ソールでなくソウルの話です。
GUのシューズを履いて
先日レビューしたGUのアクティブスマートダービーシリーズ。
本当に履き心地良いんですよ。在宅勤務になって、昼休みに近所に買い物行くくらいなら完全に事足ります。むしろサンダルじゃちょっとなぁという、こんな季節や雨の日にはとても快適です。
さすがに靴マニアからすると見た目のスエードのパチモン加減がちょっと、と思うこともありますが雨用なら問題なし。
カジュアルな服装をちょっと上品にしたい、という一般的ニーズにも完全に応えてくれます。
で、試しに休日のおでかけにも1日履いてみたんですね。そこで思ったことを書いていきます。
やっぱオシャレで履きやすい!
もうほんとさっきから書いている通りコレです。
もでぃふぁいど は普段から結構ユニクロの服も重用しています。いつどこからケチャップやらカレーやら離乳食やらが吹っ飛んでくるのか気が抜けない子持ちとしては、やはりジャブジャブ洗える安心感はすごいです。
あなたはラルディーニにケチャップが飛んできても笑顔でいられるか??俺は無理だ。
ユニクロ/GUの製品が全部良いとは決して言いませんが、最近良い感じの商品がどんどん増えていると感じます。レギュラーフィットのセルビッジジーンズとか令和の501でしょ。
手っ取り早くオシャレになりたければ、ユニクロでカジュアルめなセットアップ(共地のジャケットとパンツ)、インナーにボーダーのTシャツかバスクシャツ、くるぶし見えるソックスにGUのアクティブスマートダービーシューズで完璧です。
これで少なくとも見た目どうにかしたほうが良いよ、とは言われないでしょう。
が、ユニクロばかり着ていてふと思ったんですよね。その日の服装は、バブアーっぽいユニクロのアウター、ユニクロのスーピマコットンT、とりあえずキレイなシルエットのユニクロのスマートアンクルパンツ、とりあえずキレイで履き心地良いGUのシューズ。
「っぽい」「とりあえず」のものばかりを身につけて俺はいったいなんなんだ?と。
全部パチモンじゃねーか!!みたいな。
ちなみにここでこうならず、ファッションは安めに揃えて及第点、残ったお金を妻子に色々還元してあげるほうが良い旦那であり、モテる男なのは間違いありません。笑
たしかにこれで及第点は取れるかもしれない。実際嫁も「それで良いんじゃない」という感じ。
でも抑えられないんです、この想い。
革靴好きとしては死んだも同然
という想いが……!!!!
ファッションって個性だよね
つまるところ、何が足りなくなってしまったかって自分はコレを選んだ!!というこだわりです。
服はユニクロで安くあげて家族に還元するんです!!という選択をしたなら、それはもうホントに素晴らしいことと思います。別に家族に還元でなくとも、他の趣味に充てるとか、そういう目的があるなら良いんですよ。
が、もでぃふぁいど は実際そんなできた人間ではないので、代用品の寄せ集めみたいになっちゃうんですね。妥協の産物。コレ貧乏サラリーマンのツライとこ。
いや高い靴買いまくってるじゃん!というご指摘もありましょうが、裏ではだいぶ涙ぐましいやりくりをしてます。笑
そしてギリギリ捻出した資金を全て靴に突っ込んでしまうので、この有様なのですね。
果たしてこんな人間が革靴まで捨ててしまったらもはや何も残りません。
逆に言えば、たとえ「〇〇ぽい服」だらけでも靴だけはガチであることがもでぃふぁいど をもでぃふぁいど たらしめるファッションの要素だったと言えます。言い換えればアイデンティティとも言えましょう。
もはや靴が拠り所。靴に履かれているレベルの話ではありません。笑
ここまで極端でなくとも、ファッションて個性の表現でもあると思いますので、「バブアーが好き!」「パラブーツが好き!」「スラックスはPT01でしょ!」「全身GUでオシャレするっしょ!」でも良いんです。何がしかそこに自らの意思が入っていればそれがその人のスタイルになるんだと思います。
好きなもんを着よう!
で、この際問題になりがちなのが、「で、これ他人から見てかっこいいの?」ということです。
結論、モテたいのであれば気にした方が良いと思います。
ボロボロのエンジニアブーツに擦り切れたジーパン、クタクタの革ジャンでハーレー乗ってきても、そのこだわりがウケるのは一部の層に限られると思います。刺さるところにはすごい刺さると思うのですが……そこは相手の方のタイプ次第でしょう。
もでぃふぁいど は別にモテる必要は全くないのですが、嫁に「汚ねえな隣歩くなよ」と思われない格好を最低限心がける必要があります。
そんな中、ふと立ち寄った服屋さんでの会話。
◇
も「うーん…どっちかな……気に入ったのはこっち、でも合わせやすそうなのはこっち……」
店員さん「よくどっちがカッコいい?って聞かれるんですけど、そんなん関係ないっすよ、本人がビビッと来たほうですよ!」
も「おお!!」
店員さん「いいじゃないですか、服なんてこだわりだしたら全部趣味です。僕なんかカッコいいかどうかで判断したらヤバい人ですよ」
も「(たしかに……)好きなもんを着ろってことですね!」
店員さん「その通りです!好きなもん着てりゃいいんです!趣味バンザイ!」
も「趣味バンザイ!こっちください!」
店員さん「まいど!」
◇
というわけで、ゴリゴリのワークシャツを買いました。尿素ボタン、空環、隠しボタンダウンにチンストラップ。
こんなん着てる本人しかわからないことばかりですが、なんとなくこだわって買ったものっつーのは着ていて気持ちが良いもんです。こういうのを顧客体験って言うんだろな。
にしても尿素ボタンって……尿素ボタンって……なんか禁断の響きがありますよね……。
とはいえ、これも古いアメリカのワークシャツを模したもの。全てにおいて本物を追い求めるのはしんどいので、どこまで追うかは結局、個人の自由ですね。
というわけで結論は見出しの通り、好きなものを着ろ!!でもモテたきゃちょっとは気にしよう!!です。
「オシャレ」ではなく「オシャレが好き」という評価、なんて残酷なんだろうと思いつつもでぃふぁいど は後者として自由に生きようと思います。笑
ワークシャツ着てチノパン履いてオールデン 履いたら完全にラコタハウスの店員さんになってしまったので現在模索中です。いや、皆さんカッコいいんですけど、もでぃふぁいど には似合わないんですよねぇ……。いやそんなん気にしなくてええやん、って記事でしたか。
そして靴も同じです。好きなもん履いて生きてこ。
今日のモディファイ!
好きなもんを着て!好きなもんを履こう!!我々は自由だ!!!!
ご無沙汰してます。
こちら、さてはダルチザンですね!
私も最近、ダルチザンとオルゲイユにハマりにハマっているので、嬉しくなってコメントしてしまいました。笑
本文にもありましたが、好きなものを着よう!には大いに同意します。
個人的には、ファッションというか服装というか身なりというか、それらが自分の心に与える影響は思いのほか大きいものだと思っています。
ここの意匠がこうだったらなぁと思うと着るたびに思い出しますし、それを着ている日はなんとなく気分も沈みます。
かくいう私も、出かけてから「あっちの服で合わせれば良かったな…」と思いついてしまったら、距離にもよりますが大体いったん帰宅して、着替えてから出かけ直すことがあります。
もちろん、自分以外から見れば違和感がなかったり、例えば些細なほつれや虫食いがあったとして、それは言われなければ気づかなかったりしますが、大事なことは、誰よりも自分がそれを認識して(しまって)いるということではないでしょうか。
とりあえず私はオルゲイユのスリーピースが欲しいです!
いつも記事の更新、楽しみにしています!
團十郎さま
コメントありがとうございます!!
ご賢察のとおりです。いやはや、これだけでわかるもんなんですね!!!!!笑
そうですよね、人からの見た目もそうですが着ていく自らのテンションに与える影響も大きいですよね。それは立居振る舞いという形で表出するでしょうから、やはり自分の気に入った服を着るに越したことはないなと思います!
オルゲイユのスリーピースかっこいいですよね!!私はお値段考えて靴との一騎打ちになってしまいそうですが……笑