悟ってしまった。
EDWARD GREENのDover!!
ドーヴァーと言えば、もでぃふぁいど も大好きな靴のひとつ。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/04/A35F91A9-3F78-4B04-9F0D-68E9774243EE-1024x1024.jpeg)
が、しかし、これはドーヴァー所有者あるあるだと思うのですが、
俺のドーヴァーのモカ縫い、モコモコ具合がイマイチじゃねえ??
という定期的に訪れる疑念。
公式の写真とかすごいウネウネしてて凛々しい。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/10/E08869AE-5EDD-4C44-9D73-51B1626E665B-712x1024.jpeg)
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/03/9BBCC740-69ED-4CF6-AC04-D72420DEB622-1024x1024.jpeg)
やっぱりユタカーフだからかなぁ、ダークオークアンティークも欲しいなぁなんて物欲の捌け口となっていたわけですが……
ドーヴァーを磨くたったひとつのコツ!
この度気づいてしまいましたよ。
ドーヴァーを磨くときに仕上がりが見違える、たったひとつのポイントにね!!
ドーヴァーと言えば、Uチップ。エプロンフロントダービー。そんな形の靴です。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/03/1A9A233C-1010-4C49-8CB4-C3FA73379065-1024x1024.jpeg)
結論から言うと、ドーヴァーを磨くときにはこのUモカとスプリット部分(つま先)のスキンステッチの存在感が際立つように磨かないとのっぺりしちゃいます。
その存在感の源とは何か?
ステッチの色です。
な、なんだってーー
もう一度、公式のダークオークアンティークの写真を見てみましょう。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/10/E08869AE-5EDD-4C44-9D73-51B1626E665B-712x1024.jpeg)
ステッチの色は黒、もしくはダークオークアンティークより濃いダークブラウンです。
濃い色のステッチでモカステッチが形作られることによってその存在感を増しています。
なんだかのっぺりしたもでぃふぁいど のドーヴァー。
なんかステッチの色が革の色と同化してないか!?
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/03/9BBCC740-69ED-4CF6-AC04-D72420DEB622-1024x1024.jpeg)
買った当初を思い返すと……
ステッチは濃茶です。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2019/01/68EB33F0-CFC9-4C33-9904-3425C93F2E96-1024x1024.jpeg)
それから約2年、毎回クレム1925のコニャックでケアしてきましたが、いつの間にかステッチまで染まってしまったようです。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/03/9BBCC740-69ED-4CF6-AC04-D72420DEB622-1024x1024.jpeg)
そもそも最初入手した際も(セールにかかった靴なのに)その場でクレムのコニャックで磨いていただいたもんだから、なんの疑念も持たずにそれからコニャックでケアしていました。
たしかに革の色に対して薄い色のクリームを塗っておけば安心ですが、必ずしもステッチに対してはそうではありません。
黒い紐に白い靴クリームが付着すれば、表面は白くなってしまうのはなんとなく想像がつきます。ステッチも同じ。
濃茶のステッチにコニャック色のクレムがついて革と同化してしまっているのでした。
こうしてなんとなくのっぺりしていくmyドーヴァー。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/10/A1B36011-20D1-4815-B71E-B1DB4A98157F-1024x1024.jpeg)
というわけで、ドーヴァーを磨くポイントは、
ステッチ(とライトアングルのコバ部分)の色を保ちUモカの存在感を出す
と悟りました。ドーヴァーのドーヴァーたる所以をしっかりアピールしましょう。
言葉にすればそりゃそうだ。
が、もでぃふぁいど のように既に薄くなってしまった場合はどうするのか?
答えは簡単、濃くするのさ!!
今回は迷わず手持ちの茶系クリーム最濃のアーティストパレットのエスプレッソを使います。クレム1925のコニャックと比べればその差は歴然。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2019/08/7AAB9C47-07ED-4A03-8D32-D1C6EC57CE11-819x1024.jpeg)
これを布にとってUモカの縫い目、ライトアングルのUのラインに塗り込みます。
他の部分についてしまっても、布の綺麗な部分ですぐに拭き取れば大丈夫です。
というわけでその結果がドン。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/10/C4CD5C7F-BC22-4BD6-909B-63F9042B8031-1024x1024.jpeg)
光源の影響もあるかもですが、奥側(右足)のほうが凛とした雰囲気じゃないです?
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/10/7E7578A4-628F-4502-A148-2D69917C895C-1024x1024.jpeg)
こうして見ると自分のドーヴァーのモカも悪くないな。むしろ良い。靴磨きとは良さ再発見の旅。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2020/10/3768E18C-8D07-448C-AAE5-FB97C872D616-1024x1024.jpeg)
もっと塗れば塗るほど濃くなる雰囲気もありますが、染めすぎたUモカa.k.a切りすぎた前髪感もあるので少しづつやりましょう。
今回は手元にあったというだけでアーティストパレットを使いましたが、濃い目の色ならわりとイケると思います。入手性の面から、もでぃふぁいど はクレムを推しておきます。
Q.おれのドーヴァーは黒いんだが
A.薄い色も買えば良いじゃない(迫真
というのは半分以上本気ですが!!!
それはさておき、黒いドーヴァーでUモカ縫いの存在感を出すなら、それ以外の部分とコントラストをつけるしかないと思います。
同じ黒でコントラストを出すならモカ部分にワックスを塗って、光らせかたでコントラストをつけるのが良さげです。割れそうなので鏡面までやることはないと思いますが……
ドーヴァーのドーヴァーたる所以であるライトアングル部分がキラリと光る……最高です。
そもそもカントリーな意匠であるこのステッチにワックスを塗って縫い目の耐水性を増すことは理に適ったケアでもあります。デタラメなドレスアップではないのよ。
![](https://modified.jp/wp-content/uploads/2019/01/D3F2667A-75D5-4252-92DD-91E506786BC7-1024x1024.jpeg)
これもどのワックスでも良いと思いますが、昨今あまり注目されなくなったKIWIとか、柔らかくて塗りやすいし、浸透性も良く耐水性アップ感も期待できそうな感じがグッドです。安いし。(700-800円あれば買えます)
匂いで好みがわかれますが、もでぃふぁいど はあんまり気にならない派。
というわけで皆さんも手持ちのドーヴァーを磨くときにはUモカ部分に着目してみてくださいね!でも濃くしすぎても責任は取りませんのでほどほどに!!
今日のモディファイ!
憧れの靴Dover。なんだかんだで各所でセールにかかりやすいのもDover。でも好みのモデルがあったら一期一会なので即定価でもDover。もっと欲しくなるDover。誰か606のダークオークアンティーク7Eを恵んでください。