記念すべき第1弾はこの靴から!!
もでぃふぁいど のいまさら銘品考察
さて始まりました、もでぃふぁいど のいまさら銘品考察!
企画の趣旨は下記をご覧いただくとして。
今回、記念すべき第1回はエドワードグリーンのドーヴァーです。

手に入れた経緯はLAST26号のインタビューにて語ったので置いておきます。笑
入手したのが、このブログの開設より前だったので購入記事やレビューがないんですね。それはそれでちゃんと書こう……。どなたか覚えておいてください。そしてまだですか?とせっついてください。
今回は、このドーヴァーを丸8年所有してみて思うところをば。
オリジナルとフォロワー:なぜ結局ドーヴァーなのか
さて、このドーヴァーという靴。スキンステッチUチップとでも言うべきか、この形の靴では1番有名な靴ですね。たぶん元祖というわけじゃないんでしょうけど、結果的に1番この形を有名にしたのはドーヴァー、という点では疑いようがありません。

よって、国内外問わずさまざまなブランドが似たデザインの靴をラインナップしています。いわば、オリジナル(というか代表)のドーヴァーに対するフォロワーですね。
その売り文句は、
- ドーヴァーよりスキンステッチが丁寧
- (国産の場合)日本人の足に合う
- (堂々と謳うわけではないが)安い
あたりだと思います。
靴の世界には意匠権が基本的にないので、別に違法だとかスーパーコピーだとかいうことはありません。むしろ見た目がほぼ同じで、かつスキンステッチの凹凸も見事で、しかも安いということであれば合理的な選択と言えます。

さらに言えば、現在定価で30万するドーヴァーを、靴好きならマストバイってワケにはいかんのです。ムリ。もでぃふぁいど がその立場だったらゼッタイ無理。
ただし、ただしですよ。
たとえば、中古のドーヴァーが新品のフォロワーと同じくらいの価格である、それどころかとんでもなく安いだとか、そんなときに
そりゃドーヴァー買うっしょ!!と思える方は、最初からドーヴァーを買った方が間違いないと思います。
↑ちなみに、これなんでこんな安い?BOOTMAKERロゴ時代で、愛着持って修理されてそうですし、超良くないです?
さておき、そんな感じで、どうせ欲しくなるのよ、コレ。似た靴買っても「でもドーヴァーじゃねえんだよな」って思っちゃう。もでぃふぁいど はこれです。
ちょっと臨時収入があったとか、フリマサイトで見かけちゃったとか、そういうときに結局ドーヴァーいっちゃいそうかどうかは、いったん立ち止まって考えてみても良いと思います。
まぁ、マーケティングに踊らされているだけと言えばそうなんですけども。踊らされてんじゃねえ踊ってんだ!
ただ、ドーヴァーにはドーヴァーなりの良いところももちろんあって、
- スキンステッチ含めたデザインのバランス
- 履き心地
あたりは、やはり唯一無二です。特に、スキンステッチのデザインバランスは木型×デザインで決まるので、これだけはどんなに似た靴でも同じバランスにはなりません。

そしてエドワードグリーンの履き心地はと言えば、ドーヴァーによく使われる202/606/32ラストはグリーンの中でも代表的なラストであり、白眉の出来。革靴好きなら、いわゆる履き心地がいい靴のベンチマークとして、体験しておいて損のない履き心地です。
もちろん、さまざまな価値観があってしかるべき。ワードローブを揃えていく旅を失敗も含めて楽しめる心があれば1番ですが、無駄な出費を抑えたいという気持ちと、趣味として革靴を突き詰めることのバランスは考えてみても良いのかなぁ。
悩むならドーヴァー買っておけという名言もあります。いま考えたんですけど。
買うことが決まれば、あとはいかに手に入れるかを考えるだけですからね。中古靴屋、フリマサイト、古着屋、セール品に、そしてもちろん新品。手を尽くしましょう。いっしょに幸せになりましょう。あわてずとも、しばらく廃番にはなりません。たぶん。
まぁ、この世界、
思い立った時が最安値
なんですけどね!!
茶系革靴のエイジング:なめしかたも大事よ
やはり、革靴の醍醐味のひとつにエイジング、経年変化ってのはありますよね。外せません。
黒靴買ったら、そのあと茶靴を揃えたくなる方も多いはず。
黒い革に比べると、茶系、特にチェスナットとか、タンとか呼ばれるような色の革は経年変化がわかりやすいのが魅力的です。
磨けば磨くほど光るのは色問わずそうですが、こうした薄い色の靴は濃い色のクリームを入れて色を積極的に変化させる、というような楽しみかたが可能です。
このドーヴァーは新品時こんなでしたが、

磨いたりなんだりしていると、こうなるワケです。まだまだキレイなもんですけど。

ここに追加して、アッパーレザーのなめしかたなんかも気にしておくと幸せになれそうです。
多くのドレスシューズのアッパーにはクロムなめしの革が使われています。これはタンニンなめしの革に比して水濡れに強かったり、革自体が柔らかめに仕上がる傾向があることによります。
そりゃ当然、靴は雨にも濡れますし、足馴染みを考えると、クロムなめしがメインになるのが当然。またそもそも薄くしなやかなカーフレザーを使う時点で、その柔らかさを活かすなめしかたがチョイスされるのも必然。
(逆に言うと、タンニンなめしの革は水濡れで硬くなりやすく、革も硬めに仕上がる傾向があります)
ただ、エイジングという観点で見ると、タンニンなめしの革の方が、経年での光沢アップや色の変化がわかりやすいのです。
つまりエイジングを期待するなら、タンニンなめしのアッパーの方が楽しいです。特に茶系革靴なら、タンニンなめしのアッパーレザーを採用している靴を選ぶのも一興かと。
といっても、上述の理由で、ドレスシューズでタンニンなめしの革をレギュラーで採用している靴はあまりありません。デュプイも、アノネイも、基本クロムなめし。
ドレスシューズ界隈で、タンニンなめしのレザーで最も有名なのは、ホーウィンのシェルコードバンかもしれませんね。

個人的にはグイディのヴィッテロフィオーレや、テンペスティのエルバマットが気になっています。オイルを入れたタンニンなめしの革はイタリア勢、やはりつよし。
そして、その両者の良いとこどり……であり中途半端とも言えるかもですが、クロムとベジタブルタンニンを併用した「コンビなめし」というなめし手法もあります。
昨今採用が増えているHaaS社のユタカーフやノボカーフは、コンビなめしです。(というよりノボカーフに型押しした革の1種がユタカーフ。)
この靴はユタカーフのゴールドという色。コンビなめしのエイジングの一例としてご参考になれば幸いです。もでぃふぁいど は、わりと靴磨きナチュラル派なので、ある意味、革自体のエイジングがわかりやすいと思います。

ユタカーフ、実用靴用の最高素材説
ついでに言えば、このユタカーフという素材、大手を振って革靴用にオススメしたい素材のひとつです。

というのも、
- 雨に濡れてもシミになりづらい
- 柔らかいので足馴染みが良い
と、見事にクロムなめしとタンニンなめしの良いとこどりを実現しているからです!!
ユタカーフやノボカーフにはオイルが入っていますが、これがグッジョブなのかも。
特にユタカーフは型押しレザーなのですが、他の一般的な型押しレザー……スコッチグレインや、カントリーカーフ等と比べて非常に柔らかいのが特徴です。もう、フワフワなんです。
そんなこともあって、ユタカーフの靴は足入れ感も優しいです。言うなれば、多少キツイ部分があったとしてもすんなり馴染みます。
たとえば、もでぃふぁいど のドーヴァーは細身の32ラスト、かつ、もでぃふぁいど 自身の足はそんな細くないのですが、これまで1度も痛むことなく履けています。

なので、オーダー靴を含めた、ここぞという靴では、ユタカーフを選んでおくことで失敗のリスクを減らすことができそうです。そのうえ、少雨なら全然怖くないので実用性もありますし、エイジングも期待できる……
靴用として最強の革では????
靴を買うなら「合わせやすさ」も考える
ここまで褒めちぎってきましたが、注意点もあります。これまたドーヴァーがどうこうという話ではないのですが……
靴の色は薄い方がエイジングが楽しい。
これはそうなんです。そうなんですが!!!
薄い色の靴は、服装に馴染みづらい!!
合わせづらいので活用頻度が少ない!!!
カジュアルにあわせるなら、ジーンズが王道みたいなところもありますが、リジッドのような濃いデニムと合わせると靴が浮きますし、淡い色にしてもなんか合わないんですよねぇ。

「靴を見せたい!!」というコーディネートならそれで良いんでしょうけど、特別靴を見せるのが目的じゃない場合は考えものです。
結局、ベージュのチノパンにしか合わない……
それにしたって、靴と同色のベルトをすると、ん?って感じですが。そもそもこの色のベルト、買わなきゃダメです??(手元にはサイズアウトしたものが1本……)
というところが登板頻度が上がらない原因です。
ドーヴァーと本気で付き合うなら、特に定価で買うようなケースの場合は、登板頻度……すなわち服装への合わせやすさも考慮するのが良さげです。セールにかかる色は、そりゃこうだわな。笑
……とか言ってたんですが、エイジングで色も濃くなってきて、案外浮かなくなってきたかも?

ドーヴァーは万人にオススメできるか??:革靴好きには逃げ場なし
さて、見出しのとおりエドワードグリーンのドーヴァー、現在万人にオススメできるかというと、ちょっとできないかなぁと言う感じ。
20年前に戻ったら、周りの人間全員に買っておけ!!って言うんですけどね。
でも
こんなブログを読んでいるのは
革靴好きのはず……!!
革靴好きならマストバイですよ!!!
どうせいつか、ふと思い出して欲しくなるんですから。たとえマーケティングで踊らされているのだとしても、このロゴの持つ威力たるや。

もでぃふぁいど がもう1足、ドーヴァーを買い直すとしたらなんでしょ?
606ラストのセミスクエアトゥ、気分だよな〜。
でもやっぱり、色が薄いのもエイジング楽しいんだよな〜。
でもやっぱり、ドーヴァーラストこと 32ラストもこれだけ足に合うなら捨てがたい。新品もありますからね……!!いやマジで良いな、サイズさえ合えばな。コメ兵さんは怖いですね。
超実用性重視なら、ユタカーフの黒か濃茶を選ぶと思います。
でも、やっぱ4.4万は安すぎると思う。サイズ合うなら、とりあえずしばらく履いてみる用でも良いですし、なんならサイズ合わなくても磨いてるだけで楽しそうなオーラ、あります。
と、こんな感じでドーヴァーはバリエーション豊かすぎて、見ているだけで楽しいのでした。
スエードとか超可愛いですもん。ゲーッ!?って声出ました。サイズUK5.5の方、仇をとってください。
今日のモディファイ!
大見得切っといてなんですが、言うほど本質だのなんだの、掘り下げられなかった気がするな?
とはいえ、まだまだ先は長い。ぼちぼちいきましょう。
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