全国からオーダー可!レディースも可!
ビスポークサンダル!!
暖かくなってきましたね……とか言ってると寒の戻りにやられる毎日ですが、どうせすぐに暑くなるのです。もでぃふぁいど は既に夏を睨んでいます。
今年もまたやってくる。
ジメクソ暑い夏が……!!
もうね、ホント、革靴でずっとブログをやっている身でも暑さには勝てません。ここは緯度北海道と同等の巴里じゃない、東南アジアはTokyoコンクリートジャングルだ!!!
いや、もでぃふぁいど が住んでるのはそんな都会じゃないわけですが……。
ともかく日本の大部分で5月〜9月くらいまでの晴れの日、最も気持ち良く過ごせる履き物ってサンダルじゃないですか???
サンダルって超大事じゃないです??
と、思って去年はサンダル”与太新人”を作ったりしました。
しばらく履いていて思ったのは「外履いてって突然ぶっ壊れたらシャレにならんな」ということです。所詮ヘタの横好きですからね、あまり品質を過信してはいけないのは悲しいかな、作った自分が1番知っています。笑
しかし市販のサンダルはストラップが余ったり、踏まずが合わずに意外と靴擦れしたりと、フィッティングにここまでこだわってきた革靴バカとしてはなかなか納得できないものばかり……
やはり自分でサンダル道を極めるしかないのか……
と次作のインスピレーションを得るべくネットをサーフィンしていたら見つけてしまったのですよ。
ビーサン=ビスポークサンダルを……!
ビスポークサンダルby Gloucester Road Shoes Shop!!
Gloucester Road Shoes Shop(グロスターロードシューショップ)は、横浜随一のおしゃれストリート、元町(石川町駅)にある靴屋さんです。
https://www.gloucester-road.com
金沢の名店KOKONの既製およびパターンオーダーをメインに扱っています。が、ここ3-4年の取り組みとして「ビスポークサンダル」をやってらっしゃるのですね。
はじめに書いてしまいますが、ビスポークサンダルの価格は以下の通り。
初代ビーサン:38,500円 ミリタリー:49,500円 ※2022年4月現在、税込
たしかにサンダルとしては高いですよね。上を見ればユッタニューマンとかあるわけですが、ビルケンシュトックで2〜2.5万円くらいですし、2足買えちゃうじゃん、みたいな。
ただ、もでぃふぁいど は実際にオーダーしてみてこの価格は文字通り破格だと思いました。
そう、今回なんと既にオーダー済みなのです。立ち止まる要素がありませんでした。
以下皆さまを同じ沼に引き摺り込むため破格と思った理由をちりばめつつビーサン=ビスポークサンダルをご紹介します。
これも書かねばなりませんが、なんとミリタリータイプはリモートで全国からオーダー可能です!!!他人事じゃないですよ!!!!!
銀座クレマチスの千葉氏作!!
で、しょっぱなからスゴいのはこのサンダル、実際に作るのは銀座クレマチスで製甲などを担当されている千葉氏。なんと1から10まで千葉氏が作成するベンチメイドサンダルなのです!!
オーダー会では採寸まで。
銀座クレマチスと言えば関信義氏に師事した高野氏が主催する日本のビスポークシューズメーカーです。
つまりそんな銀座クレマチスの職人さんが作るサンダルということで、ビスポークシューズさながらの仕上げで見た目も超絶カッコ良い上、超絶フィッティングのサンダルができてしまうというわけです!!!こんなかんじ。
理由は後述しますがコバ周りなど高級革靴まんまの艶やかな仕上げになっています。もちろんオールソールなどのリペアも可能!!
そして店主さんの3年履いた初代の私物がこちら。ツヤと波打つシワが最高じゃないです???
写真見て思いました。こりゃ絶対自分で次作のサンダル作るよりお願いしたほうが絶対いいぞと。サンダル作ってから半年くらい、さっさと頼んでおけばよかったと考えていたのでオーダー余裕でした。
型は2種類!
ビスポークということですが、デザインは決まっています。これはビスポークサンダル(初代)。いわゆるつっかけのビーチサンダルタイプ。
こちらはビスポークサンダル(ミリタリー)です。こちらは50年代のフランス軍のミリタリーサンダルを原型にしています。
どちらもめちゃくちゃカッコ良くないすか???コバ周りの仕上げも最高じゃないですか???
初代ビーサンはソールがビブラムのラバーソール。重みがあることで長距離の歩行もこなせるよう作られたとのこと。
重いサンダルって?と思うのですが、実際持ってみると前述の仕上げの綺麗さもあり、高級感ある重みといいましょうか、キレイなシューツリーを持ったときみたいな高揚感ありました。この重み、尊い。買いです。
一方でミリタリーはレザーソールです。返りが良いのが特徴。というかレザーソールのサンダル、嬉しくないです?サンダルは晴れの日に履くのがメインな以上、革靴好きならレザーソールって最高ですよね??買いです。
ちなみにミリタリーはヒールをラスターかラバー(リッジウェイタイプ)から選ぶことができるほか、オプションでハーフラバーもお願いできます。
基本的にまず考えるべきはつっかけタイプか、ストラップで固定する式か、ということですね。どちらも捨てがたい……つまり両方買うことになるので悩むだけ無駄だと思います。どちらも超便利です。昨年サンダルを研究してよくわかりました。アジアで暮らすなら両方必要。ここニッポン。な。
デザインの自由度が高すぎる!
そもそも2型あって悩ましいのに、革は9色、ソール3色(ナチュラル、濃茶、黒)、果てはステッチの色まで選ぶことができます。ミリタリーの場合は上述したソールの仕様、初代ビーサンの場合はラバーソールの色(黒、白)も!!!
54×ステッチの色数×ソール仕様!?自由度高し……!!
ちなみに店主さんも「皆さん悩まれますね〜」とおっしゃってました。
もでぃふぁいど も出かける前に思わず子どものクレヨンパクってお絵描きしたりしましたもん。結局現地で全然変わってしまいましたが……
これは革靴沼に散々ハマってきた人間の教訓ですが、最初から2足買うのか、1足だけなのかで選ぶ仕様が変わりますよね。もでぃふぁいど はミリタリーはドレッシーに、初代ビーサンは思いっきりリゾートというか夏っぽく寄せようと思ってます。
これが1足だとどちらかに絞りきれず中途半端な仕様で頼んじゃって後悔したりするんですよ。もでぃふぁいど はそういう人間です。
スーツにもジーンズにもOK!とか言ってセミブローグ買って、結局「スーツに合わせるならドレッシーな方がいいな」とパンチドキャップを買ったり、「カジュアル用にはもっとカジュアルなのも良いよな」とか言ってフルブローグや外羽根の靴を買い足したりしたことがあるような方、マジで最初から2足買うことを見越しましょう。結果得です。ね?
というわけで以上を鑑みて、もでぃふぁいど はまずミリタリータイプをお願いすることにしました。でも初代ビーサンも今夏までには来ちゃう気がすごいします。
ビスポークサンダルの履き心地(試着編)
ミリタリータイプの試し履きとして、かなり大きめのものを履かせてもらいましたが、既に手持ちのサンダルを全て超えたフィッティングでした。
足への追従性、踏まずの突き上げは存分に感じられるのに、これをきちんと足に合わせたらどうなっちゃうの??
ミリタリータイプも同様の土踏まずの仕様になります。
あと当日はミリタリー的スラックスを履いてったんですが、まぁなんせ合う。最高。5月から即戦力。最高でした。
フィッティングのパーソナライズがすごい!!
このビーサン、採寸して作るというのは聞いていましたが、「サンダルだし左右それぞれ足の長さと幅を測るくらいかな?」と思っていました。
甘かった!!
実際にオーダーしてみると、足の輪郭、採寸3〜4ヶ所をそれぞれ左右で行い、写真も撮ります。ベルトの位置も前後に調整するようです。完全にビスポークでは?
土踏まずの調整もできるということで、高さの調節かな?扁平足〜ハイアーチまで安心!
……とそれだけではなく、土踏まずの山の前後も採寸時に合わせに行きます。完全にビスポークでは??
数値は参考程度で仮縫いで合わせるのがメインとのことでしたが……そう、今まで触れてきませんでしたがこのビスポークサンダル、なんと仮縫いつきます。以下は計測の写真ですが。
実際には仮留めで作成したサンダルを足に合わせて調整して仕上げる、ということでトライシューズとは若干異なりますが足に完全に合わせにいくのは同じです。
完全にビスポークでは???
いやだからビスポークサンダルなんだって!!と言われてしまいそうですが、初代ビーサンに至ってはここまでやってアンダー4万円で完璧フィットのサンダルを好みの色で作れちゃう。
ミリタリータイプは足首の固定がある以上、フィット感は下手な短靴より良さげ。土踏まずまでフィットさせちゃいますし。それを完璧フィット(以下略)でアンダー5万!?!?
グルカサンダルにしても修理可能な主要革靴ブランドのものが3〜7万円くらいであることを考えると、この価格、やはり破格ではないでしょうか?レディースサイズも対応なのでyouも作っちゃいなよ!
また、ミリタリータイプのストラップはもちろん着用者に合わせて調整するので基本的に穴は1つだけ。これもビスポークの醍醐味ですよね。嬉しいですよね。
肝心のフィッティングですが、超絶フィッティングを得るために当初はキツめに作成するとのことでした。とはいえローファーを馴染ませたいタイプの人はまず大丈夫でしょう。もでぃふぁいど はむしろ楽しみです。在宅勤務で馴染ませるぞ〜。
そしてすぐにこっちにも手をつけることになるんだろうな……
納期は〜4週間!
納期は4週間(初代ビーサンはもっと短いようです)とのことで、それまでに仮縫いがあるわけですが楽しみです。
というか仮縫い込み1ヶ月で出来あがっちゃうのすごくないです??梅雨の時期までに頼んでおけば盛夏には履けるって寸法です。釣り込みやソールの縫いがないシンプルな作りなのも多分にあるでしょうけど、すぐ履けるというのは財布的にも嬉しいです。待ってる間に色々買ってしまう人間なんで、、、
(例年GW〜6月にかけて注文が増えるそうなので、納期にも影響があったりするかもしれません)
ダメ押しのひとこと!
店主さんと話していた際のこと、クレマチスの千葉氏とはもう3年以上初代ビーサンを作ってきたので(ミリタリーは昨年から)、結構な数を作られてきたとのことでした。
人の裸足の採寸値、写真をもとにサンダルを作ってきた数だったら今や千葉氏は日本一なのでは?とのこと。たしかに!!!!
思えばそれと同じだけ店主さんも採寸しているわけで、普段からビスポークやってます、と言われても違和感ない手際の良さでした。
このコンビがプロデュースする渾身のビスポークサンダル、革靴好きの家には一家に2足あっても全然良いと本気で思うのですが、今年の夏に向けて皆さまも2足いかがでしょうか???チーニーとかクロケット買うくらいの気持ちで。
今日のモディファイ!
また仮縫いやったり届いたり、というタイミングで記事かきます!
高いほうからいったので、あとのハードルは低い、あとは飛ぶだけ……!!!あーでも何色にしよ!!!!!