謎が解けたような気がするもでぃふぁいど です。
7分仕立て??
こちらのジスカールの記事でも書きましたが、ジスカールを調べていくと出てくる「7分仕立て」という謎の単語。
9分や9分半、10分仕立てという言葉は存在するのですが……。
7分とはなんぞ?というところどまりでした。
でも先日スコッチグレインさんのブログを眺めていて発見したのです。
その記事がこちら。
何回かに渡って職人さんがJ.M.WESTONとの技術交流の一環である交換留学の様子を書かれています。
職人さんはリモージュの工場の各セクションで研修を重ねながら自分の180シグネイチャーローファーを作っていくのですが……
中段の底付けの部分!!
「一般的にはグッドイヤーウエルト製法の中底にはリブテープという別パーツが付きますが、ウエストンは中底の一部を起こしてリブを作るんですねー! 昔からの伝統を守っている製法とのことです。これには驚きました!!!」
と、あります。
通常のグッドイヤーウェルト製法では、リブテープと呼ばれる硬いL字状のパーツをつけますので、初期、靴の返りが悪いです。
それがウェストンでは、記載の通り、
リブテープを使っていない!
のです。
では、どのように中底の縫いしろを確保しているかというと……
中底に切れ目を入れ、これを起こした部分に縫い付けるのです。
これは9分仕立てと同じ!!!
先のジスカールの記事内で、9分仕立ての靴のメリットとして、「初期返りが良くなる」点を挙げました。これはまさにリブテープを使っていないから!!
つまりウエストンの靴は、9分仕立て並みに返りが良いということ!!!
一方で底付け以外を手作業で行う9分仕立てとは違い、ウェストンでは機械を使って靴を作っていくため、9分仕立てとは異なる……こ
確かにグッドイヤーウェルト製法よりは返りが良いが9分仕立てとは呼べない……じゃあ……7分?
7分仕立てや!!!
この仮説であれば、ウエストンのどの靴を取ったって7分仕立てです。笑
ジスカールに限った話ではなかった……!!!そしたら他の靴も欲しい……!!!
そんなことを思いました、というだけの記事です。笑
……ということは、9分仕立てと同じくコルクは少なく、中底の革が厚いのでしょうか……オールソールしても履き心地はあまり変わらないのでしょうか……厚い革中底が馴染むのに時間がかかるから修行期間があるのでしょうか……。
ギモンは尽きませんが、いつかオールソールするときに聞いてみたいと思います!!!(ご存知の方いらっしゃいましたらコメントお待ちしております!)
というか、他のファクトリーが作るグッドイヤーウェルト製法の靴と比べてとは明らかに優位性があるのですから、もっとアピールするべきだと思います!
今日のモディファイ!!!
J.M.WESTONの靴はグッドイヤーでも一味違う!!!中底を切り起こす手縫い譲りの製法で足元を支えてくれていた!!!310欲しい!376欲しい!!頼む!ビンゴでもロトでもジャンボでも!!!!