行ってきましたよ!!(革靴バカの鑑)
Weston Vintageポップアップストア!
伊勢丹新宿店メンズ館1Fにて、Weston Vintageのポップアップストアがやっています。4/20(火)までです。
今回はロシアンカーフのゴルフやローファーも見送り、Weston Vintageもどうかな〜なんて思っていました。たぶん新宿までは行かないだろうなと。
でも金曜、ビール飲んで寝て、ふと目が覚めて「Weston Vintage見に行っとかなくていいのか?」と考え出したら眠れなくなりまして。嫁に許可取って行ってきましたよ。
通常モデルがメイン!
この前書いた記事が早速違いました。(修正しておきました)
ウエストンヴィンテージにおいてスペシャルエディションとしてモードで現代的にアレンジされた靴の展開はごく僅かです。(そしてこちらは定価以上のお値段します。笑)
基本は通常のモデルをレストアしたもの。どれもこれも使いやすいモデルが揃っています。特に180ローファーやゴルフが豊富なようです。ローファーは7.7万円〜とかそんな値段感です。
裏に在庫があるものもあるようで、店員さんにサイズを伝えると色々持ってきていただける感じでした。
マジで一期一会!!
さて、そんなわけなのでせっかくですからマイサイズを持ってきていただいたのですが、本当に千差万別です。
通常展開していないモデルがあったり、突然サイズがあったからせっかくなのでとブーツを試してみたり。笑
そして何よりサイズ自体も前の持ち主の履き込み具合に左右されたりしますので、本当に一期一会感が味わえます。当たったらめっけもんです。マジで。
残念ながら、もでぃふぁいど は良い感じのサイズの靴がありませんでした。残念なようなホッとしたような……
再販未定!
ちなみにこのWeston Vintage、今後どこでどのように販売されていくのかは未定とのこと。
他のモデルやサイズなど、ポップアップストアが出ている間に在庫の追加があればLINE公式アカウントからお知らせいただけるみたいですが、その後についてはなんとも、とのこと。
たとえば、もでぃふぁいど はタッセルローファーがあればなぁ、なんて淡い期待を持って行きましたが良いサイズが今後レストアされたとして、いつどこでどのように販売されるのかはわからない、ということでした。笑
いやホント、ここで良い感じの靴に出会えた方はラッキーだと思います!!!
Weston Vintage考
さて、そんなこともありながらつらつらと考えていましたが……
これ、キレイめな中古のウエストンが安く手に入る!!というマインドで行くと肩透かしを喰うかもしれません。
Biginさんとかそういう特集の組み方だった気がしますが……。
たしかに形が整えられインソックもソールも純正で交換されてキレイ目な中古っぽいモノもあります。それがローファー7.7万くらいで買えたら、自分で中古の180買ってきて修理店でリペアするよりも安くなるかもしれません。実際お得だとも思います。
が、この取り組みってあくまで「前の持ち主が履き込んだ靴に第二の人生を」という取り組みです。
サステナビリティをフューチャーしており、本国のフランスらしい…….というのをもでぃふぁいど は感じ取れんですが、世界的に進んだ取り組みだと思います。
なので、そもそも「公式お墨付きの中古ウエストンがお得に買えるぜヒャッハー!!」というマインドではダメだなと思いました。反省しています。笑
なぜそんなことを思ったかと言うと、普通にパッと見て汚ない靴もそこそこラインナップしていたからです。
中古靴屋さんであれば美品ランクにはなり得ない、キズやスレが結構残っている靴もありました。
が、これ、ふと思ったのですが、
むしろ残してあるのではないか?と。
向こうでは「ちゃんとサステナビリティとか意識してんだぜ」みたいなアピールって日本より重視されますよね。アピールというか、そういう生きかた、選択をしている/してきたと主張することを重視している。個々人の発信力が高いというか。
ファッションで自分の立ち位置を表すという考えかたも強い。元々あちらでのファッションってそういうモノでしたよね。
サステナビリティという文脈で見ると前の持ち主が履き込んだということが重要なのです。
なので改めて考えてみると、この取り組みって靴がボロけりゃボロいほど良いんですよ。その方が伝わりやすい。
クローゼットで20年眠っていたものをレストアしました。新品同様です!!じゃ主張になり得ないんだと思います。
もでぃふぁいど は俗人なのでこういうやつのが良いですが。笑
というわけで、実際のところWeston Vintageは結構トゥがボロボロだったり、キズはついてるし、淡い茶色の靴でも黒い線キズだらけ、みたいな靴はそこそこありました。
これは完全に邪推ですが、本国の法人と日本法人の間にもこの認識の差があり、それでもようやく日本でも受け入れられそうな在庫が一定数貯まったのでポップアップで展開という感じでは??そして今後はまだわからないという……
また今回のウエストンヴィンテージに関しては、この哲学が大事なのでサイズに関してもピッタリ合わせにいくようなプログラムではないと感じました。
履き込み具合や前の持ち主の足の形に因るんでしょうけど、同じサイズ表記のものでもサイズ感が異なります。
同じ足の形の人って滅多にいないですから、自分で買った新品と同等のフィット感をウエストンヴィンテージに求めるのは酷かなと。(逆に合えば超絶ラッキーだと思います!)
取り組み自体は非常にステキなことだと思います。この考えに共感できて、なおかつ自らの一部として発信していきたい!そういう生きかたをしていきたい!!という向きにはピッタリです。
靴バカ観点で見ると、こんなに革柔らかくなるんだぁ〜、自分のも履き込んでいったろ!!という、エイジングのお手本として大変参考になりますのでオススメです。笑
必見の展示も!!
その他、ウエストンのアーカイブなんかも展示されているのですが、個人的に心打たれたのがアーティスティックディレクターを務めるオリヴィエ・サイヤール氏の677ハントダービー(黒)です。
2年間、たとえ火の中水の中草の中……ではないですが、砂の中海の中とまで記載がある通り、たった2年履いたとは思えないレベルのエイジングを遂げた1足が展示されています。
端的に言ってそこそこ傷だらけだし、ダブルソールのうち1枚がつま先からベロンチョいっちゃってて明らかに即修理が必要なシロモノなんですけど、よく履き込んだなと。
今やそんじょそこらのビスポークシューズ並みに価格が上がったハントをここまで履き込んだこと。それ自体貴重なサンプルですし、本来はその名の通り狩猟用のカントリーシューズです。その本懐を遂げた姿というか。
もちろん非売品ですが、ちょっと感動しました。
現実問題この価格帯の靴をこのように履き込めるのはこの立場にある人だけでは??とも思いますが。笑
そんなモノも見がてらウエストンヴィンテージ、見に行かれてみてはいかがでしょう!!
4/15追記:在庫も追加になったようです。
今日のモディファイ!
そして成果に不満があれば帰りにコメ兵新宿店さんあたり覗かれてみてはいかがでしょうか。笑
今日も楽しく読んでいます。
私も今日行ってきました!
奇跡的にシグネイチャーローファーのジャストサイズがあり、運命を感じました。(5.5のCでした)
感じたのですが、、、My1stウエストンはゴルフと決めていたので後ろ髪を強く引かれながら、地下の紳士靴フロアへ撤退です。
(ゴルフは履けそうなサイズは無くなっていたようです。ストライクゾーンを広げるためにインソールも持って行ったのですが)
スタッフさんによると、今回はウエストンの靴を手放す人がおらず買われる一方で、在庫的に次回の開催が危ぶまれる状況だそうです。
靴が頑丈だったり、下取りがメル◯リの相場を大幅に下回る価格だったり、ウエストン由来の問題もありそうですが、SDG’sの勢い的にも今後危機が訪れそうな革靴、、、今回のポップアップのようなイベントが浸透するといいな、と感じた1日でした。
かずさま
コメントありがとうございます!
たしかに下取りしても次のウエストンにしか使えないバウチャーなんですよね。ウエストンを買い替えることってあるのか?という。笑
取り組み自体は先進的なものなので、今後いろいろ改善されながら継続してほしいな、と思います。
ファーストゴルフとの良い出会いも祈っております!!