SHETLANDFOX KensingtonⅡ〜メイドインジャパンの矜持!!

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コメントもいただいたので(ありがとうございます!)このまま紹介記事も書いてしまおう!!という魂胆のもでぃふぁいど です。

(磨く記事と途中まで同じですので、既読されている方は目次から「KensingtonⅡとは」までお進みください!)

SHETLANDFOXとは!

シェットランドフォックスは、日本一の靴メーカー、リーガル社が持つブランドのひとつです。

もともと1980年代に展開していましたが、一旦休止し、2009年より「ブランドに惑わされない、日本人のための日本製の靴ブランド」を目指して復活しました。木型にこだわり、外見からは分かりにくい仕掛けも盛り込むことで、フィッティングと履き心地を両立しているそうです。

(こんなところで言ってもナンですが……分かりにくくても盛り込んだディテールはしっかり全てアピールしてもらわないと……「なんか履き心地良いのよね」以外言えなくて困るのです……。このクラスの靴を買う人は、「スキンステッチ」「ヴェヴェルドウエスト」「革製月型芯」とか大好きな層……というか男性ってそういうとこ、ありますよね?そして「ブランドに惑わされない」と言っても、ただ良いもの作っているだけでは日の目を見ません。一見、理念に相反しますが、海外ブランドと戦うためにはブランド力向上のために魅力をしっかり伝えていくことは欠かせないと思うのですよ……。)

好きだからこそなんで、許してください。笑

KensingtonⅡとは!

シェットランドフォックスのフラッグシップモデルにあたります。

ここの靴は、木型でモデル名が決まるため、KensingtonⅡ(ケンジントン2)というモデルは他にもフルブローグ(メダリオンなし)やUチップ、ダブルモンクストラップがあります。

もでぃふぁいど の手持ちは見ての通りキャップトゥです。

特徴は……

1.こだわりの木型!!

ケンジントン2はもでぃふぁいど の手持ちの靴の中でも古参の靴です。

何より感動したのはこの、

アシンメトリー、つまり左右不均一なフォルム。ビスポークばり、と言っても過言ではないのでしょうか。

我々の足は内側、親指側の方が甲が高く、外側(小指側)に向かうにしたがって低くなっていくという、アシンメトリーな形をしています。

なら、靴をそのように作るのは当たり前じゃないか!!

ところがどっこい、人間はアシンメトリーなものに不安感を覚えるのです。

(一般的に美人と言われる方々はすべからく顔のパーツ配置が左右均等になっているとか……)

つまり、

人の感性からすると、左右は均等であるのが美しい。

履き心地を求めればアシンメトリーに作る方が良い。

これらを高次元で両立させることこそ、靴作りのミソなのではないかと、職人技の秘奥を垣間見た、なんて思ったものです。ラストメイキング、奥深し。

履くと自然に見える

履き心地は、甲の押さえが効いており、かかとも小ぶりなのでカカトが抜けることがありません。とても歩きやすいです。(そのぶん靴の脱ぎ履きやシューツリーの脱着は大変です。笑)

一方、指先はそこまでタイトではありませんので、スタイリッシュな見た目の割に履いていて楽です。

うーんこれぞメイドインジャパンの矜持!!

また、これは後述の補強パーツによるところもありましょうが、独特の剛性を感じます。

2.グッドイヤーウェルト+マッケイ製法!

グッドイヤーウェルト製法は、ウェルトと呼ばれる縫い代となるパーツを介して、靴の甲革(アッパー)と底をそれぞれ機械で縫い付ける製法です。ウェルトと底を縫う糸だけを切ることで、甲革にダメージを与えることなく、新しい底を張り替えることができることが最大の特徴です。

対して、マッケイ製法は靴の甲革に直接靴底を縫い付ける製法です。シンプルな作りのため、靴が軽く、底の返りも良く馴染みやすいのが特徴です。こちらは底を張り替えるたびに甲革もダメージを負うので2-3回の底の張り替えが限界と言われています。

靴内部にマッケイの縫い目が見えます。グッドイヤー製法の靴には普通見られません。

で、このケンジントン2はこれらの組み合わせ。

踏まず部はマッケイ製法、接地面はグッドイヤー製法で作られています。

なので、底の張り替えは2-3回と店員さんにも言われました。最終的にはハーフラバーを貼って、変えてを繰り返していれば永遠に履いていられますけどね。

色々考えてみたのですが、なんでこんなことになっているかというと……

見た目でしょうね。

ハンドソーン、文字通り手縫いで作る靴な底は、土踏まずの部分を絞っていても手で縫えます。一方、グッドイヤーウェルト製法では工業用ミシンで底を縫い付けるのですが、あまりに土踏まずが絞ってあると縫うことができません。

よって、

靴底の土踏まずを絞ってある靴は手縫いでしかできない→高級!

というイメージが形成されることとなります。

でも、リーガル的には量産品、つまり機械縫いでこれを実現したい……あ。

土踏まず部だけ、マッケイ製法にすれば、縫い代、ウェルトが必要なくなるからそのぶん絞ったように見えるじゃん!!

という採用の理由だと思います。グッドイヤーの修理しやすさは犠牲になってますからね……。

一応ジョンロブにも過去この製法の靴があったらしいとの記述も見たことありましたが、まぁ、虚しいだけですな。笑

「ブランドに惑わされない」がコンセプトですんで。

3.ビスポーク譲りのディテールたち!!

ディテールはビスポークゆずりのこだわり満載です。

接地面に向かい徐々に細くなっていくピッチドヒール。

さりげない

コバの矢ハズ仕上げ(コバがえぐれた形状になっています)

さらにさりげない

マッケイ製法を組み合わせることで可能になったこのソールの仕上げ!やっぱりココが、一番のこだわりでしょうね。

爪先ラバーは後付けなので悪しからず

ここまで盛るならシームレスヒールもやれば良かったのに…….コスト面で引っかかったのでしょうか……


4.高品質な革!!

以前は革や革製造社(タンナー)の名前を公表していたのですが、近年は非公開としています。KⅡカーフとか言われても……

とりあえず、イタリアのタンナーの革だそうです。

しかしこの革、拡大してみても見るからにキメが細かく上質なのが分かります。

キメの細かさだけならエドワードグリーンや、ウエストンにも負けない革質だと思います!!

VSエドワードグリーン(左)

ちなみにケンジントン(無印)は、イルチア社のムラ染めがステキな革でしたが、イルチア社の廃業により廃番になりました。その後、木型がモディファイされ、ケンジントン2とするに相応しい革が調達できたため復活したそうです!

5.踏まず部まで伸びた月型芯!

靴のかかと部は足をフィッティングさせるための重要部位です。ですので、型崩れしないよう、月型芯と呼ばれる補強パーツを外側の革と内側の革の間に入れます。

普通はかかと部を覆うだけの月型芯ですが、ケンジントン2はこれが踏まず部まで伸びています。

結果として靴が安定しますし、型崩れも防止、踏まず部もしっかり支えてくれます。

これは見えない部分のこだわりです。他も教えてくれ……。

なんとなく履いていて剛性を感じるのはこの月型芯のおかげでしょうか。

おまけ〜専用シューツリーが嬉しい

シューツリーはケンジントン2専用です。嬉しい。

専用なので、バネとかないです。ジャストフィット!

購入当初は嵌めたが最後、フィットしすぎて靴から抜けなくて困った、という話で店員さんと盛り上がりました。笑

ケンジントンⅡを買うならシューツリーも是非!満足感高いですよ!

まとめ!

というわけで見てきましたケンジントン2!各所に詰め込まれたこだわりこそメイドインジャパンの矜持!!!

まぁ若干……日本らしいスペック主義を感じなくもないですが……そこもご愛嬌ということで……笑

今日のモディファイ!!!

職人とデザイナーの血と汗と涙の結晶!そこには全てを賭けて創造した1足の靴があった!!目指したのは美しきビスポークシューズ!!!努力!友情!そして勝利!!メイドインジャパンの底力よ、今一度!!!!!

10%オフ……買いですねぇ……新年度に1足……。


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