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Alden from San Francisco!!D5706Cは理想のチャッカブーツ!!

高望みから、始めよう。某婚活サイトの広告ですが、オールデンだってきっとそうです。(たぶん)

ひとまず開封の儀!

久々の緑の箱です。ブーツなので、ちょっとだけデカイです。

ビニール袋で包まれているのって、他ブランドではあまり見ないですよね。そして?靴の中に何かある?

お、純正ワックスだ!!サービスでつけてくれたみたいです。アメリカの方はサービス精神旺盛です。前にイギリスの方もたくさんつけてくれました。

さんざ待ったいつぞやのドイツの方は……いや、何もついていないのが普通なので何も言うまい……。

というわけでシワ入れしました。

チャッカはまた難しいですね。なんせ、シワをつけずに履くだけでも難しかったです。でも、そこは意を決して足を突っ込み、そこそこ自然かつ、満足できるうねるようなシワになりました!

各部、もでぃふぁいど の理想が詰まっていますので見ていきましょう。

一周回って欲しかったオールデンの条件!!

革靴にハマり始めたころ、54321(Vチップモディファイドラスト#8コードバン)を買ってから早数年。

あれから色々なブランド、ファクトリーの色々な靴を履いてきた気がします。

今、令和という新しい時代が始まったとき、もでぃふぁいど は何を思ってオールデンに戻ってきたのかをここに記しておこうと思います。

一周回って#8コードバン!!!

久々に新品のオールデンに出会って思うのは……まずこのホーウィン社謹製シェルコードバンの…………

香り!!

久々に嗅ぎましたがこれやばくないですか? これはコードバンの仕上げに使われる魚系オイルとのウワサですが確実に人間の幸せな記憶と直結している香りです。笑

ケア方法として、この香りが失われない方法が知りたいくらいです!!!どなたか、購入後何年か経ってもこの香りがプンプンするぜ、という方、いらっしゃいましたらぜひご教授ください!!!笑

黒のコードバンでも同じ香りだろ!な話はここまでにして、今改めて魅力的に思うのは#8コードバンのエイジングの奥深さ!!

たしかに、レアカラーが欲しいと思う気持ちは今もあります。しかし、多種多様なエイジングを遂げるのはなんといっても#8コードバン!!!

例えばウィスキーコードバンのクロケット&ジョーンズ キャベンディッシュ3を持っているのですが、この靴のエイジングは基本的に色が濃くなっていくだけなんですよね。(もちろん魅力的なんですけどね)

その一方で#8コードバンは、当初は「黒か?」というほど濃いダークバーガンディが、

時に赤く変化し、

時に茶色く変化し……

千差万別のエイジングを遂げるのです。手持ちの54321Vチップモディファイドラスト#8コードバンは茶色く変化してきた(させてきた?)ので、赤く、どこまでも赤く、というのも1足欲しいな、なんて思っていたのです。(できれば濃いまま保つやつも……いやいやいや……。)

一周回ってバリーラスト!!

おいサイト名はどうした!という。笑

バリーラストって派手さはないですけど、無理なくしっかりフィッティングする木型だと思います。改めて履いてみて、個体差の範囲かもしれませんが、意外と踏まず部分もフィットしていてベリーグッドです。(右足だけやたらフィットするので個体差でしょう。笑)

モディファイドラストは意外と甲が低めなので紐を締めすぎるとたまに負担を感じることもあります。(緩めれば解決します。)

でもバリーラストはそういうストレスがないんですよね。

イギリスの靴やJ.M.WESTONの靴に見られる「吸い付くような」というフィッティングとは全然違うのですけれど、非常に歩きやすいのです。誤解を恐れずに言うならば、ニューバランス等のスニーカーにより近いフィット感かもしれません。長く付き合うなら、コレ!という感じで結局戻ってきてしまいました。

1周回って2アイレットチャッカ!!

オールデンには魅力的なモデルがたくさんあります。

貴重なコードバンをゼータクに1枚革で成型する贅沢なクリッパーオックスフォード(外羽根プレーントゥ)990。

オールデンがモディファイドラストのために作ったのではないか?というマッチングを見せるアルゴンキンオックスフォードこと、Vチップ54321。

オールデンでも数人の職人しか施すことができないと言われるハンドステッチが施されたタンカーブーツやノルウェイジャンスプリットトゥ。

https://www.aldenshop.com
https://www.aldenshop.com

うーんどれも欲しい。

でも、でも、今回は2アイレットのチャッカだったんです。

なぜなのか。

それは、コードバンのうねるシワを最も楽しめるデザインだから!!

シワ入れ直後なのでまだまだこれから!

990のクリッパーでも良いんですけど、実は羽根の位置がチャッカは2アイレットのために上のほうに寄っています。

よって、よりダイナミックなシワを楽しめるんです!!コードバンのシワを楽しみたければチャッカで決まり!

1周回ってアンティークウェルト&エッジ!!!

アンティークウェルト&エッジというのはこのコバの色のこと!これがべっ甲のような色味でなんともステキ。しかもリバースウェルトなのでなおさら目立ちます。

ど迫力のリバースウェルト

常々思っていたんですけれど、#8コードバンはだんだん色が薄くなってくるので、アッパーは明るい色なのにコバは黒なの?というアンバランス感が生じることもあります。

コバは黒

また、コバにはウェルトも含まれているので、オールソール時に交換して色を変えてしまおう!となっても、そうは問屋が卸しません。(リウェルト、ウェルトのまき直しまで依頼すれば変えられるんでしょうか?アッパーに負担がかかるのであまりやりたくはないですが……54321もアンティークエッジに変えたい気もしますが……ううん……。)

というわけで、次に#8の靴を買うならアンティークエッジ一択でした!!

一周回ってハーフコマンドソール!!

レザーソール好きなんですよ。ただ、やっぱりヒールに飾り釘が打ってあれば滑ることもあります。

ハーフラバーを貼れば剥がれてくることもあります。でも、あのレザーソールの美しさは捨てがたい……。

そんなゼータクな悩みを叶えるのがこのハーフコマンド仕様です。

まず、滑り知らず。ラバーは縫い付けてありますので剥がれてくることもないでしょう。そして、チラリと見えるレザーソール部分。オールデンの刻印。

パーペキです!!!

プランテーションクレープも良いんですけど、硬化やベタツキなんてことも言われますので……(履いている間にそんなことにはならなかったですが)。あれはだんだんつま先のレザーが削れて行ってしまうのがなんか悲しくてですね……。人はこれを貧乏性と言います。

というわけで、ハーフコマンドソールは最高です。これも日本だとあまり見かけないんですよね。

まとめ!

まとめると、

#8シェルコードバン
バリーラスト
2アイレットチャッカブーツ
アンティークエッジ
コマンドソール

というものをずっと探していたのです。ポピュラーな1339だとアンティークエッジやコマンドソールを満たさないし……。まぁなかなか見つからないだろうな、こだわりが強すぎるし……。と思っていたら、ALDEN San Franciscoで見つけてしまいました。

だから一周回ってD5706C!!!

型番はD5706C。Dはアメリカのショップ別注、Cはハーフコマンドソールを示します。上段は製造番号です。9は2019年の末尾、Aは月を表します。2019年1月製造ですね。

そう思うと出来立てホヤホヤのブーツであると言えます。香りも最高です。パーペキ。

アンティークエッジを拡大すると……
当たり前ですが、縫われているんだなぁと。
ヒール部分。360°ダブルウェルト(縫い回し)もグッドです。

今日のモディファイ!!!

思えばもでぃふぁいど がオールデンにハマったのはコードバン戦国時代だった2016年。

#8コードバンは狩り尽くされ、この日本には見渡す限り、カーフのオールデンしかありませんでした。たまにあっても、ブラックコードバン。「#8!?確保じゃ!!」と言わんばかりの様相でしたので、理想のオールデンをのんびり探している場合ではありませんでした。その日を暮らしていくオールデンを確保するだけで精一杯だったのです。

しかし、時が経ち人々は個人輸入のノウハウを手に入れ、#8コードバンの供給も安定してきました。時はコードバン大航海時代、そしてパクス・オールデン。保証されたのは誰もが自分のためのオールデンを自由に探すことができる権利。

今日も多くのオールデンが船に乗り、飛行機に乗り、この日本へやってきているのでしょう。そして、もでぃふぁいど のもとに届いた包みが1箱あった。

なんだかロマンを感じますね!!!

さてどうやって育てようか!

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