Whitehouse Coxをご紹介!〜Vintage Blidle Leather とは!?

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ホワイトハウスコックスのヴィンテージブライドルレザーについてご紹介します。

Whitehouse Coxとは!

Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)は1875年創業のイギリスの革小物ブランドです。今年で145周年です。

ホワイトハウス氏とサミュエル・コックス氏が立ち上げたのでホワイトハウスコックス。ネーミングとしては、「おぎやはぎ」さんみたいな感じですね。

当初はウォルソールという町で馬具や軍用品を作っていました。そこからペット用のリードや首輪の製造も開始したところ、コレが大ウケ!!

というのもリード自体が売れたかはわからんのですが、英国の有名高級百貨店「Harrods(ハロッズ)」のペット用品コーナーで、かのラルフローレン氏が目をつけたのがホワイトハウスコックスの商品でした。

それをきっかけにラルフローレン氏は人間用のベルトをポロ・ラルフローレンブランドで別注してラインナップ!これが後年大ヒットします。

これで箔がついたホワイトハウスコックスには世界中のバイヤーから注文が殺到!!

Q.革小物のファクトリーブランドと言えば?

A.ホワイトハウスコックスでしょ!

という現代における地位を築きました。

ハイブランド等のデザイナーズブランドを抜いたらまず筆頭にあがるブランドだと思います。

英国の革小物ブランドとしては、エッティンガーと並び双璧……いや雑誌やセレクトショップ別注の露出度的にはこちらか??といった具合です。

芸能人?

全然関係ない話ですが、毎回すごい気になるんですけど「ホワイトハウスコックス 芸能人」みたいな検索ワードをGoogleに推される……ということは一定数検索する方がいらっしゃるのかと思うのですが、なにを知りたいんでしょう……。誰が使っていようと使っていなかろうと、良いもんは良いもんですよ。

ちなみに検索してみましたが、どなたが使っているとかいう情報も出てこず。なんなんでしょ。唯一出てきたのは旦那や彼氏へのプレゼントに悩む女性の方向けの情報ですが……プレゼントにはまず間違いなく外さないブランドかと思いますので、自信を持って選んで良いモノです。

(ちなみに他にはビルケンシュトックも芸能人というワードとともに推されます。履いたらええやん。)

ブライドルレザーとは

ホワイトハウスコックスといえばBlidle Leather (ブライドルレザー)。

Blidle(ブライドル)とは馬具の総称。つまり、乗馬の際に馬に装備させる道具類です。

馬から落ちること(落馬)は割とマジで命に関わりますので、古来より馬具の耐久性はとても重要でした。本気で走っている馬の背中で手綱が切れたらオシマイな感じありますよね。しかも馬に乗るのは身分の高い人が多かったので尚更です。

ブライドルレザーは文字通り、その馬具によく使われてきた牛革の一種です。なので耐久性は折り紙付き!!

特徴としては、なめした牛革に各タンナー(革製造業者)秘伝レシピの特製オイルを塗り込み耐久性を向上させていることが挙げられます。また、一般的にはオイルの浸透を助けるために革表面を擦って削っています。結果として滑らかな表面になるのも特徴です。

別ブランドのものですが

特に冬場など寒くなると、革に染み込ませたロウ分が革表面で凝固し、真っ白になることも。(ブルームといいます)

初めて見ると「カビか!?」と驚きますが、フサフサはしていません。ブラシでブラッシングすればすぐ取れますし、ドライヤー等で軽く、軽くですよ!!温めて革に戻すのもアリです。

マニアになれば、真っ白になるほど嬉しい。なんかオイルたくさん入ってた方が耐久性ありそうだし、お得な気分になりません?

また、使えば使うほど柔らかくなじみ、表面のブルームも馴染んでだんだんツヤツヤになってきます。このエイジングもブライドルレザーの醍醐味です。

エイジングしたブライドルレザーのツヤは、ツヤツヤ革の代表であるコードバンにも引けをとりません。

ちょっと笑っちゃうくらいのツヤ

Vintage Blidle Leather(ビンテージブライドルレザー)とは

さて、そんなブライドルレザーを使った財布や名刺入れ、キーケース等の小物が充実しているホワイトハウスコックス。

その中にはVintage Blidle Leather(ヴィンテージブライドルレザー)と呼ばれる革を使ったラインがあります。

奥(右):ブライドル
手前(左):ヴィンテージブライドルレザー

このヴィンテージブライドルレザーは、イギリスの名門タンナー、J.F.Baker(ベイカー)社が生産しているブライドルレザーの1種です。

ベイカー社と言えば、革靴好きには馴染みが深いタンナーかもしれません。英国でビスポーク……革靴のオーダーメイドを受けるような超高級ブランドはこぞってここの革を靴の底材(レザーソール)として使うからです。

その革質は削れにくく頑丈ながらも、しなやかで馴染み良く最高です。

ビスポークじゃないですがベイカー社製のソール

ヴィンテージブライドルレザーは靴のソールに使われる革ではありませんが、そんな革を生産するタンナーがつくった馬具用の革ですので同様に耐久性抜群!!!!

それはレザーソール用の革と同様に、英国最古とも言われる伝統的な植物性タンニンを使用したなめし方法を採用しているから!!

具体的には樫の木の皮(オークバーク)のエキスを皮に浸透させる工程だけでも1年、そこから仕上げにさらに数ヶ月という気の遠くなる月日をかけて生産されています。

この大量生産の時代にあってこのスピード感は超貴重!!

月日をかけるほどコストがかかるので高価になるのは当然なのですが、何故それが良い革になるかというと、

  • 長い時間をかけてなめした革は繊維がより引き締まって耐久性アップ!!
  • じっくり浸透できる時間を確保してより多量のオイルを含ませることが可能!よりしなやかに!!

という2点があげられます。植物性タンニンなめき独特のしなやかでコシのある革ができるというわけです。

まぁいくら革としてしなやかでも、財布やキーケースに使われるぶんにはあまり関係ないのかもしれませんが……繰り返し折り曲げるような使いかたをしないので基本的にはロマンかもしれません。でも男はロマンが好きなの。

ちなみに繊維が締まって強い革であっても表面を擦れば傷もつきます。ケアで目立たなくはなりますが、そういう強さではないということでひとつ。

通常ラインのブライドルレザーが初めから比較的ツルツルした見た目なのに対し、ヴィンテージブライドルレザーはより革の表情を生かした自然な仕上げ。ここもマニアにはたまりません。このブライドルレザーの割にちょっとマットで自然な風合いの革がだんだんツヤツヤになっていくのは最高です。最高以外の何者でもない。

というわけでより革マニアには通常のブライドルレザーよりヴィンテージブライドルレザーのほうが好まれるというか、もでぃふぁいど はもうこれしかないのでは?というくらい恋してます。

普通のブライドルレザーとの価格差は…

という触れ込みで、さぞ高価なんだろうな……と思いきや通常ラインとの価格差はキーケースで5,000円弱。

5,000円と言えば、もでぃふぁいど を1人家に残して金銭感覚が出て行ってからというもの、「長く使えるから」の一言の下、吹き飛ぶ金額差です。

だって5年使えば1年あたり1,000円以下。

1日で言えば2.73円の差。

毎日使うものだから1日2.73円なんて消し飛びますよ。

さらにこれが5年……いや10年使えれば……ほら!ほら!!!

だからキーケース!!

というわけで、嫁にキーケースを買ってもらいました。俗に言うプレゼントというやつです。金額差とは。

というのも、こんだけ奔放に革製品を買いまくっているもでぃふぁいど ですが、キーケースだけは妻にもらったポールスミスのブライドルレザー製キーケースをしばらく使っていました。6年くらい?

なかなかの貫禄

当初はケアもなんもせずに使っていたので、途中から気を遣い始めても時すでに遅し。

コバは剥げ、

屈曲部にはシワが。

とはいえエイジングも進み、手入れも楽しい……

オイルを塗ったところ

これを物欲に任せてチェンジしてしまうのはなんだか申し訳ない気がしたのです。最後の一線な。

とはいえそろそろ……と思っていたのも事実。中がね……結構ダメージが……

というわけでこの度買ってもらうことに成功しました。

先ほどから画像はダダ漏れですが、手持ちの革製品が青系ばかりなので今回はグリーン(オリーブ)に。

レーシンググリーンというか。もともとF1でイギリスは緑色と決まっていた時代があり、そのままレーシンググリーンと呼ばれるようになりました。英国といえばシブい緑。あると思います。

本当はネイビーもナチュラルもブラックもめっちゃかっこいいのですごく悩みました。

ヴィンテージブライドルレザーの特徴である自然な色味と柔らかなのにコシがある感触がクセになります。最高です。

これからオイルがなじみ、ツヤがあがっていくだろうエイジングが非常に楽しみです。

というわけで、次回はメンテの様子をお届けする予定です。

専用ケア用品でケアしてみた!

今日のモディファイ!

靴は毎日同じの履けないですからね、やっぱりキーケースは良いもんですよ。財布も良いですが!!!

(下の「楽天市場で見る」ボタンを押すとヴィンテージブライドルレザーの小物が一覧で出てくるのでぜひ色々探されてみては!!)

6件のコメント

  1. バッグもいいですよ!
    ラザフォードのミュージックケースやサッチェルバッグ愛用していますが。デザインがレトロで愛らしく。
    堅実な作りで、素材全てがイギリス製だそうです。ブライドルレザーは顔料強めな印象ですが…。

    調べてみたらラザフォードって元々ロイドフットウェアのバッグ等を作っていた工場が閉鎖し、その工場で働いていた職人さんが型紙と共に工場も買い取って今に至っているようです。

    1. 通りすがりのチワワさま
      コメントありがとうございます!
      バッグ、めちゃめちゃ欲しいです!!グレンロイヤルの型押しブライドルレザーのものはキズにも強そうでずっと狙ってました。

      ロイドのミュージックケースも気になってました。ラザフォードが今はソレだったのですね……!!

      ただ哀しいかな、このブログを続けるためには吊革を片手でつかみ、片手でスマホで入力せねばならないので手持ちのバッグは諦めています……。

  2. サッチェルバッグならストラップもつけれるのでセーフ!ミュージックケース肩掛けできるからセーフ!…にはならないですね…もとは学生カバンですしね…。

    型押しブライドルレザーは確かに傷も目立たなそうでいいですねー。
    グレンロイヤルのサッチェルバッグも持っています。
    でもラザフォードと比べると縫製がすごく弱いんです。たぶん価格帯にもよるとは思うのですが…(サッチェルバッグは6~8万代くらいだったかな?)
    糸が細くて要所を返し縫いすることなく縫いっぱなしで処理もあまいので。一年もせず蓋根元部の縫製が剥がれてしまいました。グレンロイヤルは小物でも縫製が緩む物が結構多いです。

    ラザフォードは縫製や処理がしっかりしていて、革の断面もコバインキみたいな染料で処理してあってよりしっかりと作られています。

    グレンロイヤルもダレスバッグとかになればしっかり作ってあるのかもしれませんけど、抑えめな価格帯は強度に難ありです。

    1. 通りすがりのチワワさま

      グレンロイヤルは割と作りは……アレというか、期待できないですよね。私も財布のステッチ端がほつれてきてます。笑

      その点同価格帯でも日本のメーカーなんかは抜かりないんですけどね、やっぱりなんとなくロマンを求めてしまう自分がいますので羨ましいです!!!笑
      日本製ならワイルドスワンズのトートなんかはずっと欲しいんですがなかなか機会が……

  3. 私もホワイトハウスコックスのキーケースを7年使っています。金具部分が3箇所壊れたので流石に買い替えを検討していますが、エイジングが勿体なくて未だに購入に至っておりません…。

    1. omochi0715さま

      お久しぶりです!コメントありがとうございます!
      7年モノ!!垂涎の品ですね!!長く使われてさぞ素敵なエイジングを遂げられているのだろうと思います。
      でもキーケースなら日替わり、休日と平日で分けるなど言い訳がたくさん効くので是非!!笑

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