シワ入れ苦手なもでぃふぁいど です。
今日はカーフの靴にシワ入れをするべきか悩む方へ!!シワ入れ方法もあります。
結論!!
その人次第!!
……だとこのまま終わってしまうので、ちょっと考えたいと思います。
何故シワ入れ?
これはひとえに、履きシワは一度刻まれてしまうと修正が不可能なため、手をかけて思い通りのシワを入れてしまおう!という寸法です。コードバンの靴ほどではないですが、カーフも一度入ったシワの修正は困難を極めます。
そもそも失敗な履きシワとは?
明確な定義は決まっていません。その人の美的感覚にもよるのですが……
このようにナナメに入ったシワよりは、
靴の幅に対し平行に入るシワの方が一般的には好まれているように思います。
また、このように深いシワよりも
浅くキメ細かいシワの方が好まれているように感じます。
つまりシワ入れとは、
キメ細かいシワを平行に入れるための儀式である!!
……普通ですね。
もでぃふぁいど の見解
もでぃふぁいど も正直どっちでも良い派です。気分次第でやります。
インスタで拝見していても、ドーヴァーなんかは、構造ゆえでしょうか、あまりナナメに入っているシワを見かけません。
逆に難しいのはプレーントゥ。シワが表情の全てです。
それでも「ああ〜失敗した〜」と思っていた靴も履いたり磨いたりしているうちに愛着が湧くもんです。
1655はシワ入れのために足入れする時点でシュータンの下部にシワが若干入り、
そのままシワ入れを断行したため、こんな感じに。
54321は初めてのオールデンということで気合が入り過ぎ、深く人工的なシワに。笑
1655なんかは今見ると、ええ感じになってきたんとちゃうか?とも思うのですがいかがでしょうか。
ともかく、今は2足とも気に入っています!思い出込みで。笑
思い立ったがシワ入れ!
シワがナナメに入ったり、キャップ部分にシワが入ったり……
プレーントゥの次に難しいのは、こういったキャップトゥの構造を持つ靴ではないでしょうか。
今回はちょっと気合入れてやってみっか!!という気分でしたので、シワ入れをやってみました!
用意するもの!
・レノベイタークリーム
・厚めの靴下
・命運を託せるペン
MONTBLANC モンブラン 149bk マイスターシュテック ブラック/ゴールド 万年筆
・覚悟と失敗しても愛せる大らかさ
シワ入れ工程!
1.革を柔らかくする
細かいシワをいれるために必要な工程です。
レノベイタークリームをプレメンテがてら使いました。少量塗り込み、しっかり乾かしてブラッシング。これでモチモチです。
2.片足履く!
いいか、片足づつだぞ!絶対両足履くなよ!!
片足に集中している間に誤って意図しないシワがもう片方に入ってしまうこと必至です。
あとは厚めの靴下履いて、靴を履きます。
しっかり紐も結びましょう。
3.少しカカトをあげる
4.すかさずペン等を当ててさらにカカトをあげる!
カカトがついてこない靴であれば、ヒールを持ち上げる感じで。まずは先端に近い方のシワをいれます。この1本目は深く入れすぎないのが自然に見えるコツ!!(54321は思いっきりやりました……。笑)
5.一旦カカトを下ろして、3-4を繰り返して2本目のシワを入れる
1本目が真横に入れば2本目です。より足に近い側にもう1本入れていきます。
こちらもあまり深くやらずとも、軽くクセづけすればそのままシワが定着して屈曲するようになります。
まぁ、こんなもんでしょう。ぼちぼち上手くいった気がします!
モンブラン貼っといてアレですが、もでぃふぁいど はセーラーの万年筆を使いました。笑
界隈では有名な日本橋高島屋のntさんのところで買ったものです。
足との相性もある!
一の甲(1番指に近い部分)が靴の甲と合っていないと、スキマができ、大きくシワが入ります。
逆にここの部分がフィットしていて、革がキメ細かければ、シワはあまり気になりません。こんな感じに。
そんなわけで、厚い靴下を履くか、2重3重に靴下を履いてシワ入れを行うのが良い、という話もあります。今回は厚めの靴下で行いました!
結果!!
正解はないものですが、そこそこええ感じではないでしょうか!
今日のモディファイ!!!
一皺入魂!!度胸と覚悟、大胆さと大らかさで乗り越えろ!!!
(個人的にはシワ入れしないのも全然アリだと思います。)
シワをええ感じで入れるためにもおすすめです!!