このくらいタイトフィットでもいいのでは?の波、再び。(足をさすりながら)
清水ダイブでスペシャルオーダーしたJ.M.WESTON180!!
2024年現在、J.M.WESTONでのパターンオーダーの名称はパーソナライズドエディションですが、2016年当時はスペシャルオーダーという名称でした。オーダーできる内容は大きく変わらないはずです(廃番になったモデルは今オーダーしようとすると、オーダー可否とアップチャージがかかると思いますが…)。
あとは付属品として専用ボックス&青いシューツリーがついていたことくらいでしょうか。
2016年当時のオーダーの様子はこちらをどうぞ!!(現在と変わっている部分もあるかもしれません)
いやぁしかし、当時はさすがに靴買いすぎで妻に正直にゲロって無事でいられる自信がなく、2ヶ月くらい箱のまま隠していたなどなかなか個人的に味わい深い1足でもあります。笑
他にも現HARK KYOTOの寺島さんにイセタン靴博で磨いてもらった思い出、タイトさゆえに「二度と履くかよ!」と思ったこと数知れずの修行の日々などなど……。いろいろあったなぁ……。
2022年には5年エイジングの記事も書いていましたね。
ここから2年でわざわざ記事にするくらいエイジング進むもの!?しかも↑の記事では、この靴履いての外出を諦めてない!?どうなる180SP!!
J.M.WESTON 180 SP
7年エイジング!!
というわけで各所見ていきましょうか。ここ2年の変化といえば……履けるのが大事の精神で革のストレッチスプレーをぶっかけまくっていたくらいですかね。
もう「使うならやっぱり天然成分の靴クリームだね!」とか2度といえない所業に及んでいます。しょうがないね。履けるのが大事だね。
そんな7年ものの180SPの姿がこちら!!
どうすかね?5年エイジングから変わりましたかね???
いやぁ、どう見ても同じ靴ですね!!!スマホで大きく見やすい縦画像もどうぞ。
そして光の加減なんかもあって、同じように写真が撮れないのも比較を困難にしています。光に翻弄される男、もでぃふぁいど。
ヒールも減らねぇ〜〜!!!まだ1回もトップリフト交換してないですコレ。7年経って!?
J.M.WESTONのトップリフト、頑丈でいいですね!と言いたいのですが、この靴に関してはトップリフトのゴムが耐久性に優れているのもさることながら、長距離歩くのに向いていなさすぎて歩行距離相応の削れ具合なのだとも思います。。。
むしろトップリフトはどちらかというと丸ごと取れます。笑
我が家でリペア行きになった180はトップリフト消失でお世話になった妻の1足のみ。確率1/4!!(もでぃふぁいど家での計測結果です。長期在庫品だったのもあるかも?)
2年前から大して変わっていないのに、オマエなんで記事にしようと思ったの?それはサイドに使ったチェルケスに変化が出てきたから!!
チェルケスの経年変化?
まぁ、チェルケス特有というよりはストレッチスプレーをぶっかけまくってきた結果なのかもしれませんが、ふと見たらめちゃめちゃ色が抜けているではありませんか!!!
これ、反射の具合じゃないんですよ。サドルの付け根のステッチ周りや、ボールジョイントが当たる部分など負荷がかかる部分では、革の地の色が出てきています。
この傾向は、ストレッチスプレーをぶっかけ始める以前からあったものでした。というかそもそもチェルケスの色味は彩度が低い!
つまり何か?
補色したーい!!!!!
したらええやないですか。しかしこの靴、見ての通り……ステッチ白で入れてあるんです。マリンテイスト〜とかいって当時やったやつですね。飽きたらクリームで染めたら良いと。
が、これ、飽きません。笑
我ながら良い仕様でオーダーしました。
なんとかして守りたいこの白さ。
しかし、ゆえに色付きのクリームで磨きづらいことこの上なし!!!!
我ながら失敗しました。
わざわざマスキングテープ貼って磨きますコレ??いや、磨いたらええんですけども。
もう全く写真には写らんのですが(諦め)、色ムラも結構あります。たまに頑張って色付きクリーム塗ってたからですね。
無色のクリームで育てて革の色変化が〜、と当時キャッキャとはしゃいでいたのですが、こうなってみると好みじゃねぇなぁ、という感じです。普通に補色してあって色鮮やかな方が見栄えが良いと感じる、少し大人の階段を登った、もでぃふぁいど がいます。
補色してぇー!!でも均一に色入れるのめっちゃムズイよぉぉぉぉぉ!!!
というわけで、コレすなわち、プロの手を再び頼る時がやってきたのかもしれません。ちょっと自分でやってみてダメそうなら、久々にどなたかにお願いしに行ってみようかしら。
キツくても良いじゃない
さて、ストレッチスプレーをかけまくった結果ですが、さすがにもう伸びきっちゃっていて、これ以上は……という感じです。若干履きやすくなったとは思うのですが、気休め程度な気がします。長距離歩くのが予想されるような、たとえば旅行とか出張とかには履いていけないですね。もでぃふぁいど の気力の問題です。5年前なら履いてったと思うのですが。
(というかコレとゴルフという足いぢめセットで1ヶ月の泊まり込み長期研修とか行ったなぁ……)
が、最近開き直ってきました。キツくても良いじゃない。永遠の近所履きとして、気軽に履いて履き倒す。そもそもローファーは長距離歩くような設計の靴ではないですし、ようやくデザインに用途がついてきたというか、第二の皮膚のようにジャストフィットならいくらでも歩ける!みたいな夢物語がジ・エンドした感じです。
キツいローファーはいつまで経ってもキツい!!その現実を真摯に見つめて生きていこうと思います。
あんまりキツいのも足の健康的によろしくはないという観点からも、やっぱり長時間履くものじゃねえなぁ、とも思います。でも、短時間ならよかろ。たまにキツい靴にワガママBODYをねじ込んで矯正しないと、足、無限にデカくなっていく気もしますし。
7年目のJ.M.WESTON 180、現実を見つめつつ色々理由をつけて履いていこうというお話でした。
今日のモディファイ!
10年後ゆるゆるだったらどうしよう!とキツいのを買うわけですが、10年経つと人間の方が緩めのフィッティングが好きになってくるので、やはりほどほどで良いのでは?と思う今日この頃。
購入から10年経って、「今でもバチバチにキツい靴がええんじゃ!!」という方、いらっしゃったらコメントにてご指導賜りたいです。。。
キツイなら売ったほうが良いと思います。
私は100万かけたビスポークも売ったので。
通りすがりさま
コメントありがとうございます!
その考えは幾度となく頭をよぎってきたのですが先達のお言葉にかなり揺れます……
以前お話ししたことがあるJ.M.WESTON #300ですが、昔とてもきつかったのに、今は「ちょっときつい程度」に変わっていました。結納返しで#300を27年前にもらってから、体重は若干増加傾向にも関わらず、足が小さくなっったものと思われます。
履き初めた当時、ストレッチスプレーかけまくって(ライニングに染みとなって残っています(笑))履くのはもちろん、スプレーかけた後、シューツリーに少しだけ出っ張りになるようなものを付けて(小指部分対策)、何日もセットしたままにしたりしました。そして我慢して仕事で何度も何度も履いていましたが、結局耐え切れず履かなくなり、四半世紀もの間一度も履きませんでした。
ただ、今年から履いてみようと思い直し、定期的な靴磨きの後、試しに足を入れたところ「あれ?ちょっときつい程度だ …」と感じたため、買った当時のままの細いシューレースを、現行のシューレースに変更して、仕事で履くようになりました。帰宅まで快適です! 随分と変わるものですね。
こういった変化が考えられるので、#180は残していくという選択肢もあるのでは、と思います。
※ただ、足の筋肉量が減った可能性が高いと思うので、もっと歩こうと思っています!
一方、ちょっと違う方向の話もあるのですが …。
履き口の狭さのせいで脱ぎ履きがとてもやりづらかった、ビスポークのクレバリーは手放しました。もったいないと思ったのですが、シンプルに「履きたい」と思えない靴は手放そう、と考えて整理しました。
#300は、そのストーリーから言っても手放すことが絶対できないだけでなく(笑)、「いずれ履きたいなぁ」と思う気持ちがあったから、今また履いています。
結局どっちなんですか?、というコメントととなってしまい、すみません。
hanaishiさま
とても参考になるコメントをありがとうございました!!
・足の変化は小さくなる方向にもあり得る
・シンプルに履きたいと思えるかどうか
ということですね。であれば、履けるようになるのを信じて保管しておこうかなと思います!
どうせ左右サイズ違いじゃ売っても二束三文ですし、再オーダーも現実的じゃない価格になりつつあるので……。笑
それにしてもクレバリーは残念でしたが、本当にステキなエピソードの#300ですよね。ライニングのシミや小指対策含め……なんだか結婚生活を象徴する(と勝手に思っているだけですが)ような、続けるためにもお互いいろいろ努力が要るというか、それが滲んでいる結果というか、そんなものを感じました。
履けるようになったのもまた運命ですね。
筋肉も大事にされてください!
私はザバスのフルーツミックス味を気休めに飲みつつ筋トレしたりサボったりしてますのでhanaishiさまもぜひ!!
もでぃふぁいどさんにインスパイアされ、昨年2月にパーソナライズドエディションで180をオーダーしました。カラーはネイビー、使用した革は、チェルケス(サイドとサドル)とボックスカーフ(ヴァンプと履き口)の2種類です。ラコタハウスに履いて行った際に、「オーダーした靴ですか?カッコイイですね。」と言ってもらいました。オーダーは、自己満足に過ぎないと思っていましたが、稀ではありますが気づいてくれる人もいますし、思い出もいっぱい詰まっていると思いますので、大切に履き続けて下さい。
私にとって、一番タイトなエドワードグリーンのドーバーは、夕方になると小指が痛くてつらいです。改善策をご存知であれば、ご教授下さい。
なおきさま
コメントありがとうございます!
そうですね、同じようにチェルケスを使ってオーダーくださった方から以前コメントもいただいており、「オマエは履いてないのかよ!」というのもいかがかと思うので、とりあえず取っておきます。笑
小指部分の痛みは、幅可変式シューツリーの可変部に消しゴム挟んで入れておくとか、ストレッチスプレーぶっかけまくるとかでしょうか……
いずれにせよ、型崩れやシミなど覚悟の上、履けるならばの精神で過激にやるしかないような気がしています……。笑
お疲れ様です!
オーダーした靴って、思い入れある一足なので中々手放せないですよね…。ローファーの幅攻めすぎ問題は、もう革靴ラバーにとって永遠の課題ですなぁ。
いっそのこと売って、新たにオーダーするための軍資金にするというのはどうでしょう!?新陳代謝、大事!
あ、そういえばもでぃふぁいどさんは中古靴に関してはどう思われますか?先日高円寺のとある古着屋さんにクロケのカントリーブーツがマイサイズで置いてあって、衝動買いしてしまいました。更なる沼に堕ちた気がします(震え)。
靴の細道さま
コメントありがとうございます!
普通の靴ならオーダーの足しにもなりそうですが、これは左右サイズ違いなので、二足三文にしかならなそうです。こちらの文字通り。笑
しばらくは置物として保管ですかね〜。
中古靴ですが、良いと思います!!
というか、私も中古靴8割、セール品2割でやってきてるので。笑
中古なら買ったときと売ったときの差損が小さくなる(特にフリマやオークション)ので、色々な靴が楽しめます!!