季節外れのサンダルまとめ
これまでの経緯
ユッタニューマン作れるのでは?
からの
工程メモ。
今回最後の仕上げとして化粧釘も打ちましたのでそのあたりと自由研究の総括をば。
化粧釘打つ!!
ユッタニューマンといえば、無骨さをマシマシにする釘。
完コピは既に無理な気がするものの、ここまできたのだからとやってみました。
まず釘ですが6mmは今回の用途にはちょっと短いです。6mmってもはや手でつまんで打てないですからね。
素材は真鍮一択。でないと食い切りで切れなかったり、釘しめで大変に苦労することになったりする気が……。
短いのを買っちまったのはしょうがないので、レザークラフトの丸キリを買って下穴を開けてから打ち込むことにしました。
普通のキリでも良いですが、釘より太い穴が空いてしまうとどうしようもなくなるので、細いキリを使いましょう。
下穴の位置は本家ユッタニューマンを参考にするも良し、履いてみて絶対に足が乗らない場所にしておくも良し。与太新人にはどっちもあります。
下穴を開けたら釘を差し込んでハンマーである程度打ち、食い切りで釘の頭をカットします。
カットするとこんな感じ。このまま履いた日には血を見ます。火を見るよりも明らかです。
なので釘しめでシメます。飛び出た釘に釘しめを当ててハンマー!ハンマー!!
上から触れても痛くない!となれば安心です。
とまぁ、ここまでやって思いましたが、
全く目立たねえなこれ。
正直あってもなくても変わりません。
基本釘の頭も取っちゃっているので、ソールを固定する効果も怪しく、もはや何のためについているの?状態です。
目立たせるならもっと太めの釘でやるべきだったな……。また、釘しめもどんだけの力でやればユッタニューマンみたいに凹むの?やっぱり機械?
というわけでモヤモヤしながらも与太新人作成は終了。超お疲れ、俺、、、。
与太新人作ってみて
直後!
もう二度とこんなんやるか!クソが!!
という心からの思いがすごかったのを覚えています。笑
ブログにまとめ直すと大したことない作業の気がしてきますが、当人はマジで疲れました。
挑む方はそれなりに覚悟を持って挑まれることをオススメします!!!
少し時間が経って
いや、意外とコレ悪くないぞ??という気がしてます。
まず、履き心地が良いです。
肝心のアーチサポートの盛り上がりは、ストラップの位置設定のせいで履いているうちに低くなってしまったのですが(笑)、その代わりストラップがええ感じにアーチを支えてくれています。
オールデンのモディファイドラストを1日履いたあとに、与太新人に履き替えてもガッカリしないアーチサポート具合です。コレは良いもん作ったのでは??
また、ストラップの遊びもほぼないので、足へついてくる感じが市販品とは段違いです。
正直このサンダルを作ってからというもの、アイランドスリッパがブカブカに感じられるようになってしまいました。あれはハワイの風なのでユルくていいんですけど。
そんなわけで、時を経てジワジワと与太新人の良さが沁みてきます。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、サンダル履いてりゃ労苦も忘れる。
今や2足目にチャレンジしてみても良いのでは?とかたまに思います。なんせ道具は揃っているので5,000円あれば1足作れちゃいます。
コードバン買ってストラップに……とか考えてる時間もまた楽し。古今東西のサンダルを画像検索しつつ、与太新人2世のデザインを検討しているもでぃふぁいど がいます。
そんなにサンダルばっかあってもしょうがないんですけどね!!!
ここでも立ちはだかる足2本しかない問題。
サンダル道の果てに
そして古今東西のビーサン道で見つけたのは、横浜は元町、グロースターロードシューズショップさんのビーサンことビスポークサンダル。
製作は銀座のビスポークの銘店、銀座クレマチスのアッパー担当の千葉さんが担当します。
来店が可能なら3.5万〜いわゆるビーサンが、4.5万〜フランス軍のミリタリーサンダル型のモデルが頼めます。なんとミリタリーサンダル型であればリモートでも自分の足を測ったサイズを伝えれば作ってもらえるようです。
道具一式揃えて怪しいサンダル作るくらいなら、ゼッタイこれ作ってもらった方がなんなら安いし満足度高いよね。
これにてサンダルに捧げたひと夏の自由研究を終わります。
今日のモディファイ!
来年作るのかオーダーするのかは神のみぞ知る感じですね……!!