ずっと気になっていたんですよ。
革靴の「チッ」
さて、この単語を知っている方は皆さん見られていると思います。笑
もでぃふぁいど も大好き、ユニオンワークスさんのブログです。
http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-700.html
もでぃふぁいど はしょせん一般ピーポーですからね、作りがうんぬんと言ってみても、結局毎日靴をバラされているユニオンワークスさんのようなことは言えんのですよ。手当たり次第に靴をバラすわけにもいかず。笑
で、「チッ」とはコレのことですね。
……どこ?という方に。
ココです。
この「チッ」は古い靴やビスポークに見られる意匠で、ヒールが独立しているように見せることで、靴全体をスッキリとエレガントに見せる、というディテールみたいです。
採用は稀!!
ビスポークに見られる……という通り、最近売っている靴での採用は稀なディテールです。
エドワードグリーンはおろか、
VASS、
Gaziano&Girling(通常ラインMTO……
もでぃふぁいど の手持ちの靴は軒並みマッサラです。
あるのはJ.M.WESTONの古い靴と、現行だとこの靴くらいでした。段差というか、なレベルですが。
そもそも「名無し」のディテール?
さて、もでぃふぁいど もこの沼に浸かってそこそこ時が経ちますが、このディテールが取り上げられることってあまりないんですよね。採用している靴も少なすぎる。
そもそも「チッ」以外にこのディテールを表す言葉が出てこないです。ジェントルマンズコーナーとか、あんな小さなディテールにも名前があるのに。
もしや日本語でこのディテールを表す単語はないのでは??
本場に聞いてみた!!
ならば本場に聞くまでよ。
ビスポークに縁がある既製靴ブランドならあそこ!!上位ラインには今も「チッ」が生き残っているあのブランドです。
もでぃふぁいど の拙い英語にも丁寧に返していただいて感謝感謝です。
ってまさかのご本人……!!
まさかディーン・ガーリング氏とメールでやりとり(大げさ)する日が来るなんて思いませんでした。
時差の関係で夜中に返信いただいたのですが、朝メール見て久々にサンタさん来たときの気持ちを思い出しましたよ。
で、そんなんで小躍りして忘れていたのですが、肝心の内容です。
中学生レベルの英語で写真とともに「このディテールの名前は英語でなに?」と送ったのですが、答えは
the details is jointing the bevel waist at the breast of the heel
Dean Girling
カッコよくまとめてみましたが、「ベヴェルドウェストとヒールの接合部」。
……これアレですね。
名前ないやつだ。
消えゆくディテール?
これは大変なことですよ。名前がない、もしくは失われている。
名前がなきゃ、オーダー時に「〇〇仕様で」みたいなことも言えません。
結果、世に出回る靴からどんどんこのディテールが消えていく。
最終的にはなんか古い靴はこんなんなってるけど、なんなんやろね?コレ??みたいになる。というか、なりかけている。
まぁなくなってもさほど悲しむことではないかもしれませんが、なんとなく寂しいですよね。
そういう単語ってぼちぼちあると思うんですよ。Vクリートとか。
じゃあ、なんか、つけちゃおっか。
Jointing of Heelの頭文字を取ってJoH、ジョー。
よし!!今日からオマエはジョーだ!!!
ん?なんか不満そうだな……。そんな顔をしている……。このサイトにしてはマトモなのになったのにな??流行るかな???
でも「チッ」のキャッチーさに全く敵わないんですよね。
今日のモディファイ!!
「チッ」保存委員会 正会員0000001号としてGaziano&Girlingデコラインが欲しいところです。
(キミもナイスな「チッ」写真を
modifiedjp@gmail.com
まで送って正会員になろう!!まとめページも作るよ!!!)
(応募があればですが)