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EDWARD GREENの202ラストと32ラストを専用シューツリーで比較してみた!!!

拗らせた人間がシューツリーを眺めます

EDWARD GREENのシューツリー

エドワードグリーンのシューツリーと言えばこれ。

高級感あふれるフォルムと素材感が魅力的なシューツリーです。

ずっっっと欲しかった……!!

が、手元にあるのはセカンドハンズ感あふれる古いシューツリーだけでした。笑

何その……オイル?

それがこのたび、ずっっっっっっと追い求めていた32ラスト専用のシューツリーを入手したので比較してみようてな寸法です。

ラスト専用ツリー?

エドワードグリーンは以前までそれぞれのラスト専用のシューツリーを作っていました。もでぃふぁいど が見たことあるのは202ラスト用、808ラスト用、32ラスト用です。

その時代のものはツリーのこの辺に表示があります。

コストの関係か需要の関係か、はたまた両方かはわかりませんが、現在では汎用のツリー1型になっています。202/606ラスト用が残った……と聞いた気がしますが、それだと最新のラストは比較的ロングノーズなので合わないような……個人的にはなんかええ感じの汎用性溢れるツリーにしたのではないかと思っています。

でも高級感は圧倒的に現行の方があるんですよね。

202ラストとは?

202ラストと言えばエドワードグリーンで最も有名な木型の一つ。

革も良いですよね
  • 「The アウトサイドカーブ・インサイドストレート」
  • 手で掴まれるような土踏まずのサポート
  • カカトの食いつきがすごい
  • クラシックなシルエット(ショートノーズ)

あたりがよく語られます。

個人的には上記の特徴はもちろん、足裏の凹凸のフィット感は他ブランドにない唯一無二な特徴だと思います。32ラストもそうですが。

32ラストとは?

ほぼドーバー専用ラストとされ、エドワードグリーンでもそのまんま、ドーバーラストとも呼ばれている32ラスト。

202ラストに比べると細身のラストと言われています。巷では

  • ドーバー専用
  • 細身

という点が有名ですね。

実際、もでぃふぁいど も202よりハーフサイズ上げています(7.5E)。

履き心地はあまり言及されないのですが、基本は202と同様と思います。

ハーフサイズ上げているので楽チンな履き心地。なのにやたらフィットする足裏の凹凸、地味にしっかり主張してくる土踏まずのサポート、そして抜けないカカト。なんなのこのフィット感!!キツくないのに!!気持ちいい!!!

という感じです。ハーフ上げなかったらどうなんだろな。

比較してみた!!

とはいえ、靴で比較してみても……

あんまりわからないんですよね。

202ラストは内羽根の靴が多い一方、32ラスト(ドーバー)が外羽根なのであんまりシルエットの比較にならない。

そもそも202は7D、32は7.5Eの時点で比較にならんのですが。

そこでシューツリーの出番です!!

うおおおお見える……!!見えるぞ!!!

甲の外側の絞り!

前評判通り、202ラストの方がボリューミーですね。

こうして並べてみると

202
32

甲の外側が32ラストのほうが絞られています。

どちらも良く絞られていてええ感じです。そしてねじれ。ツイストアンドシャウト!!

甲の立ち上がり!

横から見てみましょう。

202
32

甲の立ち上がりが違いますね。

  • なだらかに立ち上がる202
  • 急激に立ち上がる32

という違いが見て取れます。

しかしまぁつくづく思いますが、一の甲あたりが低いとトンガって32ラストはロングノーズに見えますね。実際そうでもないのですが、シルエットの奥深さを感じます。

カカトの大きさ!!

カカトはこんな感じ。

202
32

202の方が気持ち大きめですかね。

また、写っているツリーの前半部分のラインを見ると、甲の内側も32ラストのほうが若干絞ってあるのが見て取れます。

上から!!

これはあんまり差がわかりにくいですね……

若干32のがシャープでしょうか?ただ、細身と言われるわりにそんなに幅は変わらない印象です。

まとめ!!

32ラストは202に比べ

  • 甲の外側内側ともに絞られている
  • 一の甲が低くシャープ
  • かかとは若干小さい

と、言葉にしてしまうとこんな感じですが、この微差で履き心地が大きく違うのは驚きです。

サイズだけ考えても5mm単位で全然履き心地変わるので当たり前といえば当たり前なのですが、靴って奥が深いなと改めて思います。

高級靴界隈ではビスポーク譲りのねじれた木型!!みたいな文句がありますが、特に何も言わずサラリとやってのけるエドワードグリーンさんマジカッコいい。しかもこの木型、1955年には少なくとも存在したとか。マジカッコイイ。何で潰れかけてんのさ。

肝心の32ラスト専用のツリーはドーバーへのフィット感もバッチリ!(当然ですが……

木型のねじれをカンペキにトレースしてます。外羽根でこのねじれはすごくないです?母ちゃん、やったよ俺。

ドーバーは202ラストのものや606ラストのものもあるので意外とマイナーな32ラストですが、機会があればぜひお試しを!!!

今日のモディファイ!

やっぱり純正は良いなぁと思いましたよ。202や606ラストをお持ちの方はいかがでしょう。ラスト専用なうちにぜひ!

2件のコメント

  1. なんか32のほうが爪先が若干内振りのような気もしますねー。
    自分はEdwardgreen総じて内振りすぎて、小指中指が当たりまくって履けませんでした。
    それでも202から革靴好きになったので若い頃は我慢して履いてましたが…オッサンになった今では全て手放しました

    全部中古屋さんに売りに出したら帰ってきたお小遣いだけでも40万こえてたなぁ…バカ高い勉強代でした(T_T)

    1. 通りすがりのチワワさま
      コメントありがとうございます!!
      32は若干ロングノーズな分、つま先をシャープにし内振りにできたのかもですね。
      私はエジプト型の足なので、実を言うと最近内振りかつタイトな靴は薬指小指あたりが正面から当たるという感覚があり……
      やっぱり憧れもあって気持ちよく履いていたのですが、最近は本当に足に合う靴を履くのが良いよなぁ、という気がしています。

      勉強代のことは腹にしまったまま墓まで持っていく所存です。笑

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