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【レビュー】FOOTWORKSサンダルを革靴100足履いて来たマニアが徹底レビュー!履いて整うサンダルは伊達じゃない!

今年の夏はとても良いサンダルに出会うことができました!!!

FOOTWORKSサンダル購入!

まだまだ暑いですね。サンダルも飽きてきましたが、かと言って革靴を履くには暑すぎる……。

今日はそんなあなたに送る、新しいサンダルの選択肢、FOOTWORKSのサンダルをご紹介します。

購入記はこちら。つまるところ「なんか履き心地すごそうだぞ」という直感から試着し、見事やられたわけです。

FOOTWORKSとは?

FOOTWORKSとは、東京は青山にあるオーダーメイドインソールを作製しているお店です。

ブランドを主宰している森健(もり たけし)氏は、日本のインソール製作の先駆けである森公一氏を父に持ち、幼少の頃よりインソールに親しんでいました。感覚としては「え?みんなインソールって使ってないの?」というくらい身近なものだったそうです。

その後、この分野の先進国であるドイツにも留学されており、帰国後にFOOTWORKSを下北沢にオープン、アスリートや芸能人、有名デザイナーなどの間でその評判がウワサされるお店となります。

現在は青山に移転し、完全予約制にてオーダーメイドインソールと革靴のオーダーを受けるお店として営業しています。予約もなかなか取れないんだとか。

アスリートや芸能人というのが誰なのかはわからんですが、COMOLIの小森氏が熱烈なファンであることが有名……というか、既製品としてサンダルが展開されることになったのも氏の熱烈なラブコールによるものだったようで。

COMOLIの展示会では小森氏を始め、スタッフ一同このサンダルを履いていらっしゃったというエピソードや、氏が「明らかに体調が良くなった」話していることからも伺えますね!!

FOOTWORKSサンダルの生まれた経緯!

森氏はオーダーメイドインソールの製作を本業としており、そのインソールを100%活かすための革靴、という位置付けで革靴のオーダーを受けています。(ハンドソーンで20万〜くらいの価格感らしく……これはこれでとても気になります)

靴よりもホールド力が弱く、足もずれやすいサンダルでは、インソールの力を100%発揮できない……というか無理!!ということで、サンダルを作るつもりは全くなかったとのこと。

しかし、小森氏が何度も頼み込み、根負けして作った試作品が想定以上に出来が良く、顧客からの評判も上々ということでブラッシュアップの末、製品化にこぎつけたそうで。

……というのは試着待ちの間にbShopの店員さんに教えてもらいました。

(森氏に会ったbShopの店員さんに聞きましたが、森氏にとっては「ほらできたじゃん」という形になったので、そこそこ不本意なようです……。笑)

外観レビュー!FOOTWORKSサンダル!

全般!

たたずまいはミニマルそのもの!黒1色なので合わせる服も選びません。

夏場はカジュアルになりがちなので、サンダルでもシックなデザインは活躍間違いなし。もでぃふぁいど もCOMOLIのセットアップがあれば合わせたい。しかし買えない……。(在庫的にも、定価的にも。笑)

機能から発想されたデザインということで、無駄な装飾はありません。インダストリアルデザイン、バウハウスに通ずる機能美ですね!(言ってみたかった)

あと特筆すべきは、適度なボリューム感!

後述しますが、しっかりした目的もあってヒールが高めになっていたり、ソール自体にボリュームがあるので、ほぼスニーカー感覚でどんなボトムスにも合わせられます。色も黒ですし。

ソールがペラペラのサンダルだとちょっと足元頼りないな、と思うこともありますが、その点FOOTWORKSサンダルは安心です。流行りのワイド目なボトムスや、ミリタリー要素のあるボトムでもしっかり受け止めてくれます。

あとナチュラルに身長盛れます。

高く見える分には良いもんだ。

フットベッドの盛り!

もでぃふぁいど が一目惚れし、ひと履き惚れした盛りがこちら。いやしかし写真だとわかりづらいですね……。

ヌメっと滑らかで魅惑的質感です。

ビルケンシュトックのフットベッドなど見慣れていると「まん中盛ってあるだけじゃん!!」という気もします。

が、もちろんただ中心にあるのではなく、かと言って露骨に土踏まず部分が盛ってあるわけでもなく。日本人の立ち方のクセを長年見てきた森氏が導き出した、踏まずのやや内側を支えるという最適解を実現すべく設計されたフットベッドです。

なんでこれであの履き心地なのか?不思議でなりません。すごいのよ。

Guidi社のレザー!

レザー部はGuidi社のレザーです。質感からして同社のVITELLO FIORE(ヴィテッロ フィオーレ)でしょうか。

だとすれば、説明は以下の通り。

ヨーロッパの限定された地域の子牛原皮をドラム式タンニン鞣し法によって、丁寧に時間を掛けて製造されています。
可能な限り手作業で工程を行うことをポリシーとし、100年以上前の伝統的な製法を変えず、現在まで継承している稀有なレザーです。また上質なオイルをふんだんに含ませることにより感じられる、しっとりとした柔軟性も特徴の一つです。
その頑なな製法への拘りにより、いわゆるオイルスムースレザーでありながら、どこかノスタルジックな風合いを感じることができます。
尚、オイル含有量が多い商品のため、季節によりオイルの白化が起こる可能性があります。これはオイルが固まって起こる現象であり、表面を布で軽くこすることにより収めるができます。
この商品は、主にブーツ用として製造されています。

株式会社ニッピ・フジタ(https://nippi-fujita.com/)より

フルベジタブルタンニンなめしのオイルたっぷりカーフ=バケッタ製法による革ということで、初期マットな質感ですが経年によるツヤ増加など、とても楽しめそうです。

質感もベジタンならではの分厚さと堅牢さが感じられてGOOD!!

通常ベジタンの革はシミになりやすいですが、黒ですし、オイルも入れてあるブーツ用ですし、そもそもサンダルなので雨では履かないので問題なし!!

も「磨いても楽しそうですね」

店員さん「磨かなくても大丈夫ですよ」

も「でも……磨きたいんです……」

という一幕もありましたが、好きにしたらええ。エイジングさせようと思います。

革の面積は決して広くないですが、磨くのが好き、革が好き、という方には刺さるレザーです。見て触って嗅いで惚れろ!!

ベルトが!!立つ!!

なお、このGuidi社のカーフはベルトを支える部分にも使われており、この革の堅牢さのおかげで脱いでもベルトがフニャンと倒れません。

おかげで脱ぎ履きしやすい、というのは特筆すべき点です。スポサンだとあれ、結構ストレスじゃないですか?

そしてベルトが自立するので置き画でもサマになる!!!ブログやSNSやってなきゃ関係ないかとも思いましたが、永く愛用するものの佇まいが美しいのは良いことですよね。

ソールは安定のビブラム!

ソールは信頼と実績!世界No.1ソールブランドのvibram社製です。

スポンジソールかと思いきや、やや重め、硬めのソールです。重さとしてはダイナイトソールよりちょい軽いくらい?

ただ、柔らかい素材は削れやすいという懸念もあるので、歩いていて気にならない程度のこの重め、硬めが良い感じかなと。

購入以来ヘビーユース、少なくとも50km歩いていますが、つま先が少し削れたくらいで耐久性については安心できそうです。

ちなみに店員さん曰くソールの張り替えは不可……というか、買った方が安いくらいの修理費になると思います、とのこと。ちょっと残念……。

まぁ、削れ部分の異素材継ぎ足しならミスターミニットさんでも可能でしょうし、なんなら最終手段はユニオンワークスさんに持ち込みでなんとか……なってほしいところ。

そこまで履くなら靴オーダーしちゃいそうな気もしますが……。

超便利バックル!!

このバックル、超便利です。

このサンダルのフィッティングはこのバックル頼み。よって脱ぎ履きの際はこのバックルで締めたり緩めたりする仕様です。

で、このバックル、片手でこの調整ができちゃいます!!早い話がグラミチのベルトと同じ感じです。

バックルを起こせば緩まり、紐を引っ張れば締められる。履いている間の緩みもありません。

当たり前ながら靴べらも必要ないですし、ベルトも自立しているので足を突っ込んで両手で両足のベルトを引けば歩き出せます。

正しいフィッティングを得るためには、カカトをしっかりサンダルのカカトに寄せる点だけ注意しましょう。

FOOTWORKSサンダルの履き心地レビュー!

アーチのサポート感、ハンパない!

FOOTWORKSのサンダルの履き心地は、試着で履かせてもらって、立った瞬間すぐに、「おお!?」っとなる感動の履き心地です。

土踏まずを強烈に突き上げるような、オールデンのモディファイドラストのようなフィッティングとは違います。

あくまでジェントルに姿勢を導く感じのサポート感です。ただ、決してサポート力が弱いわけではなく、「おら!こうやって体重かけて立つんだよ!!」と強烈に導いてくれるというか……。

履いた状態で猫背になることもできますが、その一方で「こうやって立てば良いのね」というのが直感でわかるのです。履いた瞬間わかるのは驚き!

ただ中心が盛ってあるだけに見えますが、特に足内側の縦アーチ(踏まず)と前方の横アーチのサポート力はビルケンシュトックより強く感じます。

より姿勢を正しく導いてくれる、という点ではビルケンシュトックよりFOOTWORKSサンダルの方が上でした。(ちょうど価格に比例したサポート力かもしれません)

あまりに履き心地良いので購入後すぐに履いて帰りましたが、店員さんには「姿勢めっちゃ良くなりましたね!」と言われ、合流した妻もなんだか小さく見えます。

なんだか嬉しくて「背縮んだ?それとも俺が伸びた??」と何度も妻に聞いていたら大層ウザがられました。そう、全ては姿勢が良くなったから!!

フィッティングの要は後方ベルト部!なので楽!!

このサンダルのフィッティングの要は後方のベルトです。前方の革部分はガバガバでOK。というかここがキツいと親指をエグります。

歩くときにはベルトをキツめに締める。しばらく座るなら少し緩める。しかもそのあたりの調整は前述の通りバックルで簡単にできます。

その後しばらく履いていますが、靴擦れは初日からなし。当たる部分も特になし。TEVAとか絶対靴擦れと無縁じゃーんとか言って履いて、前方ベルトを留める三角形のパーツが当たって痛え、みたいな罠もありませんでした。

即採用、即戦力!!

1.5cmの前傾がたまらない!

ここまでで既にやみつきの履き心地なのですが、ポイントはこちらにも。

このサンダルはヒールが1.5cm高くなっており、フットベッドが前傾しています。

そしてこの前傾こそがこだわりのポイントで、歩行時に指先を自然に使えるようにしてくれるとのこと。意識してみると、たしかにそんな気がする!!

なにより、他のフラットなサンダルを履くと物足りない感覚になります……。

おまけ:色移りはほぼなし!

しばしばこういう真っ黒なレザーサンダルで問題となる、足裏への色移りですが、FOOTWORKSサンダルに関してはほとんどありませんでした。

汗の量とかにもよるかもしれませんが、もでぃふぁいど は1日履き通しでも特に気になりません。

正しい姿勢で身体長持ち?FOOTWORKSのサンダルの履き心地が刺さるワケ

しばし個人的な考えを綴りますが、身体は消耗品で、かつ、正しい使いかたで使うことで長く使うことができると常々思っています。

たとえば軟骨はすり減ったら回復しないなど、運動すればするほど身体は消耗します。(かといって全く運動しないのは別のリスクがありますが……)

多くのモノと同じで、身体には正しい使い方、たとえば正しい歩きかたや立ちかたがあり、それを実行することで消耗品である身体を永く使うことができる……。つまり、革靴を長年履くための歩きかたが存在する、という考えです。(飛躍)

合気道を齧っていたのもあり、身体を正しく使うことで正しく力を伝えて最大限に発揮する、ということがなんとなく実感を伴っているのもあるかもしれません。

わかりやすい例で言えば、水をたっぷり入れためちゃめちゃ重いバケツを1つ持たされるシチュエーションをイメージしていただきたいです。

思い浮かべると、体の目の前で両手で持ってますよね?

そのバケツをそのまま片手で、腕が肩と水平になるまで持ち上げたらどうでしょうか?明らかにキツくなるはずです。

物理的にはモーメントが〜というような話になると思いますが、合気道においては力が伝えやすいのは身体の中心線近く、という考えで表されます。バケツが身体の中心から外れた位置(=腕を上げたとき)は上手く力が伝わらないというわけです。

同じ理屈で言えば、子どもをかつぐなら抱っこやおんぶより肩車のが楽だと思っています。ツボを運ぶのだって頭の上が楽!!(機会がないですが)

そんな感じ……どんな感じだよ、という感じですが、もでぃふぁいど がやたら靴の履き心地にこだわるのは、こういった考えからです。身体を正しく使うことで力がきちんと発揮できれば、より疲れにくくなったり、身体を長く使えることにも繋がるのではないかと思っています。

で、FOOTWORKSサンダルは正しい身体の使い方を教えてくれるサンダルです。

足を前に向けて出す、という部分だけ意識すれば、かなり姿勢良く歩くことができます。こんな製品に出会いたかった!!出会った!!!

逆に言えば、このFOOTWORKSサンダルにおいて、オーダーメイドインソールから削ぎ落としたのはその部分、足を前に向けて歩くことのサポートだそうです。(店員さん談)

足の向きって、よくよく街行く方を見てみると、案外逆ハの字で歩いている方は多いです。森氏曰く、「車で言うと、まっすぐ走行したいのにタイヤが外を向いている状態」。

すると、

足が進行方向に向いていないと、進む方向と足を使う方向が異なる為、足が捩れます。

足が捩れると言うことは、足首も捩れ、膝も捩れ、骨盤、内臓、背骨、肩、首、頭と全身の捩れと歪みに繋がります。

FOOTWORKSブログ (https://www.footworks-tokyo.com/blog/16344/)より

という事態に……。味の乱れは宇宙の乱れまで繋がるようなもんですね。

ラーメン二郎の社訓はさておき、たしかに整体行っても「身体ってすぐ戻っちゃうから継続して来い」と言われたりしますよね。身体の使いかたを直さないとこのマッチョなおじさんに「フンヌゥ…ッンンッ!」とか言われながら一生プレスされる人生かぁ……と思った覚えがあります。(1回で辞めた人)

FOOTWORKSのサンダルを履いても履かなくても、足は進行方向にしっかり向けようと思いました……。

という長ーい話で、気になった方はぜひ試着だけでも。もでぃふぁいど の身近な人にも明らかにカカトが傾いている靴を履いているような人もいるので、FOOTWORKSを履いてほしい、心の底から……!!

正しいは疲れる?

FOOTWORKSサンダルはたしかに長距離歩くことができます。

ただこれが疲れないかというと、人によるかと。

もでぃふぁいど はさんざここまで語っておきながら超絶猫背なので(笑)、良い姿勢を保つための筋力が不足しています。

なので、このサンダル履いて背筋伸ばして歩いていると、背筋なんかは結構疲れます。

正しいは疲れる……。何か示唆に富んでいる気もしますね!

でもこの疲れこそ正義の疲れ。正しい姿勢を保つために必要な筋肉は積極的に鍛えるにやぶさかではありません

もでぃふぁいど は前向きに豆乳を飲みながらFOOTWORKSサンダルをせっせと履いています。鍛えろ脊柱起立筋!!

FOOTWORKSサンダルのサイズ感

FOOTWORKSサンダルのサイズ感ですが、実寸が左25.2/右25.4cmの足で26.0cmがジャストでした!ただし、試着推奨です。

サイズの選びかたについては、FOOTWORKSのブログにも記載があります。

サンダルのサイズの選び方

サイズ選びについて、下記の事を考慮して選んで頂けると適正サイズを決めやすいです。

まずは普段履いているスニーカーなどから1.0cmほど小さいサイズを履いてみてください。

足を入れたら、かかとを一番後ろまで強くグッと下げてください。

そこでつま先が余るようならサイズを下げてみてください。

つま先がサンダルより出てしまう場合はサイズを上げてください。前のベルトは多少緩くても大丈夫です(足首のベルトを強く固定)。

ベルトを強く、思ったより強く締めてください。座っている時は緩めて、歩き出すときに締め直してっください。どちらも片手でワンタッチでできます。

https://www.footworks-tokyo.com/blog/16344/ より

革靴を普段から履く方なら、そのサイズを基準にするのが早いです。スニーカーサイズから-1cmと書かれていますが、足の実寸を基準にしろ、ということのはずなので、だいたいそのくらいになります。

もでぃふぁいど はパラブーツで7履いていますということを店員さんに伝えて、26.0cmをドンピシャで持ってきていただきました。(UK7は25.5cm相当ですが、パラブーツはデカいのでそれも見越してでしょう。)

26.0cmということで、リラックス目に履くオールデンくらいのサイズ感で良いんじゃないですかね。記載ある通り、前のベルトはガバガバでOK。足首のベルトはいくらでも締められます。

つま先が出る/出ないは、歩行時に指先が赤いラインの段差から出ないように、ということで判断されていました。歩行すると指が前に出るので。

そもそもこの手のサンダルでサイズ展開が0.5cm刻みなのは嬉しいですよね。履き心地に本気で向き合っている感があります。

というわけでFOOTWORKSサンダルのサイズは革靴のサイズを基準に選ぶのがオススメです!!

まとめ!

FOOTWORKSサンダルはミニマルな外見で何にでも合わせやすいコーデ万能選手ながら、その履き心地は足裏しっかりサポートの実力派!!正しい姿勢で背筋伸ばして身長盛って目指せモテ街道!!!

今日のモディファイ!

このサンダルを履いてからというもの、平らなインソールの履き物だとなんか物足りない……FOOTWORKSのサンダルが履きたい……!!という想いに駆られます。来年買い足しかねないな、こりゃ……。

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