ちょっと珍しいモデルをば。
Alden6755!!
ある休日の夜……某黄色いオークションのアプリを見ているうちに気絶してしまい、数日後には届いたこちら。
こんなに靴あって、俺、どうするんだろう?そんなことを思ったとか、特に何も思わなくなってしまったとか。
妻よ、不甲斐ない夫ですまない……夫はまたあっさり物欲に負けてしまったよ……。
いわゆるVAN(バン)ラストのローファーなので、品番で言えば986の素材違いです。(日本では99162がメインなので986は手に入りにくいです…と思いきや並行輸入品がいくつかありますね!!)
Alden (オールデン) 986 Dワイズ Burgundy バーガンディ
SHIPSさんの別注だったようですよ。
購入の決め手は、この肉厚感溢れる素材と、
モカ縫いの立体感!!もはやプリップリです。イクラみたい!(?)
型押しシェルコードバン!!
というわけで、この素材、現在ではほとんど見なくなってしまった型押しコードバンです。
最近だとワイルドスワンズさんで財布がリリースされていましたが、靴に使われているのはとんと見ません。
まぁなにぶん古い靴ですから、ホーウィン製かどうかも確信を持って言えないのですが、わざわざ他のタンナーから仕入れることもしないでしょうから、ホーウィン製だと思います。たぶん。
牛革の型押しはシワがこんな感じで入るので一応コードバンなのは間違いないと思います!
先芯潰し!!
しかし、これが986。トゥはほぼ垂直に立ち上がり、モカ縫いが乗ります。
Alden (オールデン) 986 Dワイズ Burgundy バーガンディ
これが7655。トゥ、垂直じゃないですよね?
その答えはおそらくこちらに。
BEAMSのクリエイティブディレクター(!)中村達也さんのブログです。
https://ameblo.jp/beams-class/entry-12165024078.html
抜粋しますと、
以下引用〜
私がまだ若手だった頃、ALDENのローファーを買ったら爪先の芯をつぶすのが先輩から教わった儀式でした。
理由は、ブルックス ブラザースのALDENのコードバンローファーはライニングの無い一枚革で作られているので爪先の芯もなく、トウのラインが丸みを帯びているのに対して、通常のライニングありのモノは芯が入っているのでトウが角張っているのです。
その角張ったトウの芯をつぶしてブルックスブラザースのトウの様な丸みを作るために、当時のスタッフは爪先の芯を手で揉んでつぶしていたのです。
なにもわからない新人が入ってきて、角張ったトウのローファーを履いていると、先輩から爪先を踏みつけられたものです。 今なら完全にパワハラですね。(笑)
〜以上引用
なるほど、ブルックス別注のものに近づけるためだったみたいです。……マジでか。
新人としてローファー履いてって、いきなり先輩に踏まれたら靴好きは卒倒ですね!!!笑
笑ってる場合じゃない、恐るべしファッショニスタ……。
今日のモディファイ!!!
これの色が薄くなってレアカラー並みになったら超絶オールデンじゃないです?育てたい!!育てさせてください!!
とか考えていたら気絶したんですよねぇ……。