローグ!!!

当サイトで縁起の良い靴として地味に推している(笑)クォーターブローグです。

飾り穴も控えめで、いきなりゴツいブローグはな……という方にはうってつけ!!

悪目立ちしない穴飾り

そしてこんなところにも飾り穴が。オリジナリティもあります。

さて、ここからはレイマーの靴について見ていきますよ。

ここが値段なりだよRAYMAR!!

とはいえディスりではありません!!

レイマーは各所で褒めちぎられていますが、ここでは今後改善されたら最高だな!という部分を挙げて、そのあと褒めちぎろうと思いますよ。

いろいろな靴を履いてきた身としては「RAYMARがあらゆる面で最高で、もう他の靴はいらない!!」とはやっぱりならないです。たぶん、大石さんもそんなふうには思っていなそうな気がします。勝手に思っているだけですが……。

もでぃふぁいど は、RAYMARで紳士靴の魅力にハマったら、是非他のブランドの靴も履いてみていただきたいなと思ってのことなので、正直にいきますよ。

で、前置きばかりでアレなんですけど、2.5万円の靴を定価で20万近くする靴と比べて言っているようなところもあるので、基本的には無茶振りです。

レイマーが悪いわけではない、そんな高い靴と比べるヤツが異常なんだ、ということで、ご理解くださいね。

シルエット!!

The Sikiの木型は、0401。同ブランドの中では細身でドレッシーなほうの木型です。

この価格帯でこのフィット感は正直反則だと思います。サイズをきちんと合わせればめちゃくちゃ良いです。しっかり足全体がフィットします。

ただ、何が価格なりかというと、靴のシルエットです。

靴というのは、足に合うよう突き詰めるとだんだん正面から見た時にねじれた形になっていきます。たとえば、ShetlandFoxのケンジントン2。ツイスト&シェイプがすごい一足です。

かなりねじれているほう

これに対し、レイマーはこう。履き口あたりが膨らんでいます。

この価格帯ならシェイプ&ひねってあるほうです

このシルエットが色気を演出するところもあるので、木型がモディファイされたりすると、さらに高級感が増すかもしれません!

再びケンジントン2

ただし、ねじれた靴は作るのが難しいので、コスト的に厳しいのも事実……。

フィット感に問題ないならツベコベ言うな!!というのはもっともです。

革質!!!

この価格帯では革質はめちゃくちゃ良いです。

いやいやこれ定価10万のオールデンのカーフと同等以上のキメ細かさだよね????

カーフのオールデン

ちなみにこのレイマーの革はアノネイ社のボカルーです。革質の良さに定評のあるJ.M.WESTONのムラ染めの革もこれですね。

ただ、プレメンテもしたのですが、着用1回で結構大味なシワが入りました。ここは、価格なりなのかなと。

とはいえオールデンと同等

ひと口にアノネイのボカルーと言っても、ランクがあります。

ちょうど下の写真の靴の甲がボカルーです。履いた回数は数知れずですが、レイマーよりシワがきめ細かく入っています。これはどうしても価格の差が出る部分かもしれません。

経験則で言えば、高い靴のシワはこのように、きめ細かく入ることが多いです。

ただし、逆にいえばレイマーのが馴染みやすいですし、シワが大味でなんかデメリットがあるのかといえば、ただの好みでしかないので、実用性からするとどうでも良いことかもしれません。

靴の構造!

この話です。

レイマーは構造としては2枚構成ですね。

2枚の方が足には馴染みやすいんですけどね。長く使うなら、3枚の方が丈夫なのは間違いありません。ここは良し悪しなので、一概にデメリットとは言えません。

半カラス仕上げの範囲?

歩き方にもよるのかもしれませんが、もでぃふぁいど は下の写真のとおり、カラス仕上げの黒い部分まで接地してしまっているようです。

両足ともこうでしたので、もしかしたら黒い部分がもう少し小さめでも良いのかもしれません。

ちなみに言わずもがなですが、実用性には何の問題もありません!!!

あとはまぁ、この窓の周りにシワがあるなぁとさっき思ったくらいです。笑

逆にこの辺は今後改善されていくこともあるでしょうし、そしたらますます最強の靴だな、レイマー……恐るべし。

ここがお値段以上だよRAYMAR!!!

なんか最早イチャモンというか大人げないというか、まーまーそんなアツくなるなよ、と言いたくなる部分ばかりでしたね。

いや、正直もっと「ああ、そりゃそうだよな〜」という部分が出てくるかと思ったのですが、結局あんまりなかったです!!すんごい!!!

さて、ここからは当ブログらしく褒めちぎるターンですよ!!!

裏ハトメ!!!

最初の褒めポイント地味!!!!!

でもネタじゃないんです、本当に感動したのですよ。

ハトメって、紐を何度も通しても革が傷まないように補強の目的もあります。

でも、この裏ハトメは表から見えないんですよね。だから、つけなくたってパッと見はわからないんです。

コストカットするならまずここだろ!!という。実際13万強するオールデンにはついてないですし。笑

(それでもオールデン好きですが)

でもレイマーは裏ハトメついているんですよ。長く履く人のことを想って。

さっきからほんと実用性のない部分ばかり値段なりと言ってきましたが、裏を返せば実用性の部分では一切手を抜いていないということでもあります。

感動した!!!

ピッチドヒール!!!

見て!!!

見て!!!!

いっぱしの高級靴っすよ。。。

この地面に向けて細くなっていくピッチドヒールは、ビスポーク、つまりオーダーメイドの靴によく見られる仕様です。

これは市場の同価格帯……いやもっと高い靴とも差別化できるエレガントなディテールだなぁと思います。

また、ヒールカップ(かかと)の形状もしっかり上部が絞られているのが分かります。

Gentleman’s Corner&飾り釘!!!

まず、この値段で飾り釘が打たれている……恐ろしい……。

そしてジェントルマンズコーナーとはここです。gentleman’s notchとも呼ばれます。

この切り欠き

チーニーのページの「あんま必要ないけど、ついてれば良い靴だ」という投げやりな説明に笑いました。笑

ここのカドが落としてあることで、歩行時や足を組んだ際にスラックスの裾にあたっても引っ掛かりません。

気遣いできる系イケメンですね。さすがジェントルメン。惚れちゃう。

このコーナー、落としてある靴は相当少ないっすよ。

現行で17万とか20万とかするエドワードグリーンにもない意匠です。

伏せ縫い&半カラス仕上げ!!

半カラス仕上げですよ奥さん。高級感と満足感がすごい。この、接地しない部分を黒く塗ってある仕上げのことです。

この値段でこれに慣れてしまうと、オープンチャネル&色ついてないチャーチの靴とか買えなくなってしまうのではなかろうか……笑

そのくらいキレイに仕上げられています。そして伏せ縫いも高級ブランドと同等以上に丁寧です。

また踏まずの仕様はベベルドウェストではないものの、だいぶ絞られています。盛り上がりもすごいです。

この立体感(伝われ)
絞られた土踏まず

コバ周り!!

コバは上下に両爪を残した形です。当たり前ですが、言ってしまえば平らでも本来何の文句がありません。すごいこだわりです。

フルレザーライニング!!

大石さんもこだわりとして書かれていましたが、ライニングは全て革です。この価格帯ならもっと安いキャンバスライニングなどもありますからね……。やはり履き心地には手を抜かないレイマー、恐るべし。

まとめ!!!

レイマーすんごい!!

これまで見てきたように、細かいディテールの積み重ねがこの靴の説得力を増しています。

また、実用面で手を抜かないこだわりが最高にステキです。

このディテールたちにハンドソーンによる耐久性馴染みやすさ履き心地の良さ、そしてそもそもかかる工数も併せて考えれば、倍の倍くらいで売っててもおかしくないのではないのでしょうか!!!

こりゃ毎回すぐに完売してしまうのもうなずけます。1度ハマったらREVOで好みのものを作ってもらって、何足でも揃えたくなるのもわかります!!!笑

そんなRAYMARが欲しくなった方、次回販売スケジュールは下のページをチェック!!

http://www2s.biglobe.ne.jp/~sunray/next.html

今日のモディファイ!!!

久々に大興奮の記事でしたね。分量が物語っています。

もでぃふぁいど はRAYMARを(非公式サポーターとして勝手に)応援していますよ!!!

せっかくの超良心的無料サイズお試しサービス「アシーレ」を試さずにカンだけで買っちゃったもんな。

レイマーのサイズ感が気になる方、アシーレが気になる方は『首藤革靴出張所』をチェケラ!!!

2件のコメント

  1. レイジーマン買われてたのですね!
    私は素人なのでシワの入り方など少し気にはなっていた部分はあったのですがあまりよくわかっていませんでした。
    もでぃふぁいど様のブログで色々と納得する事ができました!
    ありがとうございます!
    これからどんどん靴沼にハマっていきそうな自分がいますが嗜好が高級靴に走ってもraymarはこれからも買っていきたいと思っています。
    つい先日もレベルソ仕上げのストチが届きました笑
    これからもブログ楽しみにしております!

    1. かわぐ(が)つはまりはじめ さま
      コメントありがとうございます!!&温かいお言葉、励みになります!!

      ええ、実はまさにおすすめいただいたその足で覗きに行くとギリギリ在庫がありまして……
      レイマーってすぐ売れてしまうイメージもあって心の準備はできていなかったのですが……笑

      結果は大当たりでした!!色々書きましたが、味わい深い1足だと思います。

      レベルソ仕上げ、レアすぎますよね!!実物はシェットランドフォックスでしか見たことないです!!
      そんなのも実現しちゃうんだからすごいなぁとまた思います。

      ぜひぜひ、これからも、もう少し沼の中心寄りでお待ちしております!!!笑

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